追加注射/入院治療終了/あした退院!/来週9日外来

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入院中の最後のR-CHOP療法を終えてから12日目のきょう、2度目の採血・血液検査がありました。

いつもの日勤帯の最初のバイタルチェック時、「皮下注射をきょう1回だけ追加、ということです」と。

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午後、病室へ来てくれた主治医。これまでの治療経過から、きょうの検査結果によってあと3回ぐらいの注射が必要かもしれない、と思っていたそうな。

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【2016.03.02 朝食】

ところが、医師から見ると意外に回復が早く、「念のための追加1回」で、入院での治療はこれで終了、あした以降、いつでも退院できるので、家族と相談のうえ、決めてほしい、と。

午後4時半ではありましたが、仕事中の妻にさっそく電話し相談。あしたの昼休みの時間に退院の迎えに来てもらうことにしました。

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来週の9日には追加放射線治療に関する放射線科外来予約があるので、同じ日のその前に、今の主治医の外来で、今後の相談をすることにしました。

したがって、当面の受診などの予定については、すべて9日の2つの外来受診時に相談もしくは決めることとしました。

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【2016.03.02 昼食】

追加放射線治療の有無、する場合に通院か入院かも9日に決まりますが、ともかく、昨年9月28日以来、私にとっては初めてとなる、5か月超の長い長い入院生活でした。

入院治療は一区切りついたとはいえ、まだ終わったわけではないので、油断せず、入院前の「原状回復」に近づけるよう、体力回復・健康維持に努めたいと思います。

 

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【2016.03.02 夕食】

 

消されゆく母子避難・自主避難/原発避難者とは誰?

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『ルポ 母子避難』(吉田千亜著、岩波新書)を読みました。

3・11からまもなく5年です。原発事故がなければ浴びるはずのなかった放射線を避けるため、事故前よりも間違いなく空間放射線量の値が高い地域から離れた地域で子どもたちを育てたい、と、願うのは、避難指示があろうがなかろうが、親として当然のことです。

ところが現実はその願いにまともに応えるものとはなっていません。

避難指示の有無で分断され、住む場所の放射能汚染の程度で分断され、被ばく影響に対する認識の違いでもまた分担されています。

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被災者同士のなかの双方向の努力によって詰めなければならない「認識の違い」もあるかもしれません。

ともかく、原発事故は福島だけの問題とされつつあり、まして福島県外から避難した原発避難者は、ほとんど無視され続けている現実です。

だいたい「原発避難者とは誰か?」。この問いに日本政府は答える意思があるのでしょうか。

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本書には、避難した母子に寄り添い続けている著者による、「自主避難者の住宅支援打ち切りに対し、一石を投じたいという思いと…消されゆく母子避難者・自主避難者のこの五年間を決して消さない、という思い」が込められています。