けさも年度末に関係なく/注射は最後?/あすの血液検査/高橋ちづ子議員/社会保障認識を欠く首相

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世間は年度末を迎え、なにかとせわしいかと思います。

県議会も質問、常任委員会など来年度予算審議を抱えつつ、きょう3月1日は議会を休会にし、基本的には地元の県立高校の卒業式にはせ参じているはずです。

そういうこととはまったく関係なく、けさも5時過ぎにはスクワット・ダンベルで体を目覚めさせました。

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午前中の10回目の皮下注射は、予定としてはきょうで終え、あす朝に採血して血液検査です。

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【2016.03.01 朝食】

その検査結果によって、その日からの(自宅外泊など)私の日程も決められる、ということになります。

もちろん(?)、結果によっては皮下注射をあと2~3日追加、という治療方針もあり得ます。

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【2016.03.01 昼食】

昼前には衆院予算委で高橋ちづ子議員の締めくくり質問を視聴。消費税増税中止と社会保障拡充の立場から、アベお粗末政治を実にわかりやすく告発しました。

すでに youtube でその様子を全部見られるので見ていただけると幸いです。

社会保障に関する、日本国憲法に基づく基本的な認識は、アベにはまったくないことが彼の答弁でよくわかります。「自助・自立」を基本に置きながら、国として社会保障の向上及び増進に努めるといけしゃあしゃあと語る姿…

午後は読書、夕刻以降はテレビ。午前中も午後も、寝る時間も短くありませんでした。

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【2016.03.01 夕食】

ルポ 消えた子どもたち/「助けてって何度も何度も思っていた」/子どもの人権・社会保障の課題として

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『ルポ 消えた子どもたち』(NHKスペシャル「消えた子どもたち」取材班、NHK出版新書)を読みました。

取材班として、「何らかの理由で社会とのつながりを絶たれた子どもを『消えた子ども』ととらえ、子ども本人に直接会って話を聞くことと、独自の調査を行って、できる限り実像に近づくことを取材の目標」としました。

8人の取材班を立ち上げたのが2014年8月、そしてその取材結果は「同じ年の12月にニュースや「NHKスペシャル 報告調査“消えた”子どもたち-届かなかった『助けて』の声」で放映されました。

160301消えた子ども帯_R【オビに引用されている「はじめに」】

本書はその番組取材によるものです。

18歳まで家に監禁され、小学校にも中学校にも一度も通えず、自力で家から逃げ出し、警察に保護。

車上生活を余儀なくされ、1年以上、小学校に通えず、父親の病死をきっかけに児童相談所に保護。

母親の精神疾患が原因で、中学校にはほとんど通えず、母親が逮捕されたことをきっかけに保護。

160301消えた子どもカバー_R【カバーソデのキャッチコピー】

本書の取材に応じた子どもたちです。

どのケースも、たまたま、本人の勇気や偶然をきっかけに社会が気づき、適切な機関へと送られたのですが、もしかしたら、今もこの子どもたちは消えたままだったかもしれない、とは著者たち。

最初の子は、「もう同じような思いをする子どもが生まれてほしくない」からと取材に応じ(というか、ほかの子たちも)、「先生も、行政の人も、誰も、誰ひとり、私の存在に気づいてくれなかった。助けてって、助けてほしいって何度も何度も思っていたのに、まるでこの世に存在していないようだった。ずっとずっとこの世にひとりきりだった」…

果たして今も繰り返されていないのか…

子どもたちの「助けて」の小さなSOSの声をすくい上げる社会的しくみが当面必要ですが、根本は、本書の「おわりに」でも触れているように、子どもの人権、社会保障の重要な課題として、こういった子どもたちがそもそも生まれない社会構築へどうするか、真剣にとりくまないとなりません。

指針は日本国憲法にあるのです。