きょう、あすと党県委員会と党県議団の会議で福島市に来ています。
おとといから、県議団控室は来月末まで仮設庁舎に引っ越しです。
国会では、衆院安保法制特別委員会で戦争法案を自民・公明が強行採決。
夕刻には、福島駅頭で怒りを込めてこの暴挙を糾弾するとともに、安倍政権をこれ以上続けさせてはならないこと、これからも国会で廃案に追い込むために、戦争する国に作り変えてしまう戦争立法反対の世論をいっそう広めよう、と訴えました。
けさは小名浜地域での「定時定点」の街宣です。
地域と職場の党支部・後援会の7人のみなさんといっしょです。
車から手を振ってくれる人、クラクションを鳴らしてくれる人、いつもありがとうございます。
きょうは小名浜の大原(おおはら)地域の医療生協班から呼ばれ、戦争法をはじめ、原発推進・社会保障解体の安倍政権の政策の勉強会でした。
終戦時のことを覚えているかたなどを含め、15人ほどの女性ばかりの班です。
竹やりで少女時代に訓練させられていたこと、身近な人を戦争で亡くした人、ウソにしか聞こえない安倍首相の答弁や国民の声を聞こうとしない安倍政権への怒り。
戦争体験をしているみなさんの実感がこもった言葉が続きました。「若者たちが立ち上がっている、国民が一致団結して政権に対決するとき」と力強い締めとなりました。
6月県議会の私たちの「県政報告」チラシを見た市内在住のかたから、県庁の県議団控室に電話があり、さっそくたずねました。
震災時には双葉郡内に住んでいましたが、いわき市へ住民票を移したそうです。「戦争法について本当のことを知りたい。原発事故後に、いわき市内のスーパー前で、あなたが原発のことで話しているのを聞いた」とのこと。
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月曜日朝は、地元の郷ヶ丘・中央台のみなさんと2か所の「定時定点」街宣。
福島市議選で共産党の4人の候補者全員が当選したことも伝え、違憲立法の戦争法のくわだて、福島切り捨ての原発再稼働・原発推進政治を告発し、地方から「安倍暴走政治ノー」の声を広げよう、と訴えました。
きょうは浜通り医療生協支部の「平和あっての社会保障」をテーマにした学習会があり、私が講師をつとめました。
昨年の医療・介護総合法、今年の医療保険制度改革関連法、そして先日5月30日に閣議決定された「骨太方針」に盛り込まれた社会保障「改革」メニューなど、安倍暴走政治が進める憲法違反の社会保障政策、そして日本国憲法がさし示す「平和・福祉国家」を私たちがめざすべきことを1時間にわたって話しました。
社会保障にかかわる法律が変えられてしまったあとの私たちのとりくみをどう進めるか、介護の事業者や利用者家族の話を聞く機会を持ちたい、医療関係団体が自民党に政治献金することをやめさせられないのか、などの話、そして戦争の惨禍を繰り返さないための現行憲法を守り活かすことのたいせつさも訴えられました。
午前中は私が生まれ育った内郷(うちごう)地域の党後援会によるつどいでした。集会所に40人ほどのみなさん。みぞぐち民子市議と参加しました。
私は、きょうからつどいや勉強会が続くこともあって、医療・介護・戦争法などに関する資料は同じものを使用しようと思って準備。
「消費税は社会保障のため、と言って導入され、増税も3%から5%、8%とされ、2年後には何があろうと10%と言うが、社会保障は悪くなるばかりじゃないか」
「どう見ても弱い者いじめの政治だが、どうしてなのか」
安倍自民党政治の本質を突く質問で、質問するほうも答えるほうも、いろいろ勉強になるつどいでした。
午後は江名(えな)地域の党後援会員宅をお借りしてのつどい。ご近所などから10人の参加でした。
ご近所のかたの実家が全町避難の浪江町で、しかも津波でご近所すべてが流された地域。
お母さんが原発事故後に避難所を転々とし、その後も施設を転々とし、やっといわきの施設に入れたと思ったら、昨年亡くなられたそうです。震災関連死とはまだ認定されていないんだそうです。
親戚も全国にバラバラ、いわきの復興公営住宅に入居した実家近くの人たちはうつ病に悩まされ、仮設から移った同級生たちも以前にもまして孤立した生活で、課題も問題もいよいよ深刻化している、という訴えです。
こういう時に、福島第二原発の廃炉も言わない、それどころか原発再稼働に突っ走る、そのうえ戦争できるための法律準備とは、原発事故で散々な目に今も会わされている福島県民は見捨てられているのも同然だ、と悲痛です。
参加されていた人からは、「避難を強いられている人たちの実情は初めて聞いた。こういう機会をもって、一致団結して暴走政治をやめさせないと」と、切実な思いが語られました。
家に戻ってからは、今月25日に金沢で報告する「しゃべり原稿」をやっと仕上げ。8,800字のためにずいぶん時間を費やしました。
やっと次の原稿に取りかかれます。締め切りは実質4日後。
定数35人に44人が立候補し、大接戦の福島市議選の最終日、日本共産党の4人の候補者のうちの現職・土田さとし候補の選挙区に入り、日本共産党の政策を訴えて歩きました。
いわきから応援に行った2人とともに行動し、昼食をはさみ、2人が「しんぶん赤旗」号外・「民主福島」号外のセットを配布し、私は13か所の街頭から訴えました。
通りかかって「がんばって」「応援してます」と声をかけてくれる人たち、自転車からガッツポーズをしていく人、家から出てきて「ぜひがんばってほしい」と激励してくれる人。
子どもたちが手を振って「こんにちは~、がんばってください」と言ってくれるのはどこでも共通かも。
それでも何となく、いわき市内で私の活動地域内で宣伝しているのとは、ずいぶん違うことを感じますが、ともかく、「共産党に期待したい」という雰囲気を実感しました。
どうしても原稿を仕上げたく、夕刻にはいわきの自宅へ。その前にペロと散歩。
午前中、刷り上がった6月議会報告の「県政報告」を持ち、宮川さんと党地区委員長とともに、市内各団体を訪問しました。
いわき市医師会事務局、いわき市建設業協同組合、磐城(いわき)林業協同組合、いわき商工会議所、浜通り法律事務所、いわき森林組合、いわきウイング建設組合、JAいわき市、福島県漁連、いわき市漁協、いわき市薬剤師会事務局とまわりました。
戦争法をめぐる安倍政権の有無を言わせぬ横暴さ、派遣労働をいっそう広げること、医療・介護をめぐる国の責任放棄と地域への押しつけへの乱暴さへの怒りなどとともに、共産党への期待を強く感じる訪問でした。
午後は平北部地域の党支部・後援会の5人と4か所の街頭から訴え。
街宣後、ご近所にもあいさつしてまわりました。
宣伝カーに手を振ってくれる人たち、街頭場所で話し始めると聞きに出てきてくれる人たち、話し終えると「チラシが欲しい」と宣伝カーまで来てくれる人。
ある高齢の女性は、「私の親から聞かされていた共産党のイメージとはまったく違う共産党。私たちのために働いてくれていることがよくわかります。夫は戦争孤児で、戦争はぜったいやっちゃいけない」と、わざわざ話に来てくれました。
夕刻に家にもどってからは、金沢で話す30分間報告の原稿書きの続き。
きょうは10時半からの代表者会議に続き、私が委員の各派交渉会が11時からありました。
8月5・6日に、東京電力、政府機関を呼び、原発事故対応と原子力災害からの復興などについて質疑する県議会全員協議会を開催することにしました。
一問一答方式による各会派の質問時間、7月24日の質問通告締め切りなどを確認しました。
控室では、県庁耐震化工事に伴う来週からの仮庁舎への引っ越し準備でたいへんなのですが、私はそうも言っておられず、おとといから書き始めた原稿の正確を期すのに各部署に資料を請求し説明してもらう連続でした。
避難者支援課には震災関連死にかかわる災害弔慰金認定者数のデータ。
原子力損害対策課や財政課には現時点までの県や県内市町村の損害賠償請求額と支払い額。
原子力安全対策課には、2008年に東京電力が津波予測の計算をしていたことの確認。
義務教育課と高校教育課には原発事故での避難学校の今年度の生徒数データ。
これらとは別に、今度の日曜日から医療・介護、戦争法をめぐっていわき市内の党後援会のつどいも連続して予定されていて、その準備もしました。
平然とした顔でしていますが、しっちゃかめっちゃかです。
昨年の手術後1年検査一式を4月にして、その3か月後のCT検査でした。
術後3か月ごとの検査をさぼらないできちっとするために、手術したこの病院で続けることにしました。
家にもどってから、きのう始めた原稿執筆の続き。県庁の避難者支援課、避難地域復興課、原子力損害対策課に電話しながらです。
事故から5年目に入って、知事自身も「さまざまなところで分断と矛盾を引き起こし、複雑化した課題」(2月26日、2月県議会初日)と言う全体像を短時間で正確に伝えるのは至難の業と感じます。これまでも県外で何度か福島の実情を語るときには1時間は語っていました。
夕刻には雨のなか、「平和憲法を守ろう! 戦争法はいらない! いわき市民集会」がありました。
いわき地方労平和フォーラム、いわき市職連合、いわき市労連、小名浜地区労の代表がそれぞれ主催者あいさつ、訴え、ガンバロー三唱を役割分担しての集会です。
集会後はデモ行進。畑中ひろ子・広野町議と並んでシュプレヒコールです。
集会前、会場近くの事業所によって社長さんと少し懇談。「若い自衛隊員は3・11後の自衛隊の被害者捜索や被害者支援の姿に感動して入隊したはず。海外へ武器を持って人殺しをするかもしれないために入ったわけじゃない」「憲法9条を基本に考えれば平和的・人道的支援はいくらでもできる」「安倍くんはおかしいよ」「この流れを止めてほしい。応援できることは何でもしたい」と訴えられました。
けさは小名浜での定時定点。小名浜の地域・職場から8人の党員・後援会員が朝8時前から出てきてくれました。
歩道を歩くかた、車からの声援にきょうもまた励まされました。
午前中は私の地元の党支部・後援会の2人と、私が住む隣りの中央台の住宅街の6か所の街頭から訴えました。
閑静な住宅街と言ってしまうとそれまでですが、話し始めると出てきて聞いてくれる人、集合住宅で窓を開けて聞いてくれる人、通りかかる車から手を振って声援してくれる人。
庭に出て聞いてくれる人もいました。
午後は家にもどり、今月下旬に予定している石川県での第57回自治体学校の分科会「原子力地域防災と再生可能エネルギー自立への道」で話すための30分間の「話し原稿」を書き始めました。
実はそのレジュメ・使う資料の締め切りが今月3日で、6月議会の閉会直後で、議会中に関係部署の職員に資料を求めたり聞いたりした大半は、このためでした。
ともかくレジュメと資料だけは用意し、何をどう話すかは、あとで考えることにしていたのでした。
難儀な作業が続きます。
けさは地元党支部・後援会の5人のみなさんと、いつもの2か所でおもに通勤されるみなさんに街頭からの訴え。
いつにもまして、車から手を振っていってくれる姿が目立ったように感じます。しかも若い人が。
『福島原発事故賠償の研究』の「東京電力の法的責任」を読んでいて、津波予見にかかわって時系列にまとめる衝動に駆られ、別途のようにまとめました。
今度の日曜から入ってくる勉強会などで話す際の資料として、あれこれ取捨選択する作業も。
とりわけ社会保障をめぐっては、6月30日に安倍内閣が閣議決定した「骨太の方針」で、2016~18年度を「経済・財政再生計画」の「集中改革期間」にし、社会保障を目の敵にして、社会保障費を1年あたりにして3000億~5000億円、3年間で9000億円~1兆5000億円削減することで、自然増を1兆5000億円に抑える姿勢を明記しました。
昨年の「医療介護総合法」、今年の「医療保険改革関連法」に続き、徹底した社会保障改悪を新たな段階に進めていくものです。
社会保障の「向上及び増進」(憲法25条)を国民から義務づけられている政府がこれを断行することは、立憲主義も憲法の最高法規性も投げ捨てるもの。
戦争法によって憲法9条を破壊する姿勢とまったく同じです。