生環部審査/賠償・避難者支援など質疑/鮫川村の焼却実証実験施設/長計審査理事会

121214生環部

企画環境常任委員会の2日目は午前、午後と生活環境部審査。

部長説明、原子力損害対策担当理事説明、補正予算の生環部総務課長説明、5つの条例改定案の担当課長説明、それに県長期総合計画見直しに伴う生環部所管の5つの部門別計画と地球温暖化対策推進計画の改定作業状況の担当課長説明を受け、それぞれ質疑しました。

今月5日、東電が自主的避難者等に係る損害に対する追加賠償基準を示したことに関して「対象期間や対象区域、賠償額など、基準を超える損害についても確実に賠償がなされるべきである」とする県の姿勢、県内自主避難者への支援と関わり、子ども・被災者支援法について「本件の実情や避難者の意向が反映され、きめ細かな支援策が早期に実施されるよう」国に働きかける県の姿勢を私からただしました。

また、議案以外の事項では、鮫川村に環境省が「放射性物質を含む農林業系副産物の焼却実証実験に係る調査業務」による焼却施設を設置することについて、近隣市町民が中止を含めて要望を出している件について、住民への説明と理解・合意が不可欠である立場から、県の姿勢をただしました。

121214長計理事会

昼休みの時間には、県長期総合計画審査特別委員会理事会があり、きのう夕刻までの質疑通告に基づき、通告者の質疑順序を確認しました。質疑は18日で、共産党は宮本しづえさんが8番目、午後の休憩後の3時前ぐらいから質疑予定です。

県長計特別委・理事会/企画環境委員会

121213特別委

きのうの本会議で設置が決まった全議員が委員の「県長期総合計画審査特別委員会」がありました。今議会に提案されている議案「福島県長期総合計画について」、特別に審査するための委員会です。

121213特別委理事会

18日を質疑の日とし、企画調整部長、復興・総合計画課長の議案説明後、理事を選任し、私もメンバーになりました。

委員会後、理事会が開催され、各会派の質疑時間を確認。

121213常任委質疑

11時からは企画調整部審査の企画環境常任委員会。

議案に加え、県長期総合計画見直しに伴う部門別計画改定案のうち、企画調整部が所管する「県国土利用計画」「県水資源総合計画」「県過疎・中山間地域振興戦略」「県文化振興基本計画」「県生涯学習基本計画」「県スポーツ推進基本計画」の6つの改定案、さらに、「県復興計画(第2次)素案」、「再生可能エネルギー先駆けの地アクションプラン」の説明を受け質疑。

国土利用計画について、震災を受け、「災害抑制区域」「環境保全区域」などの設定、過去の盛土地や埋立地の調査などでハザードマップに生かすこと、「都市計画」「地域防災計画」などとの整合性を問いました。

またアクションプランで、設立するとされている「再生可能エネルギー推進センター」の体制や県内各地域での進め方を聞きました。

地域医療/保健福祉部の条例案/北朝鮮抗議決議/一般質問

「福島県の医療体制の現状と課題」を考えるのに、地域医療課職員と午前中にちょっと意見交換。


団会議で議案や請願などへの態度について協議後、保健福祉部から提案されている条例案について概要の説明を受けました。26本の条例の大半が「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」によるものです。

関係する法律を一括改定して、基礎自治体への権限委譲と義務づけ・枠づけの見直しと条例制定権の拡大をすすめるものです。

国によるナショナルミニマム保障の放棄にもつながりかねないので、慎重な対応が必要です。

そうこうしていたら、北朝鮮がミサイルを発射した、との報道。

きょうの本会議冒頭で各会派代表全員が提出者になって抗議決議をあげることになり、代表者会議、議運とあわただしく開催。

午後1時開会の本会議冒頭で全員一致で決議を確認しました。


その後、2日目の一般質問。自民、民主・県民連合、自民、公明、みどりの風の順で5人が登壇。

自主避難者への借上げ住宅支援については、公明、みどりの風の2人も取り上げました。

一般質問/あべ裕美子さん登壇/問われる県の姿勢

きょう、あすと一般質問です。

きょうは自民、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、日本共産党、自民の順に5人の登壇。

共産党からあべ裕美子さんが質問しました。

賠償にかかわって、加害者の東電が被害者に「基準」を押しつけるなど言語道断なのですが、その中身も財物賠償が被災者の再取得価額にもなっておらず、避難区域外の県民への賠償も今年8月分で打ち切る問題も新たに出されたもと、県内全市町村や各種団体で構成する県原子力損害対策協議会を開催し、市町村などと一体となって完全賠償を求める対策を進めるべき、と聞いたことに対し、知事は、「東京電力による『賠償基準』の策定や賠償金の支払いにおける課題等を見極めた上で」開催する、と、9月議会時(9月27日)とまったく同じ答弁を繰り返しました。

協議会は、今年5月31日以降は開催されておらず、先月、会長である知事と副会長名で要望するにとどまっています。

また、県内自主避難者への借上げ住宅支援の県による線引きをなくすことを私の代表質問と再質問で聞きましたが、「困難」との答弁なので、あべさんはその理由をたずねましたが、原子力損害対策担当理事は理由を述べず、「見直しは困難」と繰り返しました。

根本的には国・東電の姿勢が大きいことは論を待ちませんが、県の強い姿勢が感じられないことが問われます。

非政治世論調査/選挙妨害/個人演説会

けさだったかきのうの朝だったか、総選挙世論調査の電話がありました。コンピュータと会話するような調査ですが、今回の総選挙では2度目でした。

政策を問うものではなく、どの党に入れるか、誰に入れるか、のきわめて非政治的な世論調査です。

選挙を直前に、国民の中に足場も持たず、浮き草のように乱立した政党の実態にも触れなければ、政策の中身にも触れず、「最終の議席はこうなる」とばかりに書き連ねることは、選挙妨害といってもいいもので、危険です。

きょうは小名浜地域で5区候補の個人演説会がありました。

私は、4日前の県議会代表質問で知事に「原発事故は人災」と答弁させたことを報告し、原発即時ゼロが私たち被災者の強い思いであり、現実的で責任ある政策であることと同時に、マスメディアの無責任な誘導に惑わされることなく、私たちの思いをぶつけ、広げる結果を出そうと訴えました。

政党カー/「なくせ原発」/期待の大きさ

総選挙政党カーに乗り込み、東北ブロック比例候補とともにいわき市北部地域の12か所をめぐりました。

今回の総選挙では、原発再稼働や消費税増税を進める財界中心の政治、TPPへの暴走やオスプレイ強行配備を進めるアメリカ言いなりの政治を転換させること、なにより、原発事故を起こした福島5区から、「あやまれ、つぐなえ、なくせ原発」の声を全国に、世界に発信することが重要な選挙になることを私からは訴えました。

すれ違う車から手を振ってくれる人、会釈してくれる人、街宣場所に立ち止まって聞いてくれる人、「共産党ががんばれ~」の若者の声援、ほんとうに実感として、これまでにない期待の大きさを感じます。

みなさんからもぜひ、広げてください。

個人演説会/私の使命/原発ゼロの社会へ

福島5区の候補者個人演説会がありました。

最初にいわき北部日本共産党後援会長の伊東達也さんが、原発被災地であるこの5区での政党選択の重要性を語りました。

「あやまれ つぐなえ なくせ原発」の声をこの選挙で示そうと力強く訴えました。

私は、5区の選対本部長としてあいさつと訴え。

2日前の県議会代表質問で、知事が原発事故は人災との認識を示した答弁を引き出したことに大きな拍手が起こり、私も感動です。

昨年12月、このいわき市で、「原発事故の完全賠償をさせる会」が生まれ、会のスローガンを「あやまれ つぐなえ なくせ原発」とし、3つの目的の一つに「東京電力と国に原発事故は人災であることを認めさせる」ことを確認していました。

被災県の知事がその立場で加害者に迫ることが重要であることは言を待ちません。私の使命と感じてはいましたが、賠償や原発ゼロ社会の実現へ向けた本格的なたたかいはこれからです。

夕べの帰宅時のペロの出迎え。

代表質問2日目/総選挙をめぐり/緊急訴え

きょうの代表質問2日目は、民主・県民連合と、ふくしま未来ネットワークでした。

未来ネットの代表質問では、県立美術館と図書館に指定管理者を導入せよ、とか、県立高校入学者選抜Ⅰ期選抜を廃止せよ、とか、少なくとも私が納得できる論拠もない主張です。

自民党の西山議員が控え室をたずねてきてくれ、総選挙をめぐる争点や今後の政策について意見を交わしました。

また午前中には党の志位委員長の総選挙をめぐる緊急の訴えがあり、県議団としてネット中継を視聴です。

議場の写真はきのうの様子です。

代表質問/「人災」と認めた知事/加害者が被害者に押しつける「基準」

県議会代表質問のトップをきって質問しました。


原発事故への対応について、自主避難者への借上げ住宅支援について、居住保障政策について、地域防災計画を事前対策中心へ転換することについて、災害時要援護者の避難支援について、ユニバーサルデザインの福島からの発信について、福祉型県づくりについて、公共業務増大に伴う職員拡充政策への転換について、30分間の質問でした。再質問、再々質問を含めて40分です。

これまで原発事故を「人災」と言わなかった佐藤雄平知事に、あらためてその認識をただしました。知事は、私も質問で触れた国会事故調や東電の原子力改革特別タスクフォース報告を引き合いにしつつ、「少なくとも、津波に対する備えが不十分であったことにより、原子炉を冷却する機能が失われたことは、『人災』と受け止めるべきもの」と答弁しました。

2月議会で私が知事自身の認識を聞いた時点では、「国の責任において、更に詳細な調査・検証が重ねられる」として、2度の再質問にも同じ答弁をし、自らの認識を示すことをさけていたのです。

全県民を対象とした完全賠償を求める立場として、知事がやっと人災認識をもった、という思いで答弁を聞きました。

一方で、避難区域外の精神的損害などへの賠償や、避難区域の財物賠償など、加害者である東電が、被害者に押しつけてくる「基準」の見直しを求める質問には、担当理事が、「被害者の一人一人が生活や事業を再建することができるよう、確実、迅速、十分な賠償を求めてまいる」と、もっともな言葉を繰り返し、具体的な姿勢が明らかではありません。

なお、質問・答弁の全文は、県議団ホームページにアップしますので、ご参照ください。

質問はあしたのトップ/熱い街頭演説会

議会開会日翌日は、議案調査のための休会日ですが、私は代表質問をあすに控え、午前中にやっと「質問とり」を終えました。

質問はあしたのトップバッターで、午後1時の本会議開会直後です。


午後2時過ぎからは福島駅前で志位委員長が訴えました。

東北ブロックの比例代表候補の2人、県内5つの小選挙区候補も勢ぞろいし、被災者の声を代弁しつつ、それぞれが力強く訴えました。

2,000人の聴衆が、候補者の訴えに「そうだ!」、「そのとおり!」の声。3時過ぎに終わるころには気温もかなり下がってきましたが、熱い街頭演説会でした。


志位委員長が話の中で紹介していた『週刊プレイボーイ』12月17日号です。