「あしたの風」配布/「がんばってもらわないと困る」/医療生協ニュース

鼻づまり状態と、身体というよりも頭のだるさが極点に達している気がしないでもないですが、そう言っている場合でなく、私の活動報告「あしたの風」をご近所260軒ほどに配りました。

先月24日、津波で家を流されたかたがたが住んでいる小名浜の雇用促進住宅近くの集会所で、吉田えいさくさんを囲んでの「つどい」の写真を掲載しているので、総選挙公示前に配らないとなりません。

公示されると、候補者本人の名前や写真が自由にお知らせできないという、驚くべき、恐るべき選挙制度が日本ではまかり通っています。

「がんばってください。応援してるんです」とか、「信条は違うんだが、がんばってもらわないと困る」とかと声をかけられ、励まされています。

ついでながら、浜通り医療生協の今期「冬号」のニュースもご近所の組合員宅に配りました。

渡辺治の政治学入門

『渡辺治の政治学入門』(新日本出版社)を読みました。

全日本教職員組合(全教)が発行する雑誌『クレスコ』に、2010年7月号から2012年9月号まで22回にわたった連載に加え、連載時に字数の関係で削った部分の復元と、執筆時点後の「現在からのやや長めの補足」も書き加えられています。

現在進行中の政治過程を扱っていて、臨場感あふれるその分析は、頭の中を整理するうえでものすごく参考になります。

「新自由主義時代の第一期は、1990年の冷戦終焉から2007年9月の安倍政権崩壊まで」、「第二期は、2007年9月の福田政権から、2012年野田政権の半ばまで」、「第三期は…(20)12年6月の三党合意を境にして始まった、後期新自由主義時代」と、最終回の補足で解明しています。

政治を見る確かな目と、今の事態を国民多数の力で打開する方向を見定めるための格好の書だと思います。