新聞切り抜き/民主党政権/検証と展望

一日、新聞切り抜きに費やしました。

なんだかんだといって、自分の選挙が近づくと、告示後もさることながら、日々の政治の動き全体を把握しておくことは至難です。

電気料金には、消費者には隠されている見えない使用済み燃料再処理等発電費などの付加金がある一方で、「太陽光促進付加金」だけは見せられて、太陽光発電にだけはお金がかかるかのように思わされるしくみ、自治体ごとに要支援者が選別されて保険からはずされかねない介護保険法改定、その介護保険をモデルに対策は企業参入任せの「子ども・子育て新システム」、その年に使わなかった政党助成金は国庫に返納することが原則なのに、「政党基金」とすれば翌年に積み立てられる抜け道、などなど、民主党政権のもと、自民党政権以上に話にならない政策や実態が目白押しです。

そのうえTPP(環太平洋連携協定)とか、「税と社会保障一体改革」とかと称した社会保障切捨てです。

ほとんど無意味だった「政権交代」の検証と、これからの政治の展望を切り開く仕事は、いよいよこれからです。

ダークエネルギー

『宇宙のダークエネルギー』(土居守・松原隆彦著、光文社新書)を読みました。

夜空に見える星々の間には、何もないわけではなく、「ダークマター」という正体不明の物質が大量に存在していることがわかっているんだそうです。

そしてまた、星や銀河などの目に見える天体と、目に見えないそのダークマターを合わせても、宇宙全体を構成する成分としては、まだ足りないことが明らかになっているんだそうです。

それを埋め合わせるのが「ダークエネルギー」というわけです。

宇宙を加速膨張させる原因となるものがこのダークエネルギーなのですが、まったく正体不明です。

このエネルギーが宇宙のエネルギーの73%を占めています。

私たちの宇宙の捉え方が根本的に誤っているのかもしれないのですが、現時点ではわかりません。

既存の理論を特殊な場合としてその中に含む、新しい理論がこれから生まれる、という話です。