ダークエネルギー

『宇宙のダークエネルギー』(土居守・松原隆彦著、光文社新書)を読みました。

夜空に見える星々の間には、何もないわけではなく、「ダークマター」という正体不明の物質が大量に存在していることがわかっているんだそうです。

そしてまた、星や銀河などの目に見える天体と、目に見えないそのダークマターを合わせても、宇宙全体を構成する成分としては、まだ足りないことが明らかになっているんだそうです。

それを埋め合わせるのが「ダークエネルギー」というわけです。

宇宙を加速膨張させる原因となるものがこのダークエネルギーなのですが、まったく正体不明です。

このエネルギーが宇宙のエネルギーの73%を占めています。

私たちの宇宙の捉え方が根本的に誤っているのかもしれないのですが、現時点ではわかりません。

既存の理論を特殊な場合としてその中に含む、新しい理論がこれから生まれる、という話です。

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