県が原発廃炉方針/一歩前へ

けさのNHKニュースは、福島県が県内全原発の廃炉を前提に県復興計画を策定する方針を知事が発表する、とのこと。

きのうは知事の面前で「この場で廃炉を明言したら」と促したものの、かわされてしまいましたが、ともかくこれで、原発廃炉は「オール福島」の声となることは間違いありません。

この件で、午前中には担当部署の職員が控え室に説明に見え、「県内全原発廃炉を前提に復興計画を策定したい」と。

8月時点での県復興ビジョンでは、「原子力に依存しない、安全・安心で持続的に発展可能な社会づくり」と言いながら、知事自身の言葉で「廃炉」を明言しないことに、隔靴掻痒の感が否めない日々でしたが、これでやっと、一歩前へ進める実感です。

原発のない社会をつくること、原発事故の全面賠償、国策として放射線測定と除染へ向け、いよいよこれからです。気を抜かず、ごいっしょにがんばりましょう! 原発推進勢力は、理念なき民主党政権のもとで原発にしがみつくことは間違いないんですから。

写真は別件で当局の説明を聞いたきのうのものです。

知事申入れ/開かれた議会へ

来年度予算編成と12月定例県議会に関する知事申し入れをしました。

大型開発事業を中止し、県民と市町村応援を基本とする予算編成、徹底した除染、全面賠償、原発に依存しない県づくり、被災者生活再建を復興の基本にして産業基盤回復と雇用創出、医療・福祉体制の確立と子育て支援の6項目を柱に申入れました。

私は、知事に直接、「原発が運転中に生み出す死の灰を閉じ込めておくことはできないことが今回の事故で示された。『福島県復興ビジョン』が「脱原発」という考え方の下、原子力に依存しない社会を目指す、と明記していることや、県議会が福島の原発全基の廃炉請願を全会一致で採択されたことを、県自身が重く受け止めるという以上、知事の言葉で廃炉を求めるべきだ」と言いましたが、かわされました。

県議会の人事はこれからですが、自民党が議長・副議長、常任委員会の正・副委員長、ひとつだけは公明党に、といった地元紙報道。

私たちは、県議会が党派を超えて一丸となるべきであり、議会構成の公正な配分、1人でも会派として認めて代表者会議に出席できるようにすることなど、開かれた議会とするように、議長が決まる前の世話人座長(前議長)に申入れました。

その前後は、各部局から控え室に来てもらったり、たずねたりして話を聞きました。

初登庁/政調会

当選後、初めて県庁へ行きました。

12月9日開会で、19日間の会期予定の12月定例会へ向け、各部局の説明を聞く政調会がありました。

県議選後の新しい議会での政調会であり、東日本大震災と原子力災害への議会としての本格的とりくみが始まります。

生活環境部、商工労働部、企画調整部、総務部、保健福祉部、農林水産部、土木部、教育庁、警察本部と、午前中から夕刻まで。

職員のみなさんには初日からたいへんにお世話になりました。

これからですのでよろしくお願いいたします。

大芋煮会/日立・もとやま自然の村/拍手と声援

浜通り医療生協の「大芋煮会」に参加しました。

この企画、私が医療生協組織部長のとき、08年に、医療生協サークル班「山歩(さんぽ)の会」と健康づくり委員会合同で始めたのでした。当時は60人ほどの参加から始まりましたが、今回は200人近く。

お隣りの茨城県日立市の「もとやま自然の村」へ出かけました。

ハイキングは、自然の村キャンプ場から出発して御岩山(492m)を経て向陽台へ行くAコース、同じく高鈴山(623.3m)へ向かうBコース、そのBコースの途中から引き返すB´コース、それにキャンプ場周辺の散策コース、昼食準備隊。

昼食は、大ナベに、味噌・しょう油の2種類の煮込みラーメン、トン汁、サンマナベ、チゲ鍋、カレーライス、それにまぜご飯。大満足で満腹です。

終えてからは宮川さんとそろってごあいさつ。

みなさんから大きな拍手とこれからへ向けた期待の声援。

がんばります!

 

 

大震災写真展/理事会/連日の叱咤

きのうリニューアルオープンした「いわき・ら・ら・ミュウ」の2階通路では、「東日本大震災いわき市写真展」が開催されています。

私も3月11日以降、地震・津波被害の直接の現場を見て歩き、出会った人たちの話を聞きながら、デジカメ記録にとどめていたこともあって、写真を市に提供していました。

10月下旬から市内各所で開催され、ら・ら・ミュウが5か所目の最後で、今月25日から12月11日までです。津波の直撃を受けた豊間保育所の様子を3月13日に撮影した私の写真も1枚、展示されています。

きょうは午後、浜通り医療生協理事会があり、午前中のら・ら・ミュウでの写真展もはさみ、私の地元の4自治会長さんや長寿会長、小名浜地域で支持を広げていただいたかたがたにごあいさつ。

地元のみなさんの熱い熱い祝福や、小名浜では「近所の人たちからも、よかったねぇ、と声をかけられたよ」の喜びの声とともに、「これからだからね、頼むよ」と。

連日、叱咤激励です。ほんとうにありがとうございます。

もらい涙/全港湾・地区労/筋トレ/大事な声

午前中、小名浜生協病院へ行くと、生協設立時からこの病院を支えてくれている丹正三さんが通所リハビリテーションに来ていて、ぜひ会いたい、と。

「よかった、ほんとうによかった」と涙目に、私ももらい涙です。

お昼からは、選挙でご支援いただいた全港湾労組小名浜支部の各職場や、小名浜地区労の各職場にごあいさつ。労組員どころか、会社の役員のみなさんがたからも激励され、今回の選挙のきわだった特徴だったと思います。

医療生協支部の「筋トレ」体操教室があり、そこへもごあいさつ。体操途中に突然たずねましたが、歓迎されて感激です。病院事務長時代からいろんな機会に話をさせてもらっており、「いつ来るのか待ってたよ」と声をかけられたりしてうれしいです。

地元の病院に寄ると、「志位さんが来ていた街頭演説会で話を聞いた。こういう人こそ県政で仕事をしてほしいと、つくづく思った」と役員さん。私の妻の同級生ですが、ほんとうにありがたいです。

家にもどると、「毎週朝に街頭で訴えていた話に私と同じ思いで一票を投じました」というお手紙。さっそくたずねてごあいさつ。ご夫妻から熱烈な叱咤激励です。

こうしたみなさんの声こそ、政治にはいちばん大事です。

 

木曜朝の定点/5人県議団初顔合わせ/新聞社

木曜日朝の定時定点で当選後のごあいさつ。にこやかに手を振って行ってくれる出勤者のみなさん、ほんとうにありがとうございます。

ご近所から出てきてくれたかたが、「これまでずっと自民党しか応援してこなかった。今回は孫にも言ってあんたに入れたから」と。

また近くには、中学同級生がいる職場。出てきてくれてがっちり握手。彼とは投票日と翌日にも電話で話していました。

きょうは党県委員会で当選した5人の県議団の初顔合わせ。喜びを分かち合い、決意を固めあいました。団長は神山悦子さん、幹事長は宮本しづえさん、副団長はあべ裕美子さん・宮川えみ子さん、私は政調会長です。

12月議会は9日から27日までの19日間、来週の月曜日からはその議会へ向けた各部局の説明を聞く政調会、知事申入れと続きます。

その後、「福島民報」「福島民友」の各新聞社をたずね、5人の県議団としてのごあいさつ。親しくなごやかに懇談させていただきました。

 

ら・ら・ミュウリニューアル/「流し」宣伝/jaja

「いわき・ら・ら・ミュウリニューアルオープン落成記念式典」に参加しました。

3月11日午後3時過ぎには、館内を2メートルを超える津波が襲い、1階部分はほぼ壊滅状態でした。

それまでは、簡単に言ってしまうと、「観光客一辺倒」だったコンセプトを、地域の人たちが身近に快適に買い物ができ、地域の子どもたちがいつでも親子で遊べる、といった考え方に変えた、とのこと。

店舗が並ぶ1階には約100メートルの大型アーケードが設置され、館内には「東北最大級」のわんぱくひろば「みゅう・みゅう」。

午後は平下高久地域を地元の後援会員の宣伝カー運転で、路地という路地を走り、1時間40分にわたって私の「流し」。「はせべあつしです。原発のない社会を子どもたちに残すために力をつくします。ご支援ありがとうございました」などと話し続けました。選挙報告と公約実現へ向けた決意です。

家から飛び出て手を振ってくれるかた、庭から一家で手を振ってくれる姿、ありがとうございます。

夕刻近くには選挙事務所をかまえたご近所にごあいさつ。

夜は縁あって、jajaの「いわき復興ライブ in Alios」。ソプラノサックス、ベースギター、ギター、ドラムス、ピアノの5人のバンド演奏です。何しろすばらしい演奏です。とくに秋山幸男さんのサックス。

ライブ後、ロビーで「中学で別のクラスだったものです。入れました。おめでとうございます」と。びっくりです。

 

体操/当選証書/定点と訪問

投票日から2日間、ちょっとした寝坊でできていなかった朝6時25分からのテレビ体操。これをしないと、なかなか一日を始めた気がしません。

県議選当選証書付与式がありました。出席したみなさんとは親しく握手。話題はことごとく、共産党の2人が票数を1万1千票台で3位・4位の当選をしたこと。10人定数で初めての出来事なので、確かに驚きです。

この付与式をはさみ、朝は小名浜定時定点で選挙結果と公約実現を報告、お世話になったかたがたを訪問。

「もともと自民党だから、自民候補者事務所に出入りする人たちにお願いしていた。結果が出てから10人から電話があった」「われわれとしても要望がたくさんあるから、ぜひがんばってほしい」「私が望むのは原発廃炉。確かなのは共産党だけだ」などなどと、祝福の言葉とともに。

朝のごあいさつ/宮川さんと/激励

投開票日翌日朝は、なにがあろうと街頭からのごあいさつ。

地元の支援者のかたがたも出てきていただき、元気に決意を語りました。

宮川えみ子さんとごいっしょし、宮川さんの地域と私の地域とで2人そろって街頭から当選後最初のごあいさつ。

夕べ寄れなかった私の生まれ育った内郷の事務所では、ジュースで歓喜の乾杯をしながら、公約実現の決意を固めあいました。

午後は私の出身職場から始まり、ご支援いただいたみなさん、妻の実家や親族宅にごあいさつ。

その間、早朝から夜まで、自宅や党事務所や私の選挙事務所や私の携帯電話にご支援いただいたかたがたからずっと電話。党県議団控え室への電話もありました。ほんとうにみなさん、ありがとうございます。