金曜定時/漁連・漁協/この雰囲気を結果に

金曜日朝は国道6号線沿いの平神谷(かべや)での定時定点。

午前中は渡辺ひろゆき市議と県漁連、いわき市漁協をたずね、ごあいさつと懇談。当然、県議選の話にもなるわけですが、「洋上風力発電計画は、漁業者は仕事をあきらめろ、ということなのか」という話題。自然エネルギーを本格的に活用・普及するするには、こうした議論をきめ細かく徹底してしながら合意を広める大切さを改めて痛感です。

放射線測量の要望があったお宅へ行き、私の最新のビラに名前を出してくれたNPO法人理事長をたずね、塩屋崎灯台近くの漁業者をたずねたら、午前中はあっというまに終わり。

午後は平高久(たかく)地域の農村部を中心に11か所の街頭から訴えました。そのすべての場所と、すれ違う車からの声援がありました。とにかくこれまでにない雰囲気ですが、しっかりと選挙の結果につなげないとならないと思います。

 

「原発と県議会」の読売記事

けさ、私の事務所に行くと、「わが家の放射線量はどうなっているのか心配。共産党の人たちが測定してくれていると聞いたので、うちにも来てほしい」という連絡があった、と。

さっそくたずねると、「はせべさん、6年前に今回の事故のことを質問していたんですね」と。何のことかと思って聞くと、きょうの「読売新聞」の「福島」のページに書いてあるよ、と。

見せてもらうと、きょうから始まった企画記事で、「インドネシア・スマトラ沖地震の被害を引き合いに、共産党の長谷部淳氏が原発の耐震安全性を質問していた」と、記事の半分近くが私の質問にかかわっての記事。

「津波への根本的な対策がとられることのないまま、質問の6年後、恐れていたことは現実になった」と。

私はほんとうに、当時、スマトラの津波の映像を見て、福島沖でこんな事態になったら、地震学者が指摘していることは間違いなくおきる、と思って質問したのでした。

この記事は、「『まさかそんなことが』と議場の出席者は思っただろう」という記述で始まっていますが、こう書いてくれた記者もそうだと思います。スマトラのあの事態を見て、私は切羽詰った思いで質問をしたのに、どこの誰も取り上げることはありませんでした。残念で無念ですが、そんなことを言っている場合ではありません。

原発のない社会を子孫に残すことを私たちの世代の責任として、果たさなければなりません。