浜通り復興共同センター(東日本大震災・原発被害の救援・復興をめざす浜通り共同センター)による第3回悩み・なんでも相談会がありました。
首都圏の弁護士たちも駆けつけてくれ、弁護士は13人。悩みを聞く地元の相談員やボランティアは39人。
家と店舗を津波で流され、この4か月間、自分のことで精一杯で、相談する気持ちにもなれなかった、というかたもみえました。震災前までいっしょだった3世代家族は、いわき市内と県内郡山市と東京都足立区にバラバラ。流された自宅のローン支払いを15年間続け、今は猶予してもらっているが、残高1000万円。これからの仕事や生計の見込みも立たない、という相談でした。
いわき市のとなりの広野町からいわき市内の仮設住宅住まいのご夫妻は、建築関係の自営業で、3月12・13日で仕上げる仕事の前日にあの日を迎え、仕入れていたオーダー品やそれまでの仕事に対する出費や報酬がなくなってしまったことの相談でした。
昼食後の相談の合間に、弁護士のみなさんは、この大震災・原発震災にあたっての弁護活動について、予定外の「緊急対策会議」。私たちも「傍聴人」として参加しましたが、原発事故によるあらゆる被害の全面補償を求めることを基本としたその真剣な議論に、引き込まれてしまいました。