学習会/原発を支えるしくみ/放射能と人体影響

平の草野地域の党支部・後援会主催で放射能・原発問題の学習会があり、渡辺ひろゆき市議と参加しました。

最初に市議が、「原発労働の重層的構造」として、原発現場で働く下請け作業員から直接聞いた話などを中心に報告。彼は近く、日本弁護士連合会が開く原発と貧困といったテーマのシンポジウムでも話す予定です。

原発が、人類の知恵の粋を集めた高度技術の頂点であるかのように私たちは刷り込まれていますが、現実は、こうした労働実態、九電のやらせメールに象徴される体質、大手マスコミまで取り込んでお金の力で「原発安全神話」を振りまく体質、「原発利益共同体」の存在が、かろうじて支えていたのでした。前近代的なしくみというほかない、と私は感じます。

私からは、福島原発が明らかにした、現在の原発技術と人類の共存は不可能な事実、そして放射能と人体影響について考える材料を提供する話をしました。

参加されたみなさんからは、「いわきの漁協が操業を自粛しているが、魚は大好き。海の汚染が心配」、「3歳の子どもにはどういう注意が必要だろうか」、「各学校が持っている放射線測定器による測定値を、住民に知らせるしくみをつくれないだろうか」、「これまで家庭菜園の野菜を食べていた。こうした家庭の野菜の放射線量を測定できるしくみを行政としてつくってほしい」などなど、さまざまな要望が出されました。

午後は、今月30日の医療生協総代会で、理事会として原発問題にかかわる特別決議を考えているのですが、原案をつらつら。短い文章で、総代のみなさんの意志を端的に示したいのです。