質問・討論を21テーマに仕分けてファイル化/「首相の戦争したがる姿勢」/メーデーいわき市集会

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2011年11月の県議選後、2012年2月議会から直近の2015年2月議会まで、本会議場で行なった私の質問と答弁、討論をテーマ別に仕分け、ファイル化する作業をしました。テーマは21に渡りました。

原発事故後の課題に関しては、事故そのものへの対応、事故後のエネルギー政策の県の姿勢、汚染水対策、除染・中間貯蔵施設、避難者の住まい、廃炉作業従事者、復興・賠償と多岐にわたらざるを得ません。

広い意味での福祉も、医療と福祉型県づくり、介護保険と地域包括ケア、国民健康保険、労働環境改善、住宅政策、子育て支援に仕分けました。

このファイルを6つつくって、「議員の仕事の神髄がここにあります!」と、活用をお願いして歩きました。

ある事業所によると、「NHKや民放の報道を見てるだけでも、安倍首相の戦争したがる姿勢がわかる。ぜひとも共産党にがんばってもらわねば」と。テレビ報道に関しては、「安倍の言うことを肯定するかのように垂れ流すだけだ」と怒る人が少なくないのですが、見ている人は見てるんだなぁ、とつくづく感じました。

実は私も、「垂れ流し」に見える伝え方の意図を考えたりするのです。「ありのままに伝えれば国民は判断できる。国民はバカじゃない」と言おうとしているのでは? とかと。

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午後4時からは、5月1日開催のメーデーの歴史と伝統を引き継ぐ「第86回メーデーいわき市集会」。実行委員会事務局はいわき市労働組合総連合(いわき市労連)です。

実行委員長あいさつ後、自由法曹団弁護士、原発事故の完全賠償をさせる会・いわき市民訴訟原告団、いわき9条の会からの弁護士のあとに、共産党を代表して私が来賓あいさつ。

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前の人たちの話で言いつくされた感がありますが、小名浜メーデー前夜祭で話した安倍政治の6つの「課題」、つまり、集団的自衛権、辺野古新基地建設、原発再稼働、TPP、雇用・社会保障破壊、消費税10%実行へ向けた暴走を告発し、これをストップさせるメーデーとしよう、と訴えました。

その後はデモ行進。主催者は「パレード」と言っていました。

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平(たいら)市街地をシュプレヒコールをして歩きました。すると、沿道から、「私もそう思ってます」とかと声をかけてくれたり、パレード隊に手を振ってくれたり。商店街から出てきてくれる商店主らしき姿も少なくありませんでした。

中間貯蔵施設予定地内の保管場を環境省職員案内で視察/「30年中間貯蔵施設地権者会」との懇談

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市田忠義党副委員長(参院議員)、島津幸弘衆院議員と5人の県議団とで、中間貯蔵施設予定地を視察しました。

案内してくれたのは、環境省の藤塚哲朗中間貯蔵施設等整備事務所長など環境省職員で、大熊町内の保管場、中間貯蔵施設予定地内の旧県水産種苗研究所、双葉町内の保管場などをまわりました。

150430大熊・保管場

すでに先月(3月)から、およそ1年間、9市町村内の仮置場からの「パイロット輸送」が始められています。

各市町村からそれぞれ1,000㎥程度輸送予定で、このパイロット輸送を通じて、本格輸送に向けた準備を進めるとのこと。

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その後、いわき市内で、「30年中間貯蔵施設地権者会」のみなさんと懇談しました。

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大熊町と双葉町の住民には、昨年5~6月に「住民説明会」、9~10月には「地権者説明会」が開かれ、環境省に対してはそれぞれに疑問・質問などが出され、「検討させていただきたい」とされ、環境省からは回答がないまま、パイロット輸送が始まり、今に至っています。

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中間貯蔵施設予定地の登記簿上の地権者は約2,400人で、その半数が「所有者不明」とされ、きょう懇談した地権者会も5つある地権者会の1つですが、中間貯蔵施設の必要性を認めている地権者に対して十分な説明をせずに見切り発車する国に対する不信感は強いものがあります。

全県決起集会/「自分の気持ちにぴったり」/いわぶち友・比例候補/決意表明

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日本共産党と後援会全県総決起集会がありました。

最初の党県委員長による80分ほどの報告の中で、党中央に寄せられるこの間の電話は、国会中継を見て「自分の気持ちにぴったりだ」「共産党の言うとおりだ」といった趣旨が多く、しかも、昨年の総選挙では自民党など共産党以外の政党に投票した人が多い、とのことです。

それを聞いて私もハッ、と思うのですが、この間の街頭からの訴えで、話しているそばまで来てくれて、「話を聞かせてもらってありがとう」「まったく言うとおりだ」「いい話をしている」と直接声をかけてくれる場面がある、ということです。

これまでも拍手してもらっていい気分になることはありましたが、話を聞いて「そのとおり」と声をかけてくれるのはそうなかったことです。

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委員長報告後は、いわぶち友・参院比例候補が決意表明。今年3月、来年(2016年)の北海道・東北ブロックの第一次候補として発表されて全県の集まりでの最初の機会でした。

その後は今年6月以降に行なわれる14市町村議選候補を含め、11月19日までの任期である私たち県議選候補が勢ぞろいし、現職県議5人が2分間の決意表明。

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午後は3人の新人候補を含めて7人の議員候補など12人が発言。

自らの選挙とともに、来年の参院選へ向け、住民のみなさんの要求実現と安倍暴走政治ストップの意志を固めました。

選挙結果要約/再検査提出・支部長さん・建築事務所/歓迎会

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いっせい地方選挙後半戦の結果を受け、けさの「しんぶん赤旗」に掲載された党中央常任幹部会声明や各地のとりくみ記事を参考に、私なりの要約をブログに掲載。書いておく事情もあったもので。

1月の人間ドック結果による「再検査」提出物を遅ればせながら届けに小名浜生協病院へ。

近くの医療生協支部長で党後援会員でもあるお宅に寄り、県議選へ向けて協力のお願い。ここの支部は、私が18年ぶりにいわきへもどり、小名浜生協病院の事務長を務め、組織部長時代、県議のいまに至る20年近く、医療制度や介護保険、ときには「政治談議」など、地元長寿会との共催企画などを含め、何度も話をさせていただいていました。

その近所には高校同級生が責任者をつとめる建築事務所。いわきの建築業界は「復興特需」と言われているものの、国の政策が大手ハウスメーカーがもうかるようなことばかりで、中小工務店などは本業ではない建築手続き事務作業に忙殺される実情がある、とのこと。

聞いてみないとわからない実態が山ほどあることを実感します。

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夕刻には、浜通り医療生協の新入職員歓迎会に理事として参加。

いまでは、というかもう数年前から、私の子どもよりも若い職員が就職する時代に入っています。医療・介護業界もまた国の政策によるきびしさが増していますが、200人近い職員が参加し、にぎやかで、楽しい時間を過ごすことができました。

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躍進したいっせい地方選前半戦・後半戦/暴走政治との大闘争と党づくり

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おととい投票されたいっせい地方選挙後半戦の結果、共産党は、東京区議選挙で128議席(前回比7増)、一般市議選挙で672議席(同44増)、町村議選挙で292議席(同11増)を獲得し、合計で62議席を増やすことができました。

県内での喜多方市(無投票で2議席)、北塩原村(1議席)を含め、14府県、選挙区単位で21東京区議選のうち19区、296一般市議選のうち256市で全員当選でした。

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私が1978~82年に暮らした京都府では、無投票となった9議席を含めて擁立した24人全員が当選し、前半戦の府・市議32人を加えると、京都の地方議員数は119人となり、議席占有率は20.73%と、地方選挙後としては初めて5人に1人の議席を獲得しました。

京都市内だけを見ると、府議と市議の合計は、自民党33人に対し、共産党が30人と肉薄しています。

ただ一方で、全国で見ると、これまで議席があったのに後継候補者を擁立できなかったり、議席や得票を減らす選挙区もあり、党の自力の弱点が結果に反映しました。

前半戦では、41道府県議選挙で前回当選80議席から111議席に、17政令市議選挙で同じく107議席から136議席へと大きく伸ばしていました。

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一昨年の都議選・参院選、昨年の総選挙、そして今年のいっせい地方選前半戦・後半戦と重要な躍進です。

この力を活かし、安倍政権の暴走政治と対決する大闘争を福島県内でも発展させ、同時に、国民と党との大きな前向きの変化をしっかり受け止め、強く大きな党づくりを進め、秋の県議選をたたかいたいと思います。

朝の定点街宣/内郷のみなさんと三和地域へ/お寺訪問

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けさは地元の後援会員4人と2か所の定点で朝の街宣。7時半に始めて15分ほど、移動して8時を前後して15分ほど。

きょうも、両方の場所で信号待ちで青信号になって動き出したら窓を開けていた運転席から手を振ってくれる人。

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午前中は私が生まれ育った内郷(うちごう)地域の党後援会の10人のみなさんと、なかなか行けない三和(みわ)地域へ行き、4か所の街頭から訴え、「かけはし」をそのご近所に配布する行動でした。

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最初の2か所は国道49号線沿いで、行き交う車から手を振ってくれる姿が目立ち、力づけられました。チラシを配布してくれたかたに、農作業をしていた人から「いい話だ。その通りだと思う。共産党にはがんばってほしい」という声が寄せられました。

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3か所目の場所では、私の小・中学生時代の同級生が農作業中に宣伝カーの前まで出てきてくれ、拍手してくれ握手です。

午後には、同じ内郷地域内でのお寺の住職さんなどにあいさつしてまわる予定でしたが、最初の住職さんに招き入れられ、「安倍暴走は目に余る。公明党をかつては自民党のブレーキ役として評価していたがもうダメだ。共産党が地域でこうして辻説法して歩いていることを評価したい」などなどと、つきない話でした。

ほかのお寺にはまた後日におうかがいすることにし、ご近所の元社民党市議宅によってごあいさつし、きょうの行動は終了。

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その近くには、国宝・白水阿弥陀堂があります。

小名浜メーデー/小名浜つどい/小名浜街宣

150426小名浜メーデー会場

午前9時から「第86回小名浜メーデー」があり、宮川県議、渡辺市議とともに参加しました。

150426小名浜メーデー参加者

毎回、参加者に配られる独自の手作りパンフには、1886(明治19)年5月1日、アメリカの労働者による「8時間の労働、8時間の休息、8時間の自由な時間」をスローガンに掲げたメーデー起源から、小名浜メーデーの歴史も触れられています。

150426小名浜メーデー

「1990年 労働組合の組織再編による組織対立の激化で統一メーデーの開催ができなくなり、連合と非連合の全労連や全労協による分裂開催となった。この時から、小名浜地区メーデーが開催された。

2001年 連合は、メーデー前後がゴールデンウィークで長期休暇を取る例がふえ、労働組合活動が低調になり参加者が減少したことを理由に、4月29日や土・日曜日に行なうようになった。一方で非連合系のメーデーは5月1日開催を続けており、組織対立は解消されていない。

2007年 小名浜地区メーデーは、参加者を増やす目的から第78回メーデーより4月最後の日曜日開催として行なっている。」

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10時からは、小名浜地域の党支部・後援会の県議会報告のつどいがありました。

「私は戦争の犠牲者」とおっしゃるかたから若い世代まで、幅広い年代の10人の参加で、「戦争立法」「原発再稼働」「介護報酬削減」のそれぞれの意見書案に自民・公明・民主・社民・無所属がことごとく反対したことに、「県民の願いを彼らは知らない!」と怒り心頭でした。

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午後は、小名浜の地域・職場の党支部・後援会の合同で、9人のみなさんと6か所の街頭で訴えました。

きょうもまた、スポットを流す宣伝カーに手を振ってくれる多くの人。「消費税10%増税はきっぱり中止を」と言ったときにちょうど通りかかった小学生3人組が、「そうです!」とそろって声援。

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お寺の行事があったのか、駐車場案内をしているかたも手を振ってくれるし、沿道からも手を振ってくれるし、街頭で話し始めると、家から、お店から出てきて聞いてくれる人が少なからず、街頭に出るたびに励まされる機会が多いことを感じます。

四倉で街宣/理事会/小名浜地区労メーデー前夜祭であいさつ

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午前中四倉(よつくら)地域の党後援会員3人と街宣行動。

4か所から訴えました。声を出しながら走る宣伝カーに、沿道から、すれ違う車から手を振ってくれるかたが目立ち、うれしい限りです。

街宣場所でも、家から出て聞いてくれる人、話している場所まで来てくれて握手してくれる人。ほんとうにありがとうございます。

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4か所目はスーパー前でしたが、駐車場から声をかけてくれる人。「自民党は自衛隊員や家族のことをまったく考えないで集団的自衛権行使を平気でしようとしている。親族の中に、イラクに派遣された医師がいて、帰国後、どこかから誰かが襲ってくることをずっとおびえ続け、けっきょく亡くなってしまった。イラクのサマワもずっとそんな状態だったと言っていた。彼だけでなく、イラクに派遣されて帰国後に亡くなった自衛隊員がいることに目をふさぎ、海外で戦争するために自衛隊をいつでも派兵する法律なんて許せない」と。

この話はしないつもりでいたが、あなたの話を聞いて言わないではいられなくなった、ということでした。

午後には浜通り医療生協理事会に出席。定例での議事に加え、総代会へ提案する議案の具体的検討も始まり、当面、そのための理事会が重ねられます。

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夕刻には、小名浜地区労メーデー前夜祭に渡辺ひろゆき市議とともに出席。党を代表し、私があいさつをしました。政党来賓は社民党と私たちでした。

私は、戦争立法、辺野古新基地、原発再稼働、TPP、雇用・社会保障改悪、消費税10%実行を使命とする安倍政権が、そのねらいを広く知られないうちに白紙委任をねらって実施したのが昨年末の総選挙だったこと、今年のいっせい地方選挙前半戦では、道府県議選で共産党が唯一躍進し、地方から安倍政権ストップの声が広がっていること、福島においても、原発事故で7か月延期になった県議選から4年、暴走政治にきっぱりと審判をくだすために力をあわせたい、と訴えました。

各テーブルをまわっても、「頼るところはほかにない」「ぜひがんばってほしい」「若い労組員にも伝えたい」と、おおいに励まされました。

考古資料館・近世いわきの藩展/石炭・化石館/化石展示室・坑道・常磐炭田

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四時ダムESCO事業発電開始式後は、いわき市のデスティネーションキャンペーンに貢献するため、いわき市考古資料館、いわき市石炭・化石館(ほるる)に寄ってきました。

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考古資料館では、今年度第1回企画展として、8月21日まで、「近世いわきの藩展Ⅱ『磐城平藩-鳥居・内藤時代-』」が開催中です。

展示室では、いわき市内の旧石器時代、縄文時代、弥生時代、奈良・平安時代、鎌倉時代~江戸時代の遺跡から出土物がたくさん展示されています。

石炭・化石館では化石の太古時代から、昭和の炭鉱時代まで楽しめます。

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化石展示室に入るとすぐ、巨大なナマケモノ・エレモテリウム。

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中央には全長22mのマメンチサウルス。

ほかにもたくさんの恐竜や、イワキジラをはじめとしたクジラ化石、巨大アンモナイトなどがあります。

2階の学習・展示室にはいわき市で発見された化石・鉱物の標本と解説。

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そこから外に出ると、石炭を掘りに入った坑道も見られます。

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館内にもどってさらに行くと、地下600mに降りる雰囲気を味わって模擬坑道へ。

1856(安政3)年ころからの常磐炭田125年の歴史が再現されます。

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その先の生活館には、1930年代の炭鉱住宅や戦後の世話所・共同炊事場も復元され、いわき湯本温泉郷の歴史も展示されています。

四時ダムESCO事業発電開始式

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四時(しとき)ダムESCO[エスコ]事業の発電開始式がありました。

四時ダムは福島県管理でいわき市川部町(かわべまち)にあります。

ESCOとは Energy Service Company の頭文字をとったもので、四時ダムESCO事業は、日本工営(株)が、ダム導水管から放流している維持用水の一部を利用した水力発電による売電と、省エネ化による環境負荷の低減、ダム管理電気料の低減を図る事業とされます。

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具体的には、福島県と日本工営の子会社のNK福島水力発電(株)が19年間の四時ダムESCO事業委託契約を結び、NK福島水力発電が水力発電設備の設計・工事、省エネ器具への改修、運転・維持管理、電気料金の支払い、売電をし、四時ダムでの包括的エネルギー管理サービスを提供する、というものです。

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省エネは、外灯のLED化、管理所内機器の高効率化で図るとされます。

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今回の事業は東北地方初のダムESCO事業で、日本工営としては2013年9月の栃木県寺山ダム、15年4月の同県塩原ダムに続く3番目だそうです。

この事業での県のメリットとして、水力発電設備などに要する初期投資の必要がなく、ダム管理に必要な電気量が削減でき、契約終了後には発電設備が無償譲渡されて売電収入などがすべて得られる、と説明されています。