市田忠義党副委員長(参院議員)、島津幸弘衆院議員と5人の県議団とで、中間貯蔵施設予定地を視察しました。
案内してくれたのは、環境省の藤塚哲朗中間貯蔵施設等整備事務所長など環境省職員で、大熊町内の保管場、中間貯蔵施設予定地内の旧県水産種苗研究所、双葉町内の保管場などをまわりました。
すでに先月(3月)から、およそ1年間、9市町村内の仮置場からの「パイロット輸送」が始められています。
各市町村からそれぞれ1,000㎥程度輸送予定で、このパイロット輸送を通じて、本格輸送に向けた準備を進めるとのこと。
その後、いわき市内で、「30年中間貯蔵施設地権者会」のみなさんと懇談しました。
大熊町と双葉町の住民には、昨年5~6月に「住民説明会」、9~10月には「地権者説明会」が開かれ、環境省に対してはそれぞれに疑問・質問などが出され、「検討させていただきたい」とされ、環境省からは回答がないまま、パイロット輸送が始まり、今に至っています。
中間貯蔵施設予定地の登記簿上の地権者は約2,400人で、その半数が「所有者不明」とされ、きょう懇談した地権者会も5つある地権者会の1つですが、中間貯蔵施設の必要性を認めている地権者に対して十分な説明をせずに見切り発車する国に対する不信感は強いものがあります。