市・県の介護保険データ/あしたの資料訂正/地元の訪問行動/地元密着の政治的意義

いわき市と福島県とにそれぞれお願いしていた介護保険データを提供していただきました。これからしっかり分析・提案に活かしたいと思います。といっても、なかなか難儀ですけど。

きのう、あしたの学習会用に用意したレジュメと資料に私の責めによる誤植と県提供資料の訂正がありました。いろいろあります。

150508郷ヶ丘1丁目

きょうもきのうに続き、私が住む地域の党支部のお二人と訪問行動です。

もう10年以上前からたずねているお宅が中心で、「しんぶん赤旗」読者、医療生協組合員、私の同級生の実家です。

「安倍政権の暴走を止めてください」、「つい先日、あなたが話している声を聞きましたよ」、「いま共産党の出番。がんばってほしい」、「もうあれから4年ですね。国は何もしてくれない。頼れるのは共産党だけ」と、ものすごく期待が大きいです。

150508郷ヶ丘訪問

なかには「なんで偉い人がうちに来てくれるの」と言ってくれる人もいますが、何度もたずねているので、あいさつ言葉と受け止めています。

つくづく思いますが、地元に密着した党支部・後援会員が地元の人たちと日常的に接していてくれていることの政治的意義です。

私たちは利権で動くわけでなく、日本国憲法の全面実践をする政府樹立をめざしています。

150506四つ葉のクローバー

県へ再度の資料請求/地元での訪問行動費/放射線量モニタリング/勉強会の準備

連休が明け、連休前に県から提供してもらった資料について、私の意図とあわなかった部分について、再度、調べてもらうようにお願いしました。

150507訪問1

午前中は地元の党支部のお二人と、お知り合い宅を訪問です。「しんぶん赤旗」読者宅、私が議員になってからお知り合いになったお宅、医療生協の組合員で以前から訪問していたお宅です。

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たまたまですが、この10数年来、初めてお会いするご家族のかた、それにお客さんとも意気投合したりして、政党助成金廃止、年金削減反対の署名にも「こんなの当たり前」と応じてもらうなど、有意義な訪問でした。

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午後には、わが家に「平南部地区住宅等除染業務」をいわき市から委託された業者が放射線量測定に来てくれました。

150507モニタリング雨どい日3

きょうは10か所で、後日また70か所の詳細なモニタリングに来てくれるそうですが、わが家では雨どい下1cmで毎時1.59マイクロシーベルトが最大値です。

150507モニタリング物置2

実を言うと、わが家では4年前の事故時から50代の夫婦暮らしでもあり、その雨どい下が当時、極端に高い値であるとは承知していましたが、意識的に手をつけず、自然減衰によってどうなるのか、「放置」していたのです。

150507モニタリング玄関1

それはそれとして、あさってには、医療生協の地域支部で「医療・介護」の勉強会で話す予定があり、連休中に頭の中だけで組み立てていた話と資料の準備を大急ぎでしました。

昨年来、あちこちで話していた「医療・介護総合法」のことや、医療生協新入職員オリエンテーションで話した「憲法と社会保障」や、その後の国会での医療保険制度改革法案にかかわる情報をまじえ、はっきり言ってしっちゃかめっちゃかです。

最貧困女子/漁業の大問題

150506再貧困女子・漁業

『最貧困女子』(鈴木大介著、幻冬舎新書)、『日本人が知らない漁業の大問題』(佐野雅昭著、新潮新書)を読みました。

「最貧困」の著者は、「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライターと紹介されています。

著者自身の活動を通した考察では、人は低所得に加え、家族・地域・制度の「三つの無縁」、精神障害・発達障害・知的障害の「三つの障害」から貧困に陥る、とされるものの、しかし、こうした考察・議論からもはずれた目も当てられないような貧困の地獄の中でもがいている女性、そして未成年の少女たち。

その貧困状態を可視化した本書が、女性の苦しみを緩和・解決する生産的議論の一助になってほしい、と、著者の叫びにも聞こえます。

貧困の可視化については、「チャイルド・プア」「子どもの貧困」「女性たちの貧困」も参照してください。

「漁業」は、著者による「あとがきに代えて-雑魚にこそ可能性はある」の次の文が象徴しています。

「日本の漁業、卸売市場流通、そして小売業者がこのまま劣化していけば、未来の消費者は『食』の豊かさも、日本が誇る『食』文化も失ってしまうでしょう。資源の管理も大切ですが、魚がいなくなるより前に、魚を食べる人がいなくなってしまいそうです。冗談ではなく、現実的な文化の危機だと思います」。

著者は水産物流通を専門とする水産学者です。

朝の買い物途中/いわき公園にはカメもカモも

いつしか私のお気に入りになっているカプセル入りコーヒーがきれ、朝早く、ペロを連れてわが家からいちばん近いコンビニへ買い物。

150506朝

その途中、近所のお宅のアンテナのうえで、仲間たちを呼んでいるかのようにさえずる小鳥。

150506朝2

見事に藤の花が咲くお宅も。

昼食後はまたペロを連れて県営いわき公園へ。

150506いわき公園広場

きょうは、いつも行く「メインエントランスゾーン」側ではなく、「遊びのソーン」側の駐車場へ。駐車台数はこちらがずっと多いのですが、満車に近い状態でした。

150506いわき公園散歩

遊びのゾーンにはさすがに多くの人。

150506いわき公園池のカモ

「ピクニックゾーン」の池のまわりを歩いていると、カメもいればカモもいれば。

150506いわき公園の亀

家にもどってまた読書。

義妹の納骨法要/花を咲かせる土/三國廉太郎

150505納骨

義妹の納骨の法要をしました。

亡くなって2か月がたち、四十九日は過ぎていますが、身近な親族が集まれる休日で、月命日のきょうにしました。

1150505光景寺納骨

お墓は真宗大谷派の光景寺にあります。

国田法応[みちおう]住職におつとめをしていただきましたが、最後に彼は、小学校教員だった父から教わっていた言葉を紹介してくれました。そのお父さんは義妹が亡くなった4日後に91歳で亡くなったのでした。

150505光景寺本堂

「花よりも 花を咲かせる 土になれ」

住職がそのルーツを調べてみると、お父さんはプロ野球チーム・巨人と松井秀喜の大ファンで、松井の星陵高校時代の恩師だった山下智茂監督の言葉だそうです。

住職の話を聞きながら、これも13世紀の親鸞の言葉なのかと思い込みのように受け止めかけたら、そうではないことと、なによりこの味のある言葉を私のこの記録にも残したくなりました。

150505光景寺・三國廉太郎所

本堂には住職が懇意だった三國廉太郎の書があります。

150505散歩

護憲的改憲論という立場/「憲法秩序」への権力者による攻撃への警鐘

150505タカ派改憲

『タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか』(小林節[せつ]著、皓星社)を読みました。

「護憲的改憲論という立場」は副題です。

1992年3月に『憲法守って国滅ぶ』(ベストセラーズ)という挑発的タイトルの本を書いた時期に、一水会現代講座で同じタイトルで話した記録から、昨年2014年に「対米従属を強める解釈改憲 立憲主義に無知な安倍総理」のタイトルで書いた論説まで23編が収録されています。

著者は本書について、「現実に権力者の傲慢に日常的に接し続ける中で、自分が変化していることが自覚でき、同時に、日本国憲法の真価を強く意識するようになりました」と言い、「私の『成長』の跡をたどった」と位置づけています。

「解説」を書いている、著者の「弟子」の野口健格[たけのり]氏は、著者の「『護憲的改憲論者』としての立場は一貫している」と言い、「著者が、昨今の憲法状況(政府解釈による集団的自衛権の行使容認)に対し警鐘を鳴らしている理由は、権力者からの『憲法秩序』への攻撃を認識したからに他ならない」としています。

ともかく私は、国家の最高法規について、政治にかかわる人が、「私の信ずること以外の意見は聞く気がない」みたいな姿勢や、学ぶ姿勢に欠けることがもっとも危険だと思うに至っています。

「かけはし」配布/生協支部総会チラシも/昼食と花の買い物を妻と

150504かけはし

「かけはし」をご近所260軒ほどにペロを連れて配布しました。

今月の「あしたの風」は日程その他の都合により休刊としました。

150504かけはし配布

浜通り医療生協中央台・郷ヶ丘支部の第3回総会のお知らせチラシもいっしょに配り、「かけはし」配布区域外の組合員宅にもいったん自宅にもどってから。

150504とんかつ昼食

妻が職場(訪問看護ステーション)の連休中の待機で、きのうの午前中も利用者から呼び出しがありましたが、ともかく、遠出できないので、昼食を近所のとんかつ屋さんでとり、その後は園芸店へ寄って、わが家の玄関先に植えようと花の買い物です。

150504花の買い物

憲法68周年/レコーダーの流し/いわき市九条の会講演会/立正佼成会外務部長・根本昌廣さん/主催者あいさつは真宗大谷派住職・閉会あいさつはキリスト教牧師

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憲法施行68周年記念日です。私たち夫婦の結婚29周年でもあります。

午前中、自分の宣伝カーを2時間ほど運転し、自分の声を吹き込んだレコーダーを流して歩きました。

150503薄磯海岸サーファー

平の街中手前を通って太平洋へ向かい、沼ノ内、薄磯、塩屋崎灯台前、豊間、江名、中之作、永崎と海沿い近くを通り、小名浜街中をまわり、家にもどりました。塩屋崎灯台前の駐車場は車でいっぱい、薄磯海岸はじめ近くの海岸駐車場はサーファーのみなさん。

150503塩屋崎灯台

沿道から、すれ違う車から、駐車場から手を振ってくれるみなさんに感謝です。

150503九条講演・根本昌廣氏

午後は「いわき九条の会」による憲法記念日講演会。

講演はいわき市出身で、立正佼成会外務部長の根本昌廣さん。政府が集団的自衛権行使容認の閣議決定をした2日後(2014年7月3日)、行使容認に反対する教団声明をたずさえて菅義偉官房長官に直接会った人でもあります。

講演テーマは「戦争と平和-宗教人の立場から ~集団的自衛権とのかかわりで~」。

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菅官房長官との15分程度の面会で伝えたという、「武力行使で国民の命と暮らしは守れないのが歴史の教訓」「命の無差別性から命の尊厳を具現化すること」「集団的自衛権閣議決定は、国民主権・立憲主義、平和主義を否定するもの」「人類益・地球益を国益とともに追求する開かれたナショナリズムへ」「現在世代と将来世代の共生を図る縦のコミュニティ」「『友と敵』思想の危険性」「ドイツでの倫理委員会のように為政者は宗教者・哲学者との真摯な対話を」といった話は、日本国憲法の実践そのものです。

安倍首相の言う「積極的平和主義」は、根本さんがとらえる意味とはかけ離れていて、武力による直接的暴力だけでなく、貧困や差別などの構造的暴力、その構造を擁護する文化的暴力を含めてなくすことが積極的平和主義の本来的意味であることも指摘しました。

「安倍さんのおかげで憲法を真剣に学ぶ機会を得た」と根本さんはおっしゃいましたが、たぶん、そういうかたも多いのではないでしょうか。

憲法13条が「人間の安全保障」の根拠であり、これと「国家の安全保障」とのバランスを図らなければならないのに、後者ばかりを前面に出し、「敵と味方」思想を前提とした考え方の危険性を告発したことも新鮮でした。

150503九条開会・広田事務局長

開会のあいさつはいわき九条の会事務局長の広田次男弁護士。

150503九条主催者・藤内和光・明賢寺住職

主催者あいさつには市内の明賢寺住職で宗教者九条の会呼びかけ人の藤内和光さん。

150503九条閉会・住吉英治牧師

閉会のあいさつは、牧師でいわき市キリスト教九条の会代表の住吉英治さんでした。

午前・午後とペロと散歩

150502散歩1

ペロと午前中の早い時間に散歩。

満開を過ぎた八重桜は地面一杯に落ちています。

150502八重桜

花もまだ見頃。

150502散歩3田植え

田植えの時期です。すでに終えている田んぼもあれば準備をしている田んぼ。

150502散歩4田植え準備

きょう田植えをしている田んぼもあります。

150502散歩7マリンタワー

午後には小名浜の三崎公園へ。

150502散歩6こいのぼり

見事なこいのぼりに魅せられて途中下車。

公園には多くの家族連れ、カップルが来ていました。

150502散歩9番所灯台

番所灯台にも立ち寄り。

改定介護保険/市町村国保は消えない

150502介護・国保

『改定介護保険法と自治体の役割』(伊藤周平・日下部雅喜著、自治体研究社)、『市町村から国保は消えない』(神田敏史・長友薫輝[まさてる]著、自治体研究社)を読みました。

「介護保険」は、1章から3章で改定の背景とこの制度の本質、医療・介護一体改革との関連、改定内容とその問題点を明らかにし、4・5章で自治体での運動課題、改革提言が示されます。

とくに第4章では「市町村への要求項目の例」が数多く示され、参考になります。

「国保」では、都道府県単位化という政策が進められているものの、その名称にもかかわらず、市町村がこれまでとほぼ同様に国保を運営すること、この政策が医療提供体制の再編と地域包括ケアシステムと連動していることを明らかにし、社会保障としての国保を整備すべき方向をさし示してくれています。

社会保障の個々の制度に限りませんが、住民・利用者からみて、ねじまげられた理念によって後退させられながらも、押し返したり改善の芽がつくられたり、と、しっかりと把握しないとなりません。