「かけはし」/「読むのが楽しみ」/前回の結果

「かけはし」2月号をご近所240軒ほどに配布しました。

夕べからけさにかけての降雪もあり、玄関先の雪かきや、子どもたちと雪だるま作りや雪遊びをするみなさんが外に出ていました。

「いつもこれを読むのが楽しみなのよ」、「いよいよですもんね、応援するよ」、「今度はずっこけないでよ」と親しく声をかけていただけることはありがたいです。

時どき「井戸端会議」に私も加わることがあるかたは、2階ベランダで洗濯物を干しながら「がんばってね、応援してるよ」と。

またあるかたはいっしょに外に出ていたお子さんに「はせべあつしさんよ」と教えてくれていました。

この地域は、ひと晩の雪も翌日午前中には融けてしまいます。雪国のみなさんのご苦労はいかばかりかと思います。

午後は医療生協職員後援会員と生協支部活動が活発な地域を訪問しました。「今度はぜひ頼むよ」、「前回はくやしかったよ」、「ずっと応援してるんだよ」と励まされ、ほんとうにありがたいです。

「今度はぜったい大丈夫だから」と言ってくれるかたもいらっしゃいますが、「大丈夫じゃないのが前回の結果です」と言うと、「わかったよ、私の口で言って歩くから」と。

税金の使い道をチェックできないオール与党―「かけはし」2月号

少人数の「つどい」の場でひざ詰めの話し合いをする機会があります。

「小名浜沖での人工島造りが続いているとは初めて知った」と話されるかたが意外と多いのです。

また、県議会が、日本共産党以外は知事の言うことにはなんでも賛成の「オール与党」であることも知られていません。

小名浜の人工島(小名浜港東地区人工島)は前県政時代の1994年度から造られ始めました。「大きな船を入れるため」「石炭をもっと多く荷揚げするため」が理由です。

総事業費は730億円で、前県政の13年間で212億円余りを使いましたが、「民主党県政」になったこの4年間で使ったのは232億円余りです。昨年度は1年間で104億円を使いました。

県内では、特別養護老人ホームに入所を希望して待機している高齢者が1万1000人余り、いわき市内だけでも1300人を越えています。

こうした待機者を解消するため、施設増設のためにこそ税金を使うべきだと思います。

そして高齢者が安心して老後を暮らせるように、せめて75歳以上のかたの医療費の窓口負担は無料にする、65~74歳のかたの医療費負担も軽減し、高齢者がお金の心配なく医療にかかれることにこそ、税金を使うべきだと思います。

また県内では、59市町村のうち42市町村では子どもの医療費が中学卒業まで無料です。県内のどこに住んでいようと、中学卒業まで医療費を無料にするために、県が追加支出する費用はあと10億円です。

子どもの医療のために10億円を使うことと、人工島を造るために100億円使うことと、どちらが県民の暮らしに役立つのでしょうか。

この一番大事なことチェックできない「オール与党」の議員が増えても、税金の使い方を変えることはできません。「暮らし最優先の県政へ」の願いを日本共産党に託してください。地方からごいっしょに政治を変えましょう。

(写真は福島県のホームページから)

白水でのつどい/訪問/「オール与党」への驚き

午前中は、白水阿弥陀堂がある地域の小学校近くの集会所で「つどい」がありました。

「共産党をずっと前から応援している。久しぶりにいい話を聞けてすっきりした」と言ってもらえてありがたかったです。

「消費税が導入されてから、社会保障が後退し続けていることはそのとおり」、「消費税が大企業や大資産家への減税の穴埋めだということは、もっと知らせないと」、「国会議員は減らせばいいと思っていたが、共産党の議席を減らすことがねらいのようだね。このことをもっと知らせないと」、「マスコミはいったいなにを国民に伝えようとしているのか。自民も民主もダメなのに、マスコミがこの2つしかないかのようにあおってきたんじゃないか」と。

こうしたつどいでこそ、日本政治の本質に迫れる思いです。

午後は私が住む地元の後援会員と訪問。初めてお会いするかたばかりなのですが、「はせべさん、応援してるんです」と言っていただくかた。若いお母さん・お父さんたちからも、「いわきが子どもの医療で遅れてるんですよ。なんとかしてください」と要望されたり、「隣県から越してきたら、突然、子どもの医療費を請求されてびっくりです。県営高速道路と空港とか人工島とか、ちょっと違うんじゃないですか」と。

共産党以外がすべて知事の言うことにはなんでも賛成の「オール与党」の県議会の話には、みなさんほんとうに驚かれます。そして「共産党にがんばってもらわないと」と。

日本政治と地方政治の現実を知ってもらうには、こうして歩くしかないと思います。

本多勝一さん

『本多勝一の戦争論』(新日本出版社)を読みました。

本多さんも80歳になるそうですが、マスコミ・ジャーナリズムの役割についてなにを語ってくれているだろうか、との思いです。

「ただの『マスコミ』(情報産業)であって、ジャーナリズムではない」という言葉は、少なくとも私にとってはずしりと響きます。イラク戦争が「国連を無視したブッシュ政権の明白な一方的侵略に、はっきりと『侵略』という単語を使っているテレビも日刊紙もない…使っている日刊紙は政党機関紙とはいえ『赤旗』だけとは、情けない」と評しての結論です。

「活字に頼る新聞は記者の『眼力』と『筆力』がますます重要になってくる」のに、「ますます必要なときに、ますます少なくなってはいないだろうか」。私はそんな気がします。

著者が尊敬する共同通信OBの新井直之氏は「いま伝えなければならないことを、いま伝え、いま言わなければならないことを、いま言う」とジャーナリズムを定義していたそうです。

本多さんは、それはなにかと言えば、「何らかの意味で人類の未来なり人類の幸せに通ずること」だと言います。

戦争は「止められます! それにはジャーナリストの活躍こそが有効だと言いたい」というメッセージを多くのマスコミ関係者が知っていただけたら、と強く思います。

「やりまっせ!」/暮らし応援を/高橋先生

木曜日朝は高橋あき子市議、地元の後援会員と2か所での定時定点。

自民党の県議や公明党の市議が「おっ、やってるな」といった感じでにこやかに手を振って行ってくれる姿には、「やりまっせ!」といった気持ちにさせられます。

県庁へ行き、知事あてに「県民の暮らしを応援する施策の実現」を求める要請をしました。党県委員会・県議団・地方議員団連名で県内各地から22人の議員らが参加しました。

「子どもの医療費を中学卒業まで無料に」「75歳以上の方の窓口負担を無料に、65歳以上の負担軽減」「住宅リフォーム助成制度の創設」など、県議団もこの間の議会で論戦していますが、来年度予算案の中では「ゼロ回答」になっています。

来年度も人工島には当初予算案で32億円も計上しておきながら、「お金がない」「公平な負担が必要」などを口実に「できない」という話ばかり。

9000億円の予算のなかで、子どもの医療費はあと10億円程度、住宅リフォーム助成制度創設も秋田県にならえば20億円程度、75歳以上医療費無料化は180億円ぐらい。

「福祉のこころ」はないのか、と思わざるを得ません。共産党を除く「オール与党」に支えられる県政の実態です。

いわきにもどってからは、私が病院事務長時代、ずっと院長を務めていただいた高橋直人(なおひと)医師の退職にあたり、「高橋先生を送る会」に参加しました。小泉純一郎厚相時代、医療改悪反対の世論を広げようと、2人で近隣の開業医、病院をたずねて懇談して歩いたことがいちばんの思い出です。

科学の目

『「科学の目」で見る日本と世界』(不破哲三著、新日本出版社)を読みました。

昨年の2つの講演の記録です。ひとつは10月30日、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会が、バンドン会議とこの組織の55周年記念集会で講演「世界史のなかで21世紀を考える」、もうひとつが11月7日、「赤旗まつり」での講演「『科学の目』で日本の政治史を読む」。

とくに日本の政治史を「科学の目」で読むにあたって、「社会の発展や国民の生活を抑え込んでいる害悪の根源、その根っこがどこにあるのか、それをまずつかむ必要」があること、そして政治のいちばんの中身が「害悪を取り除こうとしてる勢力と、その害悪に固執してもっと悪くしようとして頑張っている勢力とのあいだの争い」であることの指摘は重要だと思います。

こうした「目」で、アメリカの占領と戦後日本の始まり、日本の政治が元気だった70年代、共産党排除と「オール与党」体制をつくりあげる支配勢力の総反攻の80年代、「非自民」政権の失敗と共産党躍進の90年代、そしてまた支配勢力の新たな総反攻が「二大政党」を看板にして始まった21世紀初頭を見定めます。

国民が自民党政治を経験し、そしてその政治を変えることを期待された民主党政治を経験したことは、今後の日本の政治にとって非常に意味があり、「時間はかかっても、未来に向かう国民の探求は、必ず、社会をゆがめ生活を押さえつけている害悪に立ち向かう方向に発展する」と、その確信が語られます。

朝のおなじみ/長寿会/訪問/切なる訴え

火曜日朝は小名浜で定時定点。7時50分から20分ぐらいですが、この間のわずかに違う時間帯に散歩されるお2人とはすっかりおなじみとなりました。

事務所開きの地元紙報道によるかもしれませんが、いつにもまして手を振っていってくれるかたが目立ちました。ありがとうございます。

午前中は、短時間でしたが、小名浜長寿会連合会理事会の会議前の時間をいただき、高齢者医療の「新制度」について医療生協の理事としてお話をさせていただきました。

「差別の仕組みを継承する高齢者医療『新制度』案」のタイトルを用意しました。結論は、「後期高齢者医療制度は廃止し、もとの老人保健制度にもどしたうえで、ほんとうに安心できる高齢者医療制度をどうするか、国民的な議論が必要」ということです。

話し終えてからのみなさんからの拍手がありがたいです。

生協病院に寄ると、職員からは「事務所開きの記事を見ました。いよいよですね。いっしょにがんばります」、患者さんからは「知り合いに声をかけてるんだ。応援するぞ」と、ほんとうに力強いです。

午後は平の赤井地域で後援会員3人の案内でお知り合い宅を訪問。

「若い人の仕事をうばい、老人には負担を押し付けているのは全部政治の責任だ」、「年金を減らしておきながら何でも天引きする。安心できる年金制度にしてほしい。民主党には幻滅だ」、「自分たちの声がまともに通る政治のためにがんばってほしい」と、切せつと訴えられました。

週の始まり/高齢者から元気/「保険医療の崩壊」

月曜日朝は自宅近くの街道交差点、そこからほど近いバイパス道路の一般道出入口の2か所で定時定点。

みなさんから手を振っていただき、また新たな週の始まりです。

午前中は、私の地元の後援会員と訪問。途中、まもなく100歳になるという、散歩中のおばあさん。「あんたがたも大変だよねぇ」と。なにせお一人で散歩ですので、元気です。

あるお店では94歳のおばあさんが玄関に出てきてくれました。「がんばってよ。若い者は仕込み中だから、私からよく言っとくよ」と。

元気をもらえましたね。

午後は宮川県議、吉田えいさく党地区副委員長と今月26日の演説会の案内のために、市内11団体を訪問しました。

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)についてはJAでも商工会議所でも医師会でも話題になり、農業だけではなく、医療においても保険医療が崩壊させられかねない問題をはらむことが共有できたことは有意義でした。

事務所開き/訪問で出会う同窓生/つどい

「はせべあつし事務所開き」がありました。

会場は事務所の2階だったのですが、部屋に入りきれず、階段や屋外でその様子をうかがわざるを得ない人たちが出るほど盛況で、ほんとうにありがとうございました。

最後は参加者全員で「ガンバロー!」三唱。

午後は草野地域の後援会員2人とお知り合い宅を訪問。3人そろって中学同窓で、訪問先でも同窓生と出会ったりして、楽しく対話できました。

夕刻は四倉の後援会員宅をお借りして7人の「つどい」。

人間関係の希薄さ、若者たちの雇用状況の深刻さ、高齢者が住みづらい地域社会、などなどの実情が出されながら、医療生協が健康づくり活動などで地域でのきずなを広めている活動なども紹介され、けっきょく、こうしたつながりを広げ、こうした小さなつどいを網の目のように開き、暮らしの実情やその苦しみを生み出している原因、税金の集め方と使い方を決める政治のあり方を、主権者として語り合っていくほかにないね、と。

訪問/檀家/保育現場/地区労

午前中は医療生協支部活動が活発な団地内の組合員さん宅を訪問しました。

「健康体操にいつも行ってるんですよ」「3月の行事に参加するんです」「親子で医療生協にはお世話になってます」のお話は医療生協ならです。

あるお宅では「お寺の檀家でいっしょなんですよ」と。びっくりです。

午後は保育園職場におじゃまする機会があり、民主党政権下で検討されている「子ども園」について話しました。介護保険がモデルになっていて、行政の責任は大幅に後退し、保育現場を「市場化」する構想です。現場のみなさんはさすがに承知されていて、「保育を競争原理にさらすなんて許せない」との怒りの声。

夕刻は小名浜地区労の赤旗開きで党を代表してごあいさつ。社民党、地区労傘下の労組出身の無所属市議とごいっしょしました。

テーブルをまわってごあいさつしていると、「ウチの近くを宣伝カーで来たときにはゆっくり走ってよ。来た!と思ったらいなくなってたよ」と。いろんな激励を受け、ほんとうにありがたいです。