柳家小三治の「ま・く・ら」

『ま・く・ら』(柳家小三治著、講談社文庫)を読みました。160913%e3%81%be%e3%81%8f%e3%82%89

以前に『柳家小三治の落語1~3』(小学館文庫)を読んだ際、この本を紹介されました。1982~1997年に語られたもので、1998年6月発行ですが、ちっとも古くは感じません。

それどころか、師匠は96年に57歳ですから今の私の年。いやに身近に感じました。160913%e3%81%be%e3%81%8f%e3%82%89%e7%9b%ae%e6%ac%a1まくらは、「落語の本題に入る前のイントロ」ですが、本人は「本題に自信がないので独演会などの時にぐずぐずごまかしのためにやり出した」と言っています。

「柳家小三治というひとのものの考え方、世の中への対処のしかたに、まっすぐ一本筋のはいったでんとしたものがあ」る、とは解説を書いている師匠の句友の矢野誠一さん。160913%e3%81%be%e3%81%8f%e3%82%89%e3%83%bb%e3%82%ab%e3%83%90%e3%83%bc%e8%a3%8f

たまたま本屋に寄ったら、「8年を経て、ついに刊行再開!!」と『柳家小三治の落語4』が今月発行でおいてありました。