特別委/質問の字数調整ややりとり想定

140929特別委

「子どもの未来創造対策特別委員会」でした。

「安心して子どもを生み、育てやすい環境の整備について」、今年度からの新規事業を中心に執行部から説明を受け、質疑しました。

子どもの心のケア支援、避難生活をする子どもがいる家庭への訪問、「赤ちゃんと楽しい生活応援事業」、「産後ママサポート事業」については児童家庭課。

140929質問調整

大震災の影響に伴う子どもの体力低下に対応するための保育所などのサポートやそのために必要となる専門的な知識習得のための研修、屋内遊び場、野外での「冒険ひろば」、施設などで子どもの発育にとって望ましい遊びの助言、子育て中の世帯が各種サービスを受けられるパスポートカード、避難高齢者などが子どもと触れ合うシニアサポーターについては子育て支援課。

個人線量計やホールボディカウンターによる個人データを活用してのリスクコミュニケーションに資する市町村事業への支援について県民健康調査課からの説明です。

ほかにも文化スポーツ局から、「アートによる新生ふくしま推進事業」、子どもたちによるふるさと・ふくしまの学び事業としてのジャーナリストスクールなど、「陸上王国福島」パワーアップ事業の説明がありました。

140929質問詰め

子どもの心のケアのいっそうの体制充実、個人線量測定データの実効ある把握のしくみづくり、乳幼児が対象となる事業の医療関係者・医療機関との連携について、私を含め、いくつかの質疑でした。

特別委員会終了後、私はあしたの総括審査会質問のため、原稿の字数調整や、やりとりすることの想定などに頭を悩ませました。なにせ15分です。

常任委員会2日目/質問とり終了

140926企画

企画環境常任委員会の2日目は、企画調整部・避難地域復興局・文化スポーツ局の審査でした。

避難地域での地下水の放射能汚染などを調査する地下水資源対策事業は昨年度から行なわれていて、さらに箇所数をふやして1,600万円余りの補正、また、再生可能エネルギー発電モデル事業は当初予算に1億5,100万円の上積み補正も提案されました。

また、新生ふくしま復興推進本部推進事業費も、福島県に対する支援への感謝と福島県の現状を伝えるとりくみを全庁的にさらに展開し、推進本部の活動を進めるために4,000万円の増額補正。

一般的事項では、「復興集中期間」後の2016年度以降の復興需要や財源確保のための国への働きかけ、電力会社が再エネ受入れ中断報道を受けての対応、復興や廃炉へ向けた研究拠点整備などに加え、私からは、きのう日本学術会議から長期避難者支援への提言もあった、帰還でも移住でもない「長期退避・将来帰還」などを含めた多様な選択肢を支援策として示すべきこと、中間貯蔵施設にかかわる国からの交付金の県分について、「国の復興事業では対応できない生活再建・地域振興策」への活用をただしました。

140926質問とり最終

委員会終了後は、来週30日の総括審査会質問の最後の「質問とり」。いろいろなやり取りの末、なんとか終了です。15分の質問にしては、詰めるのに手間取りました。

きょうは東京電力広報担当者から、廃炉・汚染水対策の進捗について、定例の説明を受けました。

生活環境部審査での質疑/質問とりは短時間

140925蜂の巣

企画環境常任委員会の生活環境部審査でした。

県全体での補正予算額は552億円弱で、そのうちの510億円が生環部所管の除染推進費で市町村除染対策支援事業です。

質疑では、ふるさとふくしま帰還支援事業1,900万円弱が、県外避難者への情報提供、相談体制、戸別訪問を通して帰還・生活再建につなげるため、東京・神奈川・埼玉・千葉の4都県に復興支援員を配置し、5団体ほどに委託する費用であること、また、来年3月に仙台市で開催される第3回国連防災世界会議関連事業2,300万円余りが、被災地・福島での食の安全のとりくみ、除染、復興の姿などを直接見てもらうスタディ・ツアー、観光(エクスカーション)、シンポジウム企画などの費用であることの説明を受けました。

補正以外でも、福島第一原発作業員の作業災害の発生件数、作業員の安全確保・作業環境整備対策、救急医療体制の東電の対応と県としての働きかけ、また、今年3月28日に発生した作業員死亡事故について、労基署・警察によっていまだ調査中であることの説明を受けました。

ほかの委員からは、原子力災害対策センターと環境創造センター工事請負契約のこと、IAEAとの協力プロジェクトのなかの野生動物の放射性核種動態調査、中間貯蔵施設をめぐる問題、有害鳥獣対策などの質疑がありました。

委員会後、私は引き続き、きょうは短時間の質問とりがあり、あしたには終えそうです。

質問とり続行/自民のあいまい姿勢/熊坂氏を自主的支援

140924質問とり2

きのうのうちに福島市内の定宿に泊りに来て、けさから「質問とり」続行です。

おとといのうちには質問の趣旨についてまだ話せなかった質問や、執行部側で用意した「質問要旨」を確認したりする作業に入っています。

きょうの本会議での一般質問の前後にその作業をしましたが、あしたにまたその作業が残りました。きょう来てもらえなかった部署があり、どういう事情か、ちょっと心配です。

140924質問とり

一般質問は、自民、民主・県民連合、自民、民主・県民連合、公明の順に5人でした。

「原発事故は大人の責任です」と言う自民議員がいましたが、こういうあいまいな認識が事故収束に全精力をあげるべき政府責任を棚上げすることを助けているのではないでしょうか。

それにしても前議会の6月議会、その前の2月議会で、自民党の代表質問では現知事に退任を迫っておきながら、代表質問でも一般質問でも感謝やねぎらいの言葉をかけ続ける姿勢には違和感を感じます。

140924アラート

私が控室で質問とりをしている間、午前中には、11月6~9日に自衛隊が東北で行なう「みちのくアラート2014」に対して外国の軍隊が参加することや、欠陥機オスプレイの飛行を行わないことを自衛隊に県から要請することを求める県交渉がありました。

140924つくる会

また午後は、党も参加する「みんなで新しい県政をつくる会」が記者会見し、10月26日投票の県知事選に立候補を表明している元宮古市長・熊坂義裕氏を「自主的支援」することを表明しました。

民主県連などが推す内堀氏に、自民党本部主導で「相乗り」したことは、自民党敗北回避と原発争点回避をねらったものにほかなりません。

原発の再稼働に反対し、原発ゼロの日本をめざす姿勢とともに、福島の声で安倍政権に迫るはっきりした姿勢が福島県知事に求められることからの判断です。

私の質問とり開始/あべさんが一般質問

140922質問とり開始

午後からの本会議を前に、私が今月30日に予定している総括審査会質問の「質問とり」開始です。

要は、私が聞こうとする質問の「正確な」趣旨を、執行部が確認する作業です。

総括審査会は1問1答方式で、私の質問持ち時間は「片道」で15分。15分間は私がしゃべれる、ということです。

議会はきょう(22日)、休日をはさんだあさって(24日)と5人ずつの一般質問です。1人の持ち時間は20分間。

きょうは、自民、民主・県民連合、共産党、未来ネット、自民の順でした。

140922あべ一般

共産党はあべ裕美子さんが登壇。原発事故による賠償問題、再生可能エネルギーの推進、除染、災害弱者の避難支援、精神障がい者施策、特別支援教育に関して県の姿勢をただしました。

140922あべ質問

とくに障がい者や特別支援教育に関する質問・再質問・再々質問には、他会派議員からも「いい質問をするなぁ」といった声が聞かれました。

140922あべ傍聴

あべさんの質問後にちょうど休憩が入り、傍聴に見えたみなさんに控室でごあいさつしました。

本会議終了後、県議団会議で、今議会の今後の対応、年内の日程などについて協議し、自宅には8時過ぎ着。

 

総括審査会質問準備/全国レクリエーション大会

140919質問とり打ち合わせ

会期中の9月県議会閉会前日、9月30日には総括審査会での質問を予定していて、その準備もしています。

休日や祝日をはさみつつ、来週月曜からの一般質問、常任委員会、特別委員会の議会日程をこなしながら、「質問とり」があります。

140919地域医療

きょうは執行部による質問とりとの調整に入ってくれる担当職員との顔合わせ。現時点で考えている質問項目を伝えました。

また先日、地域医療課にお願いしていた資料を受け取り、説明を受けました。実はその資料は、私が以前にはオリジナルで作っていた表の最新版をお願いしたものなのでした。

140919レク大会知事

ところできょうは、「第68回 全国レクリエーション大会 2014福島」の総合開会式が午後から福島市音楽堂であり、福島県議会としてこの大会に協力することもあり、議会は休会です。

140919レク大会会場

大会スローガンは「福島に 集い咲かそう 笑顔の輪」。県内18市町村を会場に、様ざまなレクリエーション、スポーツが展開されます。

代表質問2日目/共産党は神山さん

140918神山質問

代表質問の2日目は、ふくしま未来ネットワークと共産党です。

共産党は、神山悦子県議団長が立ちました。

退任を表明している知事に対しては、原発推進の国と対峙せざるを得ない県として、国に対し責任ある対応を求め続けることについて、その考えをただしました。

140918神山再質問

原発事故対策・避難者支援については23項目、医療・福祉・教育に関して19項目、産業・生業支援、再生可能エネルギーについて5項目、災害対策について3項目、合計51項目の質問でした。

国に対するエネルギー基本計画の撤回、原発労働者の国家公務員並みの労働条件、賠償、スクールソーシャルワーカーの増員・処遇改善、医療・介護従事者の処遇改善、国による今年の備蓄米の買い上げについて、再質問、再々質問でたたみかけましたが、代表質問で再質問をしたのは神山さんだけでした。

代表質問は30分間ですが、ちなみにきのうの自民、民主・県民連合はそれぞれ26項目、きょうの未来ネットは22項目でした。

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質問後、傍聴に来られたみなさんに県議団としてあいさつしました。

140918税務課

本会議を前後し、きょうは税務課、保健福祉部総務課にそれぞれ私が聞きたいことの説明を受けました。

代表質問/深刻な事態が続く

140917建築指導課

自民党、民主・県民連合の代表質問でした。

原発震災後、大きな課題となり続けていることについて、自民党が総括的に取り上げました。各会派もこれまでの議会で何度も取り上げており、3年半がたち、深刻な事態がいかに続いているかの反映です。

項目的にあげると、「財源確保」「執行体制の強化」「避難者の見守り・健康支援」「県外避難者の心のケア」「子どもの遊びや運動の機会」「復興公営住宅整備」「避難市町村の帰還」「浜通りの公的病院支援」「中小企業の復旧・復興支援」「避難地域の再生可能エネルギー導入」「避難地域等の営農再開」「避難指示区域の公共土木施設の復旧」「東電の廃炉のとりくみ」「中間貯蔵施設」「国直轄除染」「農業用ダム・ため池除染」などです。

ほかにも、私たちが重視している国の原発推進回帰政策、一人ひとりの生活や生業の再建、人権の回復、避難指示区域以外の精神的賠償を含めた完全賠償、東電敷地周辺を含めた地下水動態の調査・解明、原発労働者、広域避難計画などなどがいまだ大きな課題です。

代表質問をはさみ、地域医療課、国保課、建築指導課から私なりの問題意識に基づきいろいろ聞くべきことの説明を受けました。

140917パソコン画面

9月議会開会/「課題山積」と退任知事/副知事退任あいさつ

140912開会

9月定例県議会の開会です。

来月の知事選挙には出馬しないことを表明した佐藤雄平知事にとっては最後の県議会になります。

140912開会・知事

退任することについて「非常に心苦しい気持ち」と言いつつ、「汚染水問題など一連のトラブルが…復興を妨げる大きな足かせ」、「真の復興実現を図る上で解決すべき困難な課題が山積」、「避難生活が長期化する中で、孤立化の防止や健康維持の対策がますます重要」、「仮設住宅等から新しい生活の場への移行による分散化への対応や深刻化する諸課題への対応も重要」など、「本県が置かれた状況の特殊性をしっかりと国に認識していただ」かないとならず、また、「復興実現へ向けた枠組み、土台はしっかりと築いてきたつもり」と強調しました。

課題山積や深刻化する諸課題はまったくそのとおりです。それだけに、「福島切り捨て」と言ってもいい安倍政権へ、はっきりとモノを言い、対峙できる県政にしなければなりません。

開会前には、きのう副知事を辞職し、知事選立候補表明をした内堀雅雄氏が各会派控室に退任あいさつをして回りました。

140912開会日

それはそれとして、私たち県議団としては、朝からあべ議員の一般質問内容の検討をし、本会議終了後は、あべさんの執行部による「質問とり」も始まりました。神山県議の「質問とり」は佳境。

きょうの議運で、神山団長の代表質問が18日(木)の2番目、あべ県議の一般質問が22日(月)の3番目と決まりました。

視察3日目/着床式洋上風力/欧州との違い

140904海上鉄柱

視察3日目は、「北九州市沖における着床式洋上風力発電設備の実証運転」について。

独立行政法人・産業技術総合開発機構(NEDO)と電源開発株式会社による実証研究の現況視察です。

140904風車(右)・観測塔(左)

雨が本降りになり、沖合1.3kmの風車と観測塔の様子はバス車中から見るほかありませんでした。

説明のなかで、この北九州と千葉銚子市沖での実証研究では、日本海と太平洋の違いを明確にすることも目的、といった話もあったので、そのこととあわせ、ヨーロッパの技術をそのまま適用できない理由を聞いてみました。

140904風車

海の広さの違いにより、風による波の性質、とくに太平洋は、年中、うねりがあることが特徴だそう。

また、ヨーロッパとの違いは、地震や雷の頻度や大きさ、それに地盤(低質)の複雑性に対する技術的対応が、日本はヨーロッパとの比ではないらしいです。

8時半からの視察を10時ごろには終え、福岡空港から伊丹空港を経由し、午後5時には福島空港着。