視察3日目は、「北九州市沖における着床式洋上風力発電設備の実証運転」について。
独立行政法人・産業技術総合開発機構(NEDO)と電源開発株式会社による実証研究の現況視察です。
雨が本降りになり、沖合1.3kmの風車と観測塔の様子はバス車中から見るほかありませんでした。
説明のなかで、この北九州と千葉銚子市沖での実証研究では、日本海と太平洋の違いを明確にすることも目的、といった話もあったので、そのこととあわせ、ヨーロッパの技術をそのまま適用できない理由を聞いてみました。
海の広さの違いにより、風による波の性質、とくに太平洋は、年中、うねりがあることが特徴だそう。
また、ヨーロッパとの違いは、地震や雷の頻度や大きさ、それに地盤(低質)の複雑性に対する技術的対応が、日本はヨーロッパとの比ではないらしいです。
8時半からの視察を10時ごろには終え、福岡空港から伊丹空港を経由し、午後5時には福島空港着。