『地域医療を支える自治体病院』(伊藤周平・邊見公雄・武村義人・自治労連医療部会編、自治体研究社)を読みました。
2012年8月の民自公談合による社会保障制度改革推進法、2013年8月の社会保障制度改革国民会議「報告書」を受け、同年12月には社会保障改革プログラム法(持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」が成立させられ、これに基づいて2017年までに医療制度改革をはじめとした社会保障制度改革のための関連法案が国会に提出予定です。
その第一弾が昨年(2015年)6月にすべての野党の反対を押し切って成立させられた「医療介護総合法」(地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」でした。
この法律のねらい・本質・問題点を明らかにするとともに、各地で、医療・介護を住民の立場で守るとりくみが紹介されています。
神戸市の診療所、名古屋市立の病院から見た医療、介護保険の実情、大阪市・京都府北部・愛知県・東京都・千葉県などの自治体病院の役割が、実践のなかから浮き彫りにされ、地域住民の医療と命を守る一点で共同する運動の展望を示してくれます。
それはそうと、ペロはけっきょく左後ろ足のじん帯断裂の診断で、去年に続き、入院・手術とあいなりました。