地方消滅の罠/「選択と集中」ではなく「多様性の共生」

141223地方消滅

『地方消滅の罠』(山下祐介著、ちくま新書)を読みました。

オビにあるように、地方を消滅へと導こうとしているのは、「増田レポート」という「虚妄」を書いたあなたたちではないのですか、と問題提起しています。

著者は、増田レポートには「自立」の論理が欠け、「協働」もなく、したがって「循環」もなく、「持続」性もない、代わりに「成長」があり、「選択と集中」があり、そのために「排除」が許され、多様性を認めず、強要があり、「依存」も生まれていく、と喝破。

「大きな破綻に至る前に」「地方への分散化を」「多様性の共生」でできないか。本書の主張です。

150103朝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です