国際社会も注目の県議選/熱い支援/なんとしても/期日前投票

福島県議選は、東日本大震災・原発事故被災地の地方選締めくくりで、戦争法廃止、原発ゼロ、暮らしの充実が問われます。

共産党が議席を倍増させた宮城県議選(4→8)の衝撃が官邸だけではなく、海外にも伝わっているようですが、原発被災地・福島での選挙を国際社会が注目することも必然です。

吉田えいさくさんの勝利で、いわきから2議席を確実に獲得するため、告示前から国会議員や原発立地県の県議など、全国から熱い支援が続いています。

151101堀内照文衆院議員【11月1日、堀内照文衆院議員と吉田えいさくさん

151102藤野保史衆院議員【11月2日、藤野保史衆院議員と吉田えいさくさん

151103佐藤正雄・いわぶち友【11月3日、佐藤正雄福井県議・いわぶち友参院比例予定候補と吉田えいさくさん

11月1日には堀内照文衆院議員、2日には藤野保史衆院議員、3日には佐藤正雄・福井県議、5日の告示日には先月12日の演説会に続き井上哲士参院議員(参院国対委員長)、きょうは西銘純恵・沖縄県議、そしてあす7日には、午後4時半からJRいわき駅前で小池晃参院議員(党副委員長)。

151105告示日・井上【11月5日の告示日、井上哲士参院議員と吉田えいさくさん】

151106西銘純恵・沖縄県議【11月6日、西銘純恵沖縄県議と吉田えいさくさん】

なんとしてもえいさくさんを押し上げたいと思います。

151106小池さんあした

きょうから期日前投票も始まっています。

151106期日前

私は来週、入院しているこの病院内で不在者投票の予定です。

県議選告示/議会での「討論」/議案・請願・意見書への態度・理由を明確に/議長が「感動した」と

151105告示・えいさく

福島県議選が告示されました。吉田えいさくさんは元気に第一声、遊説に出発したようです。

きのうは、福島県議会での共産党の議席の役割を、なかなか日の目を見ない質問・答弁のごく一例から見てみました。

この作業をして思い出したのが、「討論」です。毎議会、知事提出議案、意見書などの議員提出議案、県民からの請願について、賛否の態度の理由を明確に示すため、私たちはこの討論を重視しています。

たんに自分たちの言いたいことを言いっぱなしにするのでなく、反対するならなぜ反対するのか、私たちの対案をどう考えているか、賛成の場合はどうなのか、その意志をはっきりと示すことが責任ある態度であることは言うまでもありません。

151105治療2の2日

とくに、県民から寄せられる請願、その請願に基づく意見書は、所管委員会で不採択・否決とされ、本会議でも葬り去られるものは、新聞もまず報じませんので、いったいどんな請願・意見書が本会議に出てきたのかすらわかりません。

この点で私の印象に強烈に残っているのが、討論終了後、議場を出る際に、議長から「感動した」と2度、声をかけられたことです。

最初は、安倍内閣による集団的自衛権行使容認の閣議決定翌日の討論でした。2014年6月定例県議会でしたが、議会開会前からその動きがあり、行使容認反対の請願が出され、これに基づく意見書案を私たちが提出、自民党は行使容認前提と言っていい意見書案を出していました。

税と社会保障の一体改革のかかわりでの地域包括ケアシステムについての意志とあわせて討論しました(会議録)。

動画では、31分40秒ぐらいから49分50秒ぐらいまでです。

2回目に議長から「感動した」と声をかけられたのは、今年(2015年)2月議会での討論でした。予算議会でもあるので、予算に対する態度に加え、集団的自衛権行使を前提とした立法化阻止、政党助成金の廃止、原発再稼働反対、介護報酬を引き下げないこと、安定雇用の確立、などなど多くの請願・意見書が採択に付されました(会議録)。

こちらの動画は38分40秒ぐらいから56分10秒ぐらいまでです。

151101

なお、質問にせよ、討論にせよ、その原稿については、分担者が原案を書くのは当然として、かなり前の段階から最終まで、県議団として集団的検討を加えたうえで本会議場で読み上げています、念のため。

2クール目の点滴治療2日目も、5時間40分ほどで無事終了です。

福島県議選あす告示/共産党議席の役割/今後に生かせる答弁を引き出す

1511県議選候補6人【(左から)ふるかわ芳憲、あべ裕美子、宮本しづえ、神山えつこ、宮川えみ子、吉田えいさくの各候補】

福島県議選はいよいよあした11月5日が告示です。投開票は11月15日。いわきでは私の後継となる吉田えいさくさん、引き続く宮川えみ子さんの2議席、そして全県で6議席獲得へ全力です。

それにしても共産党を除く「オール与党」体制が長く続く福島県議会での共産党議員の役割の大きさをつくづく感じています。

150320討論´

せっかくの機会なので、私の印象に残っていて、忘れられかかってなかなか日の目を見ない質問と答弁を記録します。

前知事時代の2012年12月議会(動画会議録)では3点ありました。

防災に関して、「自助・共助・公助」が成り立たないことを東日本大震災が証明したと指摘し、地方自治法や災害対策基本法に基づく見解をただしました。

担当部長の答弁は、「『公助』を基本に…『自助・共助』の気運の醸成に努めてまいります」というものでした。「自助・共助」ばかりが強調され続けていたなか、「基本は公助」というのは重要です。

原発事故に関してはその人災認識を聞きました。実は2012年2月議会(動画会議録)でも聞いていましたが、その時は、2度の再質問を含め、知事は正面から質問を受け止める気のない答弁を3度繰り返しました。

151104治療2

12月議会では一転、知事は、「少なくとも、津波に対する備えが不十分であったことにより、原子炉を冷却する機能が失われたことは、『人災』と受け止めるべきもの」と答えました。

もう一つは「福祉型県づくり」についてです。知事は、「県民福祉の基盤が震災前よりも、より充実した体制となるよう…県がその先頭に立って…取り組んでまいる」と答えたのです。

ちなみに医療計画に関し、担当部長は、「本県の医療提供体制が、震災前よりもより充実したものとなるよう計画策定にしっかりと取り組んでまいる」と答えました。

当然のように思えますが、重要です。

現知事になって、2014年12月議会(動画会議録)では、知事の憲法認識を問いました。

「三つの基本原則を掲げた憲法の制定が…平和を希求する国家として国際社会からの信任を得た」「地方制度は、地方自治の本旨に基づくべきことを明確に規定し…今なおゆるぎない存在意義」「こうした現行憲法の精神を原点として…震災と原発事故からの復興と県勢の更なる発展に全力を尽くしてまいる」という知事答弁です。

151194治療2心電図

憲法99条に照らせば、これこそ当然なのでしょうが、こんな重要答弁はないと思います。

いずれも当面の施策の具体化というより、これら答弁を足場にその姿勢の具体化策を迫っていける、まさに今後に生かせますし、こうした答弁を引き出すことも共産党の役割だと私は思います。

さて、きょう、あすと2度目の治療。10時前からの準備を含め、6時間弱で初日の点滴治療を終えました。

おとなしく外泊/「積読」本探し出し/白水阿弥陀堂

今回入院の最初の外泊はかなりおとなしいものでした。

やはり病室でのベッド上での暮らしが長いあとは、動き回るにもなかなかきびしい。

朝の10分間のテレビ体操だけではない、意識的体力回復策を講じます。

そんなわけできょうはこの間の入院生活を振り返り、かつ、今後も続く病室での暮らしで読んでおきたい、新刊本ではない「積ん読」状態が長い本を探し出していました。

151103白水阿弥陀堂

とはいえ、24時間で病院へ「帰る」前には、病院近くの国宝・白水阿弥陀堂に立ち寄ってきました。

151103白水阿弥陀堂3

151103白水阿弥陀堂2

阿弥陀堂手前の広場には、イノシシに掘り起こされた痕跡?

151103阿弥陀堂前イノシシ

9~10月のベッド上の読書記録

151103ベッド上読書

私の個人的記録なのでかんべんしてください。

9月議会中から、耐えられないわけではない腹痛を抱え込み始め、病院に泊まる機会があった9月下旬から10月末までのベッド上での読書。

『原発災害はなぜ不均等な復興をもたらすか』(除本理史・渡辺淑彦編著、ミネルヴァ書房)。原発事故による被害者の生活再建と地域再生の課題について多角的に論じます。いずれも道半ばであり、闘いが続きます(再掲でした)。

『疑うこころ、科学する眼』(安斎育郎著、かもがわ出版)。原発事故に向き合い続け、福島にも足を運び続け、あちこちに書き綴ったエッセイ30話。

『公教育の無償性を実現する』(世取山洋介・福祉国家構想研究会編、大月書店)。公教育にかかわって私費負担のあまりの大きさなど、憲法に基づく教育条件整備上の法制度に山ほどの課題があることに改めて驚かされます。

『老後破産』(NHKスペシャル取材班、新潮社)。身近に広がりつつあることは間違いありません。

『2050年 超高齢社会のコミュニティ構想』(若林靖永・樋口恵子編、岩波書店)。生協総合研究所が立ち上げた「2050研究会」が、「すべての小学校区」「元気な高齢者」「集いの館」の3つを柱にした提言。

『福祉国家型財政への転換』(二宮厚美・福祉国家構想研究会編、大月書店)。福祉型自治体づくりとあわせた私のテーマと自覚しています。

『立憲主義について』『世界史の中の日本国憲法』はいずれも佐藤幸治著、左右社。「世界史…」は今年6月の「立憲デモクラシーの会」主催のシンポジウムでの講演記録。オビには「それは“押し付け”でなく“復活”だった。」とあります。「立憲主義…」はこの講演のベースとなっている著作。オビには「古代ギリシャから続く知性の歴史に日本国憲法の精神を探る佐藤憲法学のもう一つの成果」とあります。安倍反知性・反立憲主義集団への根底的批判と私は受け取ります。

『子ども白書2015』(日本子どもを守る会編、本の泉社)。1964年から出版し続け、今年度から新たな半世紀へのスタートとなる第一冊目。子どもをめぐる全体状況を視野に課題分析・政策提起する70を超えるテーマに感心。

『海舟語録』(江藤淳・松浦玲編、講談社学術文庫)。あるかたから読むよう勧められました。

『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記1~3』(竜田一人著、講談社)。10月下旬に第3巻が発刊された原発作業員ルポ漫画です。作業員ならびに作業現場がありのままに描かれています。

151102病院前

外泊許可

151102体操

10月19・20日の治療開始から2週間。検査数値などから1クール目が無事終了し、11月4・5日には2クール目の治療開始予定です。

2クール目を前に、24時間限定の外泊許可が出たので、1日だけ自宅へ戻ります。10月6・7日以来かと思います。

151031絵の通り

この間、ここの病院関係者との関係だけでもいろいろ楽しいことがありました。

実習に来ているある看学生が私のベッドサイドにくるなり「フリーズ」。私も驚いて「あれ、どうしたの?」と声をかけると、「はせべあつしさんですよね?」と。

「〇〇の孫です」と。孫といわれなくても私はこの子の親もよく知っているのですが、ともかく、自覚的には小学生のころ以来だったのでびっくりしました。

またある日、「ご無沙汰してます」と白衣の男性職員。私が別の病院事務長のころ、新卒で技術者として迎え入れていた職員でした。

151031絵の通り2

私のブログを見てくれていて、どこぞの病院に入院していることは承知していました。

そこはさすがに医療関係者。自分が今いる病院であることを関係者から聞き、病室まで来てくれました。

先月16日に県外大学の教壇に立つ中高同級生から電話があったことを書きました。そのお兄さんがこの病院に勤めていて、同級生から電話をもらった翌日、病室をたずねてきてくれました。

151031休憩所

私に電話した後にお兄さんに電話し、「すぐにでも代わりに顔を見て来てほしい、と言われた」とのことでした。

だいたい、同級生から電話があったのは、私が時どき彼の実家のお母さんをたずねることがあり、そのお母さんから私のことについて彼に電話があったんだそうです。

入院している患者さんがたずねてきてくれた日もありました。

ほんとうにみなさん、ありがとうございます。

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治療1週間/4日目ぐらいから疲れ(?)/薬剤服用

19日に治療を開始してちょうど1週間目。

3日ほどはなんということはありませんでしたが、4日目・5日目の土・日と、疲れを感じたり、やたらに眠かったり、発熱したりと、少し様相が違ってきました。

151024食事

この間、医師の許可を得て、おかゆをもちこんで、少量食べています。口から食べ物を入れるのはほぼ1か月ぶりです。ただ、栄養は基本的にまだ点滴に寄っています。

少し振り返ると、治療開始2日前からは、朝に血中尿酸量低下剤、晩には胃酸分泌抑制剤を飲み続けています。

治療開始の19日から3日間は、吐き気・おう吐をおさえる薬を服用。

151023CV消毒

また、20日から3日間は点滴でステロイド剤、21日から10日間の予定で白血球を減少させない注射も連日うっています。

こんな感じで今後、6~8回の治療が続きます。

それはそうと、宮城県議選では議席倍増(4→8)! いよいよ福島県議選です。改選時5議席から6議席をめざします。

1510176階西

双葉病院と県との和解/県が謝罪/よかった!

151023NHKはまなかあいづ

福島第一原発事故の際、患者を置き去りにして職員がいなくなったかのような、事実に反する県の記者発表に関し、双葉病院を運営する医療法人「博文会」が、謝罪広告などを求めた訴訟の和解が、福島地裁できょう10月23日、成立しました。

この件で私は、病院当事者から詳細な経過資料などをもとにやはり詳細な話を聞かせてもらい、県の姿勢をただすよう要望を受けていました。

151023ゴジてれChu

その時点ですでに係争中だったこともあり、県側から十分な話を聞くことはできませんでしたが、2013年10月1日、私の確信に基づき、一般質問(動画)取り上げました(会議録)。

「県による報道発表により、著しく傷つけられた双葉病院の名誉の回復のため、公の場で県の誠実な姿勢を示すべき」と求めたのです。

あれから丸2年、ほんとうによかったと思います。

1人を除いて「靖国」派閣僚/参拝、真榊奉納が靖国神社と同じ立場に身を置くことを世界に宣言する意味

151012ハタ・靖国

第3次安倍改造内閣の20人の閣僚のうち、公明党の石井啓一国土交通相を除く全員が、「靖国」派の政治家です(「しんぶん赤旗」10月12日付け)。

安倍首相を含め、19人の閣僚は、「日本会議国会議員懇談会」「神道政治連盟国会議員懇談会」「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の三つの議員連盟のいずれかに所属してきたのです。

問題なのは、靖国神社の戦争博物館「遊就館」の展示が、日本の過去の侵略戦争を「アジア解放」の「正義の戦争」と堂々と位置づけていることが世界の人びとに知られるにいたっていることです。

つまり、靖国神社に参拝、真榊奉納することは、政治家が靖国神社と同じ立場に自らの身を置くことを世界に宣言することにほかなりません。

以前に書いた「不戦の誓い」にもっともふさわしくない靖国神社靖国神社/「正しい戦争」「英霊顕彰」「近代史の真実」も参照してください。