福島県議選が告示されました。吉田えいさくさんは元気に第一声、遊説に出発したようです。
きのうは、福島県議会での共産党の議席の役割を、なかなか日の目を見ない質問・答弁のごく一例から見てみました。
この作業をして思い出したのが、「討論」です。毎議会、知事提出議案、意見書などの議員提出議案、県民からの請願について、賛否の態度の理由を明確に示すため、私たちはこの討論を重視しています。
たんに自分たちの言いたいことを言いっぱなしにするのでなく、反対するならなぜ反対するのか、私たちの対案をどう考えているか、賛成の場合はどうなのか、その意志をはっきりと示すことが責任ある態度であることは言うまでもありません。
とくに、県民から寄せられる請願、その請願に基づく意見書は、所管委員会で不採択・否決とされ、本会議でも葬り去られるものは、新聞もまず報じませんので、いったいどんな請願・意見書が本会議に出てきたのかすらわかりません。
この点で私の印象に強烈に残っているのが、討論終了後、議場を出る際に、議長から「感動した」と2度、声をかけられたことです。
最初は、安倍内閣による集団的自衛権行使容認の閣議決定翌日の討論でした。2014年6月定例県議会でしたが、議会開会前からその動きがあり、行使容認反対の請願が出され、これに基づく意見書案を私たちが提出、自民党は行使容認前提と言っていい意見書案を出していました。
税と社会保障の一体改革のかかわりでの地域包括ケアシステムについての意志とあわせて討論しました(会議録)。
動画では、31分40秒ぐらいから49分50秒ぐらいまでです。
2回目に議長から「感動した」と声をかけられたのは、今年(2015年)2月議会での討論でした。予算議会でもあるので、予算に対する態度に加え、集団的自衛権行使を前提とした立法化阻止、政党助成金の廃止、原発再稼働反対、介護報酬を引き下げないこと、安定雇用の確立、などなど多くの請願・意見書が採択に付されました(会議録)。
こちらの動画は38分40秒ぐらいから56分10秒ぐらいまでです。
なお、質問にせよ、討論にせよ、その原稿については、分担者が原案を書くのは当然として、かなり前の段階から最終まで、県議団として集団的検討を加えたうえで本会議場で読み上げています、念のため。
2クール目の点滴治療2日目も、5時間40分ほどで無事終了です。