スーパー望遠鏡「アルマ」が見た宇宙

『スーパー望遠鏡「アルマ」が見た宇宙』(福井康雄編著、日本評論社)を読みました。久しぶりに読書した、という感じ。%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%9eこれは入院前、一般紙の広告を見てたまたま直前に手にした本でした。%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%82%aa%e3%83%93本書でも最後に強調されていますが、「宇宙の深い理解は、我々人類の宇宙の中での価値を教えてくれます‥‥単なるロマンに留まらず、我々人類がこの先どのように生きていくべきなのか、という大切なことを教えてくれる」のが天文学です。%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%82%ab%e3%83%90%e3%83%bc%e8%a2%96観測の技術が進歩し、宇宙の姿や広がりが徐々に明らかになり、そしてその中の人類の存在意義と生き方を問う、天文学のこの姿勢がたまらないんですね。

ちなみに「アルマ」とは、この本では知っていることが前提になっていて(私は知らなかった)、調べると、Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)の頭文字で、Atacama は南米チリのアンデス山脈北部の標高5000mの砂漠だそうです。

Opera AIDA

縁あって、The Metropolitan Opera の AIDA をDVDで見る機会がありました。161005%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%83%801先日、ここの病室ではDVDが見ることができる、とある友人に伝えると、「オペラがあるから持ってくるよ」とは言われていたのでした。161005%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%83%802実はオペラを全編、動画で見るの初めて。幕の合間に歌手が幕前に登場して観客から大きな拍手に迎えられるなど、何か感動してしまいます。

日本の能とか狂言とかもそうですが、身近に接する機会を逸したまま、ずっと時を過ごしてしまう、というのはものすごくもったいないことです。いちばんいいのは、教育課程の中で接することができればいいとは思いますが。161005%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bb%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3

それはともかく、ジャケットも解説書も日本語は一文字もないので、追ってまたあらすじなどあらためたいと思います。

蜂窩織炎

左腕の上部にできた「蜂窩織炎」(ほうかしきえん)だそうです。

これも10月3日に突如、真っ赤に腫れあがっただけでなく、ずっと痛みが続いています。161006%e8%9c%82%e7%aa%a9%e7%b9%94%e7%82%8eこの赤く腫れあがった中心部には、ずいぶん前から豆粒を二回り大きくしたようなしこりのようなものがあって、いつもつまめるようなものでした。

それが突如、腫れあがりと痛みの中心になってしまい、驚いています。

当面ともかく、点滴抗生剤対応です。

採血前倒し実施/緊急処方で抗生剤点滴と止血剤内服薬/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲

10月1・2日の「緊急事態」もあったからとは思いますが、採血を前倒しで実施、検査項目数も増やしてみた、とのこと。

やはり、今回の化学療法が、「新たな負担」や体内での「新たな闘い」の要因のようです。161004%e6%8a%97%e7%94%9f%e5%89%a4%e7%82%b9%e6%bb%b4

当面、朝・夕と抗生物質の点滴、内服薬としては止血作用がある薬が8日分処方されました。161004cdきょうの鑑賞曲は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番・第3番。ピアノはリーリャ・ジルベルシュタイン、クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。これはわが家のレコード盤棚にはありません。

スマホの環境を借りてネット接続/機種変更で格段の違い

前回入院来、パソコンでのインターネットはスマホのインターネット環境を借りてブログもフェイスブックも更新しています。

ところが、先月までは反応があまりに鈍く、入力画面がなかなか出て来ずにあきらめる場面も。ストレスと発熱の大きな要因でした(冗談です)。

10月から機種を変えたら、その容量がけた違いに引きあがったらしく、入力がきわめてスムーズ。
ブログも9月27日からまとめて記録が残せています。

主体的に機種を変えたことは一度もないのですが、今回ばかりは大助かりです。

39度台連発の10月1・2日/解熱鎮痛剤から氷枕から電気毛布から…

10月1~2日は私の化学療法史に記録される日々となりました。

最初のCHOP療法と同等では意味がないので、「より強力」とは聞いておりました。

ついに、10月に入ってからは、検温ごとに39度台を連発。当然倦怠感もこれに比例し、ベッドで横になる以外なすすべなし。

1日の夜中には寒気と体の震えが同時に来てナースコール。翌日昼間も。

目覚めて気づけば汗でパジャマはびっしょり。両日とも2度の着替え。(この部分、あとで追加)

この病棟では38度を超えると一日に二度に限り解熱鎮痛剤により熱さまし、それに以前からですが、氷枕に加え、わきの下にはさむ氷入れ、寒気対応に電気毛布の準備。

2日夕食は初めて手つかずで残してしましました。

きょうも1日37度台/きょうのDVDとCD/ピアノソナタは以後パス

きょうも1日、37度台を「キープ」。この微熱とかったるさ(倦怠感)はもう抑えようがありません。160930%e3%81%9d%e3%81%97%e3%81%a6%e7%88%b6きょうの気分転換DVDは「そして父になる」(2013年)。6年間、親子として暮らしながら、病院からの連絡で“取り違い”が判明した2つの家族。「勝ち組」「負け組」がいちおう設定されていますが、家族の愛と絆を探し求める姿はそんなことはどうでもいい。160930%e3%83%94%e3%82%a2%e3%83%8e%e3%82%bd%e3%83%8a%e3%82%bfきょうのCDはミシャ・ディヒターのベートーベン・ピアノソナタ「月光」「悲愴」、クラウディオ・アラウの「熱情」。160930%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%a5%e3%83%b3%e3%83%88それに、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のグリーグ「ペールギュント」付帯音楽、チャイコフスキー・幻想序曲「ロメオとジュリエット」。ピアノソナタは私には主観的に癒しにならなさそうなので、以後、パス。