マーラー、愛の物語/BEST CLASSICS 100

早朝、というか未明、友人から借りているCD、ベルナルト・ハイティンク指揮、王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、「アダージョ~マーラー、愛の物語」を聴きました。161011%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bcマーラーと言えば、私にとっては交響曲第一番「巨人」で、この曲から始まってマーラーを知ろう、などと高校時代に思って以来です。161011%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bc2マーラーは、<君のために生き、君のために死ぬ>と最後に楽譜に書き込んで亡くなったらしいですが、彼の音楽のテーマはひとことで「愛」と言われる音楽家です。161011%e3%83%99%e3%82%b9%e3%83%88100夕刻には東芝EMIのCD「BEST CLASSICS 100」を聴き終えました。発売時期は細かな字のところに書いてあるのかどうか、よくわかりません。

6枚組の100曲で、時間を図ったわけではありませんが、仮に1曲5分として500分、8時間強、といったところでしょうか。

クラシックのこうしたオムニバスを自ら手にすることはないので、これも友人のおかげで聴くことができる貴重な機会です。

曲目もさることながら、その「解説」。「人間誰しも気持ちをぐいっと持ち上げて元気をカラダに充満させなければならない時がある。なのに心の中はそよとも風の吹かない状態。そんな時に威力を発揮する音楽」…

「交通手段や携帯電話やインターネットの発達は便利でいいけれど、おかげで地球はますます狭くなり、時間とストレスに揉まれ続ける毎日。だからこそ、心を心地よく包んでくれる安らぎの音楽」…

「時にはシャンデリアのごとく豪華絢爛に、時には夜のしじまに差し込む月明かりのように。ここには光きらめく音の海原が広がっています」…

いやっ、感心しきりです。

「日本会議」史観の乗り越え方/抑制的な主張に即してこそ

『「日本会議」史観の乗り越え方』(松竹伸幸著、かもがわ出版)を読みました。%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e5%8f%b2%e8%a6%b3まずは、日本会議の主張が抑制的になったところが侮れない、という視点が強調されます。組織の結束力を維持して、国民の支持のもとに、当面で言えば改憲を本気で達成しようとするわけですから、当たり前かもしれません。

そのうえで、とりわけても日本の近現代史について「光と影を統一的に捉える見地」に立つことを提起。%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e5%8f%b2%e8%a6%b3%e3%82%aa%e3%83%93%e7%9b%ae%e6%ac%a1以下、そのまま引用すれば、「日本の植民地支配をめぐる問題…と、日本が植民地として支配されず、独立を保ったこととの関係をどう捉えるかという問題」、

「日本の戦争が侵略だったのか自衛だったのかという問題」、

「現在の東南アジア地域における日本の戦争の問題」、

「『先の大戦』に対する裁きの問題…東京裁判(極東軍事裁判)の評価をめぐる問題」、

最後に、「若者に歴史の何を受け継いでいくのか」、「戦争で亡くなった兵士に何を言うべきなのか」を考察します。

いずれにせよ、歴史観こそが日本会議を日本会議たらしめており、日本会議の実際の主張に即した批判を通してこそ、巨大な影響力を持ちつつある日本会議を乗り越えることができる、と著者は考えています。著者は安倍晋三と同い年。

脱毛/カットして整えたばかりだったなぁ…

そういえば4~5日前から、化学療法の特徴でもある(?)脱毛が始まっています。161011%e8%84%b1%e6%af%9bオリエンテーション用ペーパーには、「薬剤の種類によっては脱毛がない場合もあります」とはありますが、主治医からは最初から「今回も脱毛しますよ」と聞いていました。161011%e6%9e%95%e3%81%ae%e9%ab%aa治療が終われば脱毛もなくなって普通に生えるので、私の頭もすっかりそうなりかけて、美容師の息子にカットして整えてもらったばかりなのに…