訪問行動/散歩/読書

130203学校校庭除染

午前中、私が住む地元の党支部のお二人と行動。一昨年の県議選の前から訪問していた、浜通り医療生協の組合員宅をたずね、「しんぶん赤旗」の購読を勧めました。

すぐ近くが公園で、ときどき街頭演説するご近所のかたは、外に出てきて応援してくれています。快く購読してもらいました。

あるお宅は娘さんが病院で三交代で働く看護師。労働実態をいつも聞かされていて、「こんな実情では意欲のある看護師が職場を離れるのも当然じゃないのか。私なら上司に直接訴えたい」と、医療現場の改善を訴え。医療制度そのものの改善が必要なことを話しながら、「赤旗」の購読もしてもらいました。

昼前に家にもどり、小一時間ほどペロと散歩。近くの小学校では「除染作業」の看板が掲げられていました。

午後は読書タイム。

130113桜子1

シビアアクシデント/軽水炉の特徴

130129シビアアクシデント

『シビアアクシデントの驚異』(舘野淳著、東洋書店)を読みました。

著者は1959年に日本原子力研究所研究員となり、のちに労組委員長もつとめました。1997年から07年までは中央大学教授、2000年には『廃炉時代が始まった』(朝日新聞社)を上梓されていました。

日本の原子炉の主流は「軽水炉」です。原子力分野の研究者・技術者は以前から軽水炉は熱の制御こそが問題であることを知っており、「軽水炉の最大の弱点は熱のコントロール機能が極めて脆弱な点」にあります。

そして軽水炉の技術的な特徴が、原発の備えている固有の安全性や、安全装置の範囲内では収拾できないシビアアクシデントが起きることです。

シビアアクシデント時代が到来していることは間違いなく、本書では、そのシビアアクシデント問題がなぜこれまで見過ごされてきたか、あるいは隠蔽されてきたのか、開発の歴史と技術の両面から追求しています。

福島原発事故の経過についても、4つの事故調査報告書(政府事故調、国会事故調、民間事故調、東電事故調)から再現し、シビアアクシデントにまったく無防備だったことも立証しています。