胃カメラ異常なし/「かけはし」と医療生協ニュース配布

130208かけはし

先月末の胃カメラ検査と病理組織顕微鏡検査の結果を聞きました。「異常なし」でひと安心。

家にもどってからは、ペロを連れて、宮川さんと私の通信「かけはし」をご近所260軒ほどに配布。

途中、自転車に乗ったかたがすれ違いざま、「がんばってください」と自転車を止め、低線量被ばくのことや、放射能汚染物処理についての不安を語ってくれました。

130208生協ニュース

「かけはし」とあわせ、ご近所の医療生協組合員宅に、「浜通り医療生協ニュース」も配布。

130208四丁目

私は郷ヶ丘3丁目に住んでいますが、4丁目には震災後、家が次つぎと建築中です。

1時間40分ほどで終了。いつものことですが、わが家のすぐ近所にも犬を飼われているお宅があり、20mほどに近づくと、ペロはどうしても彼と対面したがり、私を引っ張ります。

130208近所

原発事故の理科・社会

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『原発事故の理科・社会』(安斎育郎著、新日本出版社)を読みました。

昨年9月に発刊されたブックレットで、1時間もせずに読み切れ、しかも実にわかりやすいです。

著者は1962年、日本に原発が一つもなかった時に、東大工学部原子力工学科の第一期生になった人です。

卒業してから3年後ぐらいから日本の原子力政策に疑問を持ち始め、地域住民とともに悩み、研究者としての社会的役割を考えるようになった、とのこと。

それから40年来の原発政策批判を通じて、日本の政治・経済の病根の根深さを感じ、福島原発問題を「理科」の側面だけでなく、「社会科」の側面からも徹底的に検討すべきだと確信したうえでの本書です。

放射線の健康へのリスクをどうすれば小さくすることができるか、「理科」の側面から実践的に考えながら、なぜ日本でこうした「安全性軽視で、経済開発優先主義的な」原発政策が進められてきたのかを考え、主権者として、国のエネルギー政策をしっかり見定めたい、との思いが込められた本です。