街宣/訪問先での質問/大切な対話/ツーショット

このところ、朝の定時定点での街頭以外は、各地域の後援会員と「しんぶん赤旗」読者や支持者、お知り合いを訪問して歩いていました。

きょうは一週間ぶりに午前中は7か所の街頭から訴え。庭先から出てきてくれて声をかけていただいたりして、ほんとうにありがたく思います。

訪問先で、自営業をしている高校同級生に呼び止められ、「質問がある」と。

「お客さんたちに共産党のことを聞くようにしている。すると、テレビなどでの発言を聞いている人たちは、共産党がいちばんまともだ、という人が多い。ところが、いいイメージを共産党に持っている人は少ない。候補者は議員になって、政治を変えることがいちばん大事なんだから、政党名にこだわる必要はないんじゃないか。お前だからはっきり言うぞ」と。

ある意味、待っていたような質問ですが、納得してもらえたかどうかはともかく、民主主義的な議論やクラス運営を義務教育段階から訓練する政治教育の欠如は意見が一致。

参院選挙以来、こうした対話の大切さを痛感しています。

バッタとカナチョロのツーショット。

人口減少とまちづくり

『人口減少時代のまちづくり』(中山徹著、自治体研究社)を読みました。

日本は人口減少社会に突入しました。現在の日本のまちづくのり仕組み(都市計画)は、人口・産業が急増することを前提に、広域計画を優先し、財源は国の補助金に依拠するものです。

これからのまちづくりのためには、その前提がなくなるので、発想の転換が当然に求められます。ところが現実は、従来の発想が続いています。

本書では、少子化対策は本格的に進めつつ、人口が減少すること、なおかつ、生活の質の維持・向上を前提に、事業所閉鎖・撤退コントロール、大規模な自然環境の再生、公共交通の再編成、商店街の活性化と商業施設の計画的配置、地域景観の再生、そして地方分権と市民参加について語ってくれています。

民主党は「地方主権」をさかんに強調しますが、この場合の「地方」が、地域住民のことではなく、地域の経済界、土建業界をさし、道州制がこれを推進することにも警鐘を鳴らしています。

地域内で仕事をし、子育てし、買い物し、医療や介護も受けられ、移動もできる社会がこれからの社会です。公共交通を充実させること、第一次産業と医療・福祉・教育で雇用と生活を支えるまちづくりが大事だと思います。

訪問/対話/戸惑いと探求

午前、午後と、移転前の小名浜生協病院があった地域を訪問しました。

「今も夫婦で生協病院にお世話になっているよ」「5人家族で3人が障害者、生協病院と介護事業所はなくてはならない」「あら、生協病院の長谷部さん」と、小名浜地域ならではの対話がいっぱい。

なかには、私の顔を見るなり、「共産党は大っ嫌い」と言って手を差し出してチラシと名刺を受け取る人、「国政では共産党はまかせる気はないが、地方ではもっと伸びてほしい、がんばってほしい」とおっしゃるかた、「もう政治は変わらないとあきらめている。でも政権にかかわったことのないのが共産党だけ。一度やってみてほしい。応援したい」とおっしゃるかた。

流動しているというか、激動というか、有権者のみなさんの政治に対する戸惑いと探求を感じる話です。

「かけはし」/税金は高齢社会のために

通信「かけはし」をご近所240軒ほどに配布しました。

今回のテーマは「プルサーマル導入の撤回を」。先日、ここに掲載した文章です。

夕刻には、平夏井の農村地域の後援会員とご近所を訪問しました。

ある現役労働者は、親が介護保険施設に入所するにあたり、入所経費軽減か扶養控除かで、親の住所を施設にするかどうか悩んだ、とのこと。

「高齢社会のために税金を優先して使うべきなのに、空港やら道路やら港やらに使われる。それでいいという政治家を選び続けている国民の責任も大きい」と語ってくれました。

私はまったく同意です。

定時定点と訪問/専業農家・ナシ農家/地方選挙は共産党

朝の定時定点の街頭からの訴え後、きょうは平(たいら)の神谷(かべや)地域、小川地域、そして私が住む地域のそれぞれの後援会員と訪問しました。

神谷の専業農業者とはしばしの懇談。農業の位置づけ、農業に対する国の支援のありかた、田んぼの地域や環境に資する役割など、はなはだ広い話ができました。

小川地域では、ナシの栽培農家のおばあさんが、「今年は病気や虫食いで売れないナシが多くて困っている」とのこと。売りには出せない「幸水」と「豊水」を味見させていただいたのですが、それぞれ味わいがあり、おいしいこと!

私なんかは、「これは虫がつくほどうまいよ」と店頭に果物や野菜が並ぶ街とお店がいいと思うのですが。

地元の住宅街では、「国政では共産党は一党独裁みたいな感じがあるが、地方政治ではいちばん信頼できるから、地方選挙では投票している」というかた。

いろいろな話ができて、ほんとうに面白いです。

民主党の財言論

昨年の政権交代時、民主党は、「行政の無駄をなくせばマニフェスト実行の財源はできる」と主張していました。

ところが子ども手当ての財源すら、「事業仕分け」でも出てきませんでした。

すっかり行き詰まった民主党の財言論ですが、小沢さんは相変わらず、国からの地方への補助金を「一括交付金」にすれば、無駄が省ける、と主張しています。

しかし、地方への国の補助金・負担金は2010年度予算で21兆円。その8割は社会保障・文教関係。当然、民主党政権が始めた子ども手当てや高校無償化の財源も入っています。

これらを使い道に定めのない交付金化して、総額を2~3割減らせば、福祉や医療が切り捨てられることは明らかです。

これがもともとの民主党の方針です。

菅さんは、それはできない、と言って、消費税増税と言い出しているわけです。

いったい、民主党が政党として、国民の暮らしにどう責任をもとうとするのか、いよいよわけがわからない政党の姿が浮き彫りなのではないでしょうか。

自民党・公明党政権で続けられた大企業・大資産家への大盤振る舞いの優遇税制をもとに戻すだけでも、財源は生み出せます。

プルサーマル撤回を

先日、「日々の新聞」に書いた文章をベースに通信「かけはし」の文章を書きました。

県民の声をまともに聞くこともせず、知事は福島の原発でのプルサーマルを受け入れました。

昨年7月、ほぼ4年ぶりに再会された福島県エネルギー政策検討会で、「検討の過程においては、県民からの意見の聴取にも努める」としていたにもかかわらず、です。

 私は、1998年に全国で初めてプルサーマル導入を事前了解した福島県が、「白紙撤回」した背景が重要だと思います。県エネルギー政策検討会の「中間とりまとめ」(02年9月)は、「国策として一旦決めた方針は、国民や立地地域住民の意向がどうあれ、国家的な見地から一切変えないとする一方で、自らの都合により、いとも簡単に計画を変更する…ブルドーザーが突進するような進め方は…地域の存在を左右する」と指摘しています。

この検討会は01年5月21日に設置が決められ、5月31日には「県民の意見を聴く会」が開かれ、6月12日に第1回の会合後、02年1月7日の第11回の会合では、「中間とりまとめ」の土台となるおもな論点が整理されました。

その後、02年8月5日の原子力委員会との意見交換会や、8月29日に公表された「原子力発電所における自主点検作業に係る不正問題」を受け、9月19日に「中間とりまとめ」がまとめられました。

不正問題については、「検討会で指摘してきたことがまさに現実の問題として顕在化したもの」としています。

この経過を見ても、不正問題があったからプルサーマルの「白紙撤回」があったわけではないことがわかると思います。

そして「検討会で指摘してきたこと」には、プルサーマルを含めた核燃料サイクルに対する根本的疑問があるのです。

県によるこの問題提起には、八割近い県民が賛意を示していました(03年度「県政世論調査」)。

県自身が提起した疑問がいっこうに解消されないままのプルサーマル導入は撤回すべきです。

注目の定時定点/画期の参院選/街宣

小名浜でのけさの定時定点街宣には、医療生協職員後援会、小名浜地域職場後援会、小名浜地域後援会のそれぞれから「旗持ち」に出てきてくれ、通勤されるみなさんからもおおいに注目されました。

午前と夕刻には私が住む地域の隣町の後援会員とお知り合いを訪問。参院選でもうかがったお宅も多く、「なんでああいうことになるの?」「自民も民主もダメ、ということだったのに」「民主もそうだし、あれこれの新党も自民党から出ただけなのに」と、きょうの対話では、参院選結果に大いなる疑問と共産党への期待が寄せられました。

今回の参院選は、ある意味、日本の戦後政治史上、画期をなすものではないでしょうか。

午後のいちばん暑い時間帯にはいわき駅前やスーパー前など4か所の街頭から訴え。

あるスーパーの駐車場で車内で話を全部聞いてくれていたかたがその車内から拍手。私も思わず駆け寄ってごあいさつ。

それぞれの場所で声援があり、きょうも感謝の一日です。

軽のバンから/訪問/「ダメなものはダメ」

けさは自宅近くの定時定点。市場帰りらしい軽自動車のバンからにこやかに手を振っていただく姿が印象に残りました。

いわき地方はきょうも全国各地同様日照りと「猛暑」。

小名浜地域と私が住む地域で後援会員と訪問して歩きました。

高齢のご夫妻は、「ダメなものはダメ、とはっきりと言えるのは共産党しかないように見える。がんばってほしい」という声。

いかにもモダンな家並みをたずねると、若いお母さんたちが「いつも応援してるんです」、「応援してます」の声。

政治的対話はほんとうに大切です。

暑さ続き/原稿/本/会議/訪問

この異様な暑さ続き、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

2日前の金曜日朝、いつものように定時定点の街頭からの話を終えて家にもどると、かなりのぐったり感の自覚症状。

ともかく外に出る行動は控え、毎月発行している「かけはし」の原稿を仕上げ、読みかけの本を読みきってからは、数時間、ふとんに横になり、夕刻は地元での行動計画の打ち合わせ。

きのうもまた引き続き、午前中は読みかけの本を読みきり、午後から医療生協の理事会。

きょうは党地区委員会の会議後、夕刻から地元の後援会員と地元の訪問です。「前回は投票したのに、悔しかった」「今度は頼むよ」「いまの政治を見ていると、民主党もああいうざまだから、共産党しかないんだ」「応援してたんですよ」「年寄りいじめは民主党もけっきょく自民党と変わらない。共産党の時代だ」と励まされるお言葉ばかり。私のほうがほんとうにびっくりするぐらいです。

こうした声に応える政治にしなければなりません。