4会派で議長申入れ/教育署名/議会開会

131203議長4会派申入れ

12月県議会定例会の開会です。

開会に先立ち、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、共産党、みどりの風の4会派代表が共同で、議長に対し、「特定秘密保護法案に関し慎重に審議し強行採決をしないよう国会に求める申し入れ」をしました。

9月定例会で全会一致で意見書を提出した県議会として、現在の状況のまま見過ごすわけにはいかない、と4会派が一致しての行動でした。

議長はけっきょく、あさって(5日)の代表者会議でその扱いを議題とすることにしました。

131203教育署名

その後、「ゆきとどいた教育・署名」実行委員会による12の請願署名提出集会があり、党県議団として参加し、あいさつしました。紹介議員にはみどりの風も加わりました。

131203教育署名議長

また、議長申し入れにも同席しました。

本会議は午後1時半開会。知事による所信と議案説明がおもで40分ほどで終了。

131203議会開会知事説明

本会議後、秘密保護法案への県議会としての姿勢を全会一致の決議で示すよう、民主・県民連合、未来ネットの交渉3会派で自民党をたずね、決議案文も示し、持ち帰って役員会で検討してもらえることになりました。

定例会1週間前/各派交渉会/団会議/10年ぶり高速バス

131126各派

来週12月3日の12月定例県議会開会を1週間後に控え、代表者会議、各派交渉会、議会運営委員会が連続して開かれました。

議運で十分だと思われますが、福島県議会の場合、議運とは別に、議長が必要と認めた事項について協議する代表者会議、同様に必要に応じ議長が招集し主宰する各派交渉会が、必要以上に開かれる慣例です。

代表者会議と各派交渉会は5人以上の交渉会派の代表者や役員、正副議長がメンバーで、4人以下の会派には門戸を閉ざすところがミソです。議運の「上」に、少数会派排除のこうした会議をもつことは大いなる疑問です。

私は各派交渉会に参加。

これらの会議後、きのうに続いて団会議で定例会での質問検討をしました。

131126高速バス2

きょうは高速バスでいわきへ。おとといは早朝、妻にいわき駅へ送ってもらって鳥取県境港市へ行き、きのうは福島市へもどったので、いつもの自家用車がありません。もしかして、2003年の県議1期目当初に高速バスを少しの期間、利用して以来、10年ぶりぐらいかもしれません。いわきのバスターミナルから、宮川さんの車で自宅まで送ってもらいました。

 

団会議/福商連婦人部/本会議と議長・副議長選/知事申入れ

午前中は団会議で、午後の知事申入れの役割分担と、申入れに基づく代表質問・一般質問のおおまかな分担を確認。

131114知事申入れ

県商工団体連合会婦人部協議会のみなさんが、県議会で「継続」とされている「所得税第56条の廃止」を求める意見書の提出についての請願を、12月議会での採択を求めて各会派をまわり、私も神山団長と同行しました。

131114宗方氏あいさつ

民主・県民連合から、副議長選で投票してほしい、と役員とともに宗方保さんがあいさつにみえました。

午後の本会議で、知事からきのう提案された工事請負契約について土木委員会での審議結果が報告され、全会一致で採択されました。

131114投票立会

議事終了後、議長が休憩宣言し、その間、議長は副議長に辞表提出。各派交渉会が開かれてその旨が報告され、議長選をすること、投票立会人を確認。私も共産党会派から選任。

131114正副議長選

議運が開かれてから、本会議が再開され、議長選挙。自民党の平出孝朗さんが52票、共産党の神山さんが5票でした。私たちとしては、自民党が議長・副議長を独占する姿勢には同意できない態度をとりました。

新議長があいさつ後、ただちに休憩。今度は副議長が新議長に辞表願を提出し、各派交渉会、議運が同じように開かれ、本会議再開。

副議長選では自民党の青木稔さん32票、民主・県民連合の宗方さん25票という結果でした。青木さんには自民28・公明3に加え、1人が投票。宗方さんには、民主・連民連合14に加え、未来ネット5、共産5に加え1人が投票しました。

131114知事申入れ2

臨時議会終了後、今度は知事申し入れ。

12月定例県議会に関する申入れと、2014年度県予算編成に関する申入れ(第一次)の2つを40分の持ち時間で申し入れました。

予算編成申入れ準備/議長選/臨時議会/委員会/文書仕上げ

131113民主副議長選

午前中、団会議で来年度予算編成にかかる知事申入れの第一次分の文章整理です。終わるには至りませんでした。

民主・県民連合の役員が、議長選・副議長選に関して申し入れにみえました。私たちは、議長に第一会派(自民)、副議長に第二会派(民主・県民連合)から出すのが妥当、との考えです。

131113臨時議会開会

午後1時、きょう、あすの日程で11月臨時議会の開会。復興公営住宅の整備、海岸・漁港などの災害復旧などにかかる工事請負契約39件が知事から提案されました。

131113あべさん自治功労

なお、あべ裕美子さんが10年以上在職の自治功労者の9人の議員の一人として、全国都道府県議会議長会から表彰され、その伝達も本会議場で行なわれました。

議案はすべて土木委員会に付託されました。あした、本会議での採択です。

土木委員会以外の常任委員会では、委員のメンバーが任期折り返しの2年で入れかわっているので、所掌事務について説明を受けるための委員会が開催されました。

各委員会終了後、団会議を再開。知事申し入れ文書の仕上げをしました。

あした、本会議をはさみ、2つの文書を各会派が知事に申し入れることになります。

政調会/来週は臨時議会と議長選/人件費削減と「サービス向上」の指定管理者制度

131108政調会

12月定例県議会へ向け、各部局が提案予定の補正予算案や条例案などの考えを聞く政調会でした。

12月定例会は12月3日開会予定ですが、その前に、復興公営住宅や海岸・港湾などの災害復旧にかかる大規模工事の工事請負契約が提案される11月臨時議会が来週13・14日の2日間の会期で開催されます。

きょうは午前中、その臨時会について了承する「各派交渉会」がありました。任期4年の後半に入るあと2年間、私が共産党会派からの委員となりました。その臨時会開催に加え、議長から、14日には任期2年を迎えて辞表する意向が伝えられ、議長・副議長選挙が行なわれることになります。

131108議長懇談

その議長が、11月10日付の「しんぶん赤旗」日曜版のインタビュー記事に答えてくれていて、その感謝の意を県議団として伝えました。

131108政調会2

政調会では、保健福祉部、企画調整部、総務部、商工労働部、警察本部、土木部、農林水産部、教育庁、生活環境部の順に部局長の説明を聞き、質疑しました。

12月議会では、各部局が所管する公の施設の指定管理者が提案されることになっていて、私は各部局に指定団体の選定とこの制度の評価を聞きました。判で押したように、「県民サービスの向上に役立っている」との答弁で、指定団体は現在と同じ。

もともと、公の施設が利益拡大を目的としているわけではないのに、実際は人件費削減を中心に経費削減すると同時に「サービス向上」をめざすことが指定管理者制度の目的だと、私は認識しています。

人件費削減と、名目としての「サービス向上」を同時に達成しようとしたら、どんなことが現場に生じるか、検証しなければなりません。

決算審査出先3日目/振興局と建設事務所

131107会津地方振興局

県の出先機関の決算審査も3日目の最終日です。

きょうは会津若松合同庁舎で会津地方振興局、会津若松建設事務所の2か所でした。

振興局では、細かなことでしたが、自動車税などの延滞金にかかわる「過誤納金」(納税者の過払い)の扱い、独自に管内市町村と立ち上げた「会津地域地方税滞納整理機構」、過疎・中山間地域の振興事業、局内事務分掌見直しのことなど。

131107会津若松建設事務所

建設事務所では、これまでも質疑されていた技術職員不足などの人員体制、同じく不用額・繰越額発生の要因、予算執行確保のとりくみ、県営住宅使用料滞納などの質疑でした。

これで会津地域の県出先機関の決算審査は終了し、委員間で取りまとめ会議をしてから県庁へもどりました。

決算審査2日目/博物館・児相・病院・合庁

131106県立博物館

きのうのうちに会津若松市に移動し、決算審査2日目は県立博物館から開始です。

震災の影響を受けての入館者数、博物館を出ての街中展示、文化財レスキュー事業にもとりくむ中での人員体制のことなどの質疑がありました。ちょっとした時間で企画展を見学させてもらいました。

131106会津児相

次は同じく市内の会津児童相談所。相談内容・件数、人員体制、専門機能の発揮、里親の実情、児相としての市町村支援のことなど。

131106宮下病院

昼食後、三島町へ移動し、宮下病院。診療圏人口が1万人に満たず、まさに「へき地医療」を支える、ベッド数が32の県立病院です。

131106会津保福事務所

そしてまた会津若松市へもどり、会津若松合同庁舎で会津保健福祉事務所、会津農林事務所の審査です。

保健福祉事務所では生活保護受給の実情、心の健康相談体制、自殺予防対策、地域包括支援センターの機能強化への支援など、質疑はあれこれ多岐にわたりました。

農林事務所では、復興にかかわる人員体制のこと、農業就業人口、「不用額」の発生・翌年度繰り越しの事情などの質疑がありました。

決算審査初日/南会津合庁・南会津病院

2012年度決算審査特別委員会の県の出先機関審査がきょうから3日間。

特別委員会が3班に分かれ、浜通り・中通り・会津の3地域をまわります。私は第3班で会津地域。

自宅を朝6時半に自家用車で出発し、9時前に県庁控室着。9時半には7人の第3班委員で県庁を出て、2度の10分ほどの休憩をはさんで南会津町田島の昼食会場にはちょうど正午ごろ。

131105南会津

昼食後、同町内の南会津合同庁舎へ行き、南会津地方振興局、南会津建設事務所、南会津教育事務所の審査を立て続けに行ないました。

振興局では、緊急雇用対策、地域づくりサポート事業、風評被害対策、再生可能エネルギー事業化など、事業実績にかかわる質疑が相次ぎました。

建設事務所では、2010年度から倍増した予算額執行に対する執行人員体制、とくに技術職不足のこと、そのなかでの予算執行のことなど。余談ですが、所長が「TPPを重視してます」と言うので、何のことかと思いきや、「チームワーク」「プランニング」「プライベート」とのこと。

教育事務所では、児童・生徒数の減少、特別支援教育のこと、学校運営・経営ビジョン公表のこと、小中学校統廃合のこと、公民館を利用した学びの環境づくりのこと、放課後子ども教室の課題など、質疑もきわめて活発でした。

131105南会津病院

その後、合同庁舎を出て南会津病院。医療機器整備、電子カルテと地域ネットワーク、医師体制や入院・外来患者数のことなど。

「復興元年」と位置づけられた年度だけに、真剣な質疑が展開されたと思います。

決算審査3日目/「不用額」に質疑集中/グループ補助・企業立地

131025板倉神社

2012年度の本庁決算審査3日目の最終日でした。

第3班の私たちは商工労働部。商工労働部長、観光交流局長の説明があり、それぞれの課長による事業実績などの詳細説明後に質疑。

やはり委員からは、多額の「不用額」について質疑が集中です。

私も、中小企業等グループによる一体的な復旧・復興を促進するための補助が、繰り越しを含めて「不用額」が生じており、補助が現実の要望に応え得るものになっているのか、また、企業立地の促進について、その実情をただしました。

それにしても「不用額」として多額の金額が決算で切り捨てられる現実を受け入れられるでしょうか。同じ事業として翌年度に計上される、とか、基金にもどしてまた支出する、とか、それはそれでいいとして、予算とはいったい何なのか、が問われます。質疑した各委員の問題意識は私と共通していると思います。

午後は、それぞれの班が担当していない部署への質疑をしたい委員の質問通告に基づき、委員全員の出席のもと、質疑がありました。

質問通告した本人がその通告内容の範囲内で質疑するのに、委員全員が招集されるのですが、中身は、個別に確認してくれてもいいようなものでした。

私は質疑内容にかかわることなら私も聞いていいものだと思ってのぞんだら、質疑通告本人以外は聞けないルールでした。

通告もしなかったのでやむを得ません。

131025板倉神社4

県庁隣りの神社は、大震災後の影響によって全部取り壊し、今年5月に再建です。

決算審査2日目/3班に分かれ/「不用額」/人工島

131024決算第3班

2012年度の決算審査特別委員会の2日目は3班に分かれ、きょう、あすと本庁の審査を続けます。

私の班は、人事委員会、生活環境部、議会事務局、土木部でした。

震災の翌年のことでもあり、職員の疲労・疲弊と不足が言われていたときであり、人事委員会による職員勤務実態調査については、その結果をあとで求めました。

生活環境部・土木部は、被災者・避難者のための仮設住宅・借上げ住宅にかかわる部署でもあります。2012年度を過ぎた今も仮設住宅の修繕・維持・管理が課題のままであり、借上げ住宅にしても県内自主避難者には一部を除いて何の支援もないまま。

そうでありながら、多くの「不用額」として処理されてきたのには大いなる疑問です。

これに関しては、ほかの委員からも、「不用額」の考え方、仮設住宅が避難者の要望に沿ったものだったのか、などの意見も出されました。

土木部では、震災前にムダ使いの象徴として残された人工島(小名浜港東港地区)づくりが、震災後は「復興の象徴」のように扱われ、2012年度も40億円近い整備費がつぎ込まれました。部長説明でも誇らしい報告でした。復興にも、まして被災者・避難者には役に立たないものです。

それにしても土木部では、部長説明後、各担当課長がそれぞれ事業名と実績を、「おもなもの」とはいえ、かなりこと細かに、「延々と」といった感じの説明でした。生活環境部では部長説明後は総務課長が代表して全体のおもな事業実績の説明でしたが、それにしてもぼう大で、それぞれ説明する側もたいへんな労力だと思います。