議会開会1週間前の会議/質問検討会議/除染申入れ

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6月県議会の開会を1週間後に控え、各派交渉会、議会運営委員会、広報委員会、県議会議員定数問題検討委員会がたてつづけにありました。

私は各派交渉会。議席が5人以上の交渉会派だけで「各会派の意見の調整を行う」とされます。今回の協議事項の「6月定例会について」「議員派遣について」は実質的に議運が管轄する事項です。

140610環境回復推進監

「その他」の「議会図書室の運営に関する報告」「議員親交会の決算」も、交渉会派だけの協議の対象ではありません。

少数会派の意見の最大限の尊重、議会運営の効率からみると、検討の余地あり、です。

午後は県議団会議で6月議会での質問検討。

140610申入れ

夕刻には、環境省が除染目標の空間線量の目安引き上げを検討しているとの地元紙報道を受け、国が事故前の環境にもどす責任をまっとうすることを県がきびしく求め続ける姿勢をとる趣旨で、県に申し入れをしました。

知事申入れ/県民福祉の後退をさせじ/説明・資料

140529知事申入れ

6月議会へ向けた知事申入れをしました。

「持ち時間」20分の交渉会派としての申入れで、毎度のことながら、こちらの言いっぱなしで、知事や執行部とのやりとりはありません。

私たちは5人なので、最初に神山団長から10分程度で全体と重点を中心に、その後に4人がそれぞれ、団のなかでのあらかじめの分担に基づいて2分程度ずつ、強調したい点を伝えます。

 

140529知事申入れ3

私は、「福祉型県政への転換を」求める大項目について、知事が2012年12月議会で私の質問に対して「県民福祉の基盤が震災前よりも、より充実した体制となるよう…県がその先頭に立」つと、県民に約束したことを指摘し、医療での急性期ベッドの削減、介護での要支援認定者の保険給付外しなどが国によって強行されようとしているなか、県としてつぶさに実態を把握し、県民福祉の基盤の後退にはぜったいにならないよう、強く求めました。

控室にもどってからは、土木部港湾課、保健福祉部地域医療課・介護保険室にそれぞれお願いしていた件で、説明を聞いたり、資料を提供してもらったり。

6月議会での代表質問・一般質問についても、その内容について団として検討開始です。

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6月議会へ向けた政調会/各会派/意欲をかきたてられました

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6月17日開会予定の6月県議会へ向け、各部局の考え方、補正予算や条例改定の予定議案などについて聞く政調会がありました。

商工労働部・観光交流局、保健福祉部・子育て支援担当、企画調整部・避難地域復興局、総務部、警察本部、農林水産部、土木部、生活環境部・原子力損害担当、教育庁の順に午前10時半から午後5時まで、めいいっぱいの一日でした。

私は、人気コミックによる影響調査と対応、「医療・介護総合法案」における「医療需要」の過小評価にならざるを得ない問題への対応、県独自の避難者意向調査結果の生かし方、県職員の人員体制、ため池の除染の課題、全国から注目される原発事故時の広域避難計画の課題などについてあれこれとただしました。

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政調会の日には、全議員がそろうことになるので、議長室、全会派の控室を昼休みにまわり、「快気報告」をして歩きました。とくに自民党控室では前議長などベテラン議員と握手し、なかには「机を用意しておくよ」などと言ってくれる議員もいましたが、「来年の選挙でお互いにがんばりましょう」と応じました。

政調会の場でも、部長はじめ、幹部のみなさんから声をかけられ、意欲をかきたてられた政調会の一日でした。

体力向上や図書館活用の郡山市のとりくみ

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特別委員会視察としては3日目になりますが、私は2日目。

きょうはきのうに続き郡山市内で、郡山市における体力向上推進構想「日本一元気な郡山の子」、学校図書館を活用した学びのとりくみ、「ニコニコこども館」などの子どもたちの遊び場提供のとりくみなどを、現場も含めて視察しました。

郡山市も、原発事故によって低線量放射線下におかれ、小中学校では2012年3月までは体育の時間を含めて屋外活動を1日3時間以内、幼児は2013年10月まで1日30分以内に制限していました。

こうした条件のもとで、2013年度から「運動・遊びに親しみ、健康の増進と体力の向上を図り、子供の健康日本一を目指す」ことを目的としたとりくみが始まりました。

「ニコニコこども館」は、保健・福祉・教育の一体型施設として、全国からの視察が続いているそうです。

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次におとずれたのは、2014年度、文科省の子どもの読書活動優秀実践校の県内3校の1校に選ばれた郡山市立安積(あさか)第一小学校。

司書教諭の生江喜代子さん、そしてこの学校で16年目の司書補の菊池由美子さん、それに校長先生から「図書館を活用した学びへの取り組みについて」説明を受けました。

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質疑で私はつい、「こうした読書環境が小学校時代にあれば、人生がずいぶん変わっていたに違いない」と感想を語ってしまいました。

図書館で、「調べ学習」をしていた3年生に話を聞くと、「クラスではみんなで年間2,700冊読むことを目標に決めた。だから1人100冊。4月からもう26冊読んだよ。本を読むのは大好き」と。

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特別委視察/テクノアカデミー・博物館・学鳳・ペップキッズ

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県議会の「子どもの未来創造対策特別委員会」の県内調査の2日目からの参加です。

きょうはまず、喜多方市にある、公共職業能力開発施設の県立テクノアカデミー会津で、その概要と、再生可能エネルギー設備の施工にかかる人材の育成について。

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短大専門課程の「観光プロデュース学科」では、地域づくりにもつながる観光開発や企画立案、離職者等再就職訓練事業では、委託事業として介護職員養成科なども興味深いものです。

太陽光設備実習や小水力発電設備の教育訓練の現場も見てまわりました。

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会津若松市に移動し、県立博物館へ。1976年開館ですが、20周年の翌年(07年)に公表された「博物館の使命」で、「未来を担う子供たちにも対応したきめ細やかな学習支援」、また震災後に「救出および新たに収集した文化財およびその研究成果をさまざまな形で県民に発信し、地域の誇りをとりもどすとともに、それらを教材として、ふくしまの未来を担う子供たちの育成を図る」とする具体的なとりくみを聞きました。

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午後は、2007年に県内唯一の併設型中高一貫校として開校した県立会津学鳳高校。

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中学校の定員が1学年90人、高校は240人。なので、高校は150人がほかの中学校からの生徒ですが、こうしたなかでの生徒の学力に合わせた指導、キャリア学習・キャリア教育、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定(2010~14年)校としてのとりくみなどを聞きました。

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郡山市へ移動し、「ペップキッズこおりやま」(郡山市元気な遊びのひろば)へ。

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東日本大震災によって、運動不足やストレスを抱える子どもや子育て家庭のための施設を視察するとともに、郡山市の「震災後子どものケアプロジェクトチーム」のとりくみ概要を聞きました。

追加代表質問/神山団長登壇/国に対する県の姿勢

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2月県議会のきょうは、4つの交渉会派による追加代表質問で、自民、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、共産の順でした。

共産党は神山悦子県議団長が登壇。

被災者・避難者支援、賠償問題、住まいの支援、放射能汚染水漏れと事故収束対応、子どもの健康支援、教育行政、県の女性職員の管理職登用、中小企業支援について県の姿勢をただしました。

先週の代表質問でもそうなのですが、私たち共産党以外の会派が、福島県民を切り捨てる、あるいは原発事故などなかったかのような政策を安倍政権が昨年末から次つぎと打ち出していることに、まったく触れない姿勢はいったい何なのでしょう。

140303神山控室・傍聴

原発推進政策回帰で再稼働ありきの「エネルギー基本計画」政府案、福島県民分断と勝手な線引きの「復興指針」や賠償の「中間指針第4次追補」に対して、県民が置かれた実情と怒りと声に基づいて国に対する県の姿勢をただすことが今議会の大きな課題のはずです。

さて私は、あしたから金曜日までの議会欠席通知を議長と常任委員会委員長あてに提出しました。手術へ向けた検査と診察のためですが、手術日程はその診察時に決めます。

代表質問/「エネルギー基本計画」案撤回を/1秒余さず

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代表質問に立ちました。

今月に入って2週連続で県内各地を襲った豪雪を受けての対応、来年度当初予算案編成の考え方を冒頭で聞きました。

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次には、おととい政府案として決定した「エネルギー基本計画」案、昨年末に政府が決定した「原子力災害からの福島復興の加速にむけて」(「復興指針」)、同じく原子力損害賠償紛争審査会の「中間指針第4次追補」、放射能汚染水対策、廃炉作業にたずさわる作業員の健康管理・人材確保・人材養成、再生可能エネルギーと省エネルギー施策などに半分近くを費やしました。

福島を切り捨てる「エネルギー基本計画」政府案については、再質問でも撤回とともに原発ゼロを政府に決断を求めるべきだ、と迫りましたが、「県内原発の全基廃炉」は言うものの、「国において検討されるべきもの」の答弁を担当部長は繰り返しました。

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一昨年の9月議会で知事は、民主党政権時、「国においても原子力に依存しない社会をめざす必要がある」と答弁していたことからすると、政権が自民党にもどったことで、答弁も後退です。

ほかに知事には、県として中国や韓国と友好協力の立場から、首相の靖国参拝をやめるよう求めること、地方自治の死滅に導く集団的自衛権行使容認には自治体の長としてきっぱり異議申し立てをすべきことを求めましたが、政治家としての知事の考えを示すことはまったくありませんでした。「総理自らの信念に基づいてなされたもの」「国会の場で十分に議論していただきたい」というだけです。

質問時間は60分で、期せずして、1秒も余さずに終えたので、議場はちょっとどよめき、他会派からの拍手もありました。

140227代表傍聴

最終確認/東電/未来ネット代表質問

140226質問要旨最終

私の質問をあしたに控え、質問要旨がやっと固まり、午前中に最終確認しました。

その後、東京電力に控室に来てもらい、今月に入って明らかになったトラブルの説明を受けました。すべて福島第一原発廃炉作業にかかわることです。

140226東電説明

放射能汚染水のベータ線測定における「数え落とし」による過小評価、2号炉圧力容器底部の温度計破壊、放射能汚染水タンクから100トンの水漏れ、4号機の使用済み核燃料プールの冷却停止、の4件です。

これではとても事故収束が見込めません。当事者能力なし、と言わざるを得ません。そして「国が前面に立って」は、相変わらずの口先だけです。

こういう時に安倍政権はきのう、原発は「重要電源」で、再稼働のための新規制基準に適合すれば再稼働するという、原発推進回帰の総仕上げといえる「エネルギー基本計画」案を決定しました。

14万人の避難者もかえりみない、個人の尊厳も人権も侵されたままの福島県民を置き去りにする安倍政権の姿勢を許すわけにはいきません。

午後は本会議で、未来ネットの代表質問でした。ご自身も避難者で、その立場からの質問も多いものでした。

原子力災害対策篇・汚染水/民主代表質問/大雪被害対策

140225汚染水

午前中は、地域防災計画原子力災害対策篇の修正作業の概要について、および、東京電力による放射能汚染水測定値の誤りの原因について、県の担当部署から説明を受けました。

午後1時からは本会議。代表質問2日目で、民主・県民連合でした。

県政全般は聞きますが、政府による原発推進回帰にはまったく触れず、県民の苦難が続いているとき再稼働などあり得ないことにも触れず、復興の大前提になる原発ゼロへ向けた県の姿勢を後押しするようなことは聞きませんでした。

140225原子力災害対策篇

汚染水問題を含めて廃炉へ向けた原発事故対応では、見込みがみえないことに県民のみなさんの不安と怒りがあると思います。

140225ハウス被害

本会議後、県内市町村議員とともに、「大雪による農業用ハウス被害の対策に関する要望」を県に申し入れ、担当者と懇談しました。

緊急でしたが、須賀川市、田村市、二本松市、本宮市、郡山市の各市議と県議団が参加しました。

道路事情/質問とり収束/自民党代表質問

140224県庁へ

残った雪による福島市内の道路事情は、いわきにいる限りはかりようがなく、朝6時過ぎには自宅を自家用車で出て、県庁へ向かいました。

先週来、降雪があったわけではないので、心配するほどのことではありませんでしたが、一般道の道路わきに寄せられた雪の様子は、いわき市内ではなかなか見られません。

140224質問とりあちこち

午前中、私の代表質問に関する「質問とり」はやっと収束です。

きょうから各交渉会派による代表質問です。初日は自民党。

原発事故対応や汚染水対策、政府の原発推進政策回帰には質問としてまったく触れることはなく、被災県民の代表として、こんな姿勢にとどまっていいのか、と、思わざるを得ません。

民主党に推された知事として、身を引いたらどうか、ととられるような質問もしていました。