代表質問に立ちました。
今月に入って2週連続で県内各地を襲った豪雪を受けての対応、来年度当初予算案編成の考え方を冒頭で聞きました。
次には、おととい政府案として決定した「エネルギー基本計画」案、昨年末に政府が決定した「原子力災害からの福島復興の加速にむけて」(「復興指針」)、同じく原子力損害賠償紛争審査会の「中間指針第4次追補」、放射能汚染水対策、廃炉作業にたずさわる作業員の健康管理・人材確保・人材養成、再生可能エネルギーと省エネルギー施策などに半分近くを費やしました。
福島を切り捨てる「エネルギー基本計画」政府案については、再質問でも撤回とともに原発ゼロを政府に決断を求めるべきだ、と迫りましたが、「県内原発の全基廃炉」は言うものの、「国において検討されるべきもの」の答弁を担当部長は繰り返しました。
一昨年の9月議会で知事は、民主党政権時、「国においても原子力に依存しない社会をめざす必要がある」と答弁していたことからすると、政権が自民党にもどったことで、答弁も後退です。
ほかに知事には、県として中国や韓国と友好協力の立場から、首相の靖国参拝をやめるよう求めること、地方自治の死滅に導く集団的自衛権行使容認には自治体の長としてきっぱり異議申し立てをすべきことを求めましたが、政治家としての知事の考えを示すことはまったくありませんでした。「総理自らの信念に基づいてなされたもの」「国会の場で十分に議論していただきたい」というだけです。
質問時間は60分で、期せずして、1秒も余さずに終えたので、議場はちょっとどよめき、他会派からの拍手もありました。