自治体学校/「原子力地域防災と再生可能エネルギー自立への道」/原発震災地・福島から

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金沢へやってきたのは、「第57回自治体学校」の第3分科会「原子力地域防災と再生可能エネルギー自立への道」で「5年目に入った原発震災地・福島」の報告を要請されていたのでした。

30分以内ということで、あらかじめ、字数が30分におさまるように「しゃべり用原稿」を準備していきました。

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報告はほかに、滋賀・原発裁判の会共同代表の杉原秀典さんの「住民の過半数をつなぐ運動ー原発のない社会をめざして」、福井・原発問題住民運動嶺南地区センター代表の山本雅彦さんの「原発集中立地の自治体の経済と廃炉・再生可能エネルギーへの転換」、さらに追加レポートとして、開催地・石川県から新井田義弘さんから「志賀原発の廃炉問題」がありました。

150726自治体学校・立石さん

分科会助言者は立石雅昭・新潟大学名誉教授で、最初の「基調提起」として1時間の講演。

報告後には、休憩をはさみ、「原子力災害の現状と防災の課題・原発は止められるのか」、それに「再生可能エネルギーの展望・地域経済活性化および自立経済への展望」をテーマに参加者を交えての討論。

午前9時半から午後4時過ぎまで、はなはだ活発な分科会だったと思います。

3日間のまとめ/「かけはし」原稿執筆/金沢へ

きのうは午後8時過ぎには県議会企画環境常任委員会の県外調査を終え、いったん、自宅にもどりました。

150725トランヴェール7月号【トランヴェール2015-7月号】

けさはちょっと寝坊して、正午過ぎにいわき駅発、上野経由で北陸新幹線で金沢へ向かいます。

150725いわき駅駅弁

その前に、自宅では、きのうまでの3日間の日記をまとめたり、来月8月号の「かけはし」原稿の執筆。戦争法案廃案へ、「たたかいはこれから」に思いを込めました。

150725北陸新幹線「はくたか」

いわき駅から金沢駅への所要時間はほぼ6時間でした。

幼少のころ、亡き父の実家がある富山県氷見市を訪ねた際に寄って以来、ほぼ半世紀ぶりではないかと思います。

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調査最終日/コンベンションセンター/福島県北海道事務所

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調査3日目の最終日はまず、札幌コンベンションセンターへ行き、国際会議などの誘致に向けたとりくみについてです。

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本来、原発震災加害者の国が、福島県を舞台に、原発事故後の今の現実・原発事故防止対策・原発ゼロにすることを含めたエネルギー政策について、国際的に発信すべきです。

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午後には福島県北海道事務所へ行き、震災後の県農産物流通促進、県内観光地の宣伝・紹介、道への避難者県民支援のとりくみ・実情の説明を受けました。

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農産物では、モモが道内シェアの70%を占めて回復しているものの、その他の農産物については風評がいまだ根強く残っているようです。

福島から北海道への避難者は1,500人を超えていて、その約4分の3が強制避難指示区域以外です。支援体制として、北海道庁が独自に1人の専任を置いてくれていますが、県としては事務所の定員4人が、さまざまの業務の一つとして担わざるを得ない現状です。

調査2日目/生ごみ残渣バイオマス/「マッサン」の余市町/ニッカウヰスキー

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調査2日目は、きのうのうちに移動していた滝川市にある広域ごみ処理施設の「中空知衛生施設組合リサイクリーン」で、「生ごみ残渣を利用したバイオマス発電」。

ここはすでに2003年から供用されていて、生ごみを「高速メタン発酵処理施設」でメタン発酵させ、回収したメタンガスを発電やボイラーで使用しています。また、メタン発酵後の汚泥はたい肥として農地還元もされています。

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更新の時期が来ていて、ここを視察して改善点を取り入れている各地の経験をむしろ今後、生かしたい、とのことです。

再生可能エネルギーの爆発的普及のために、こうした公共的施設が核となってネットワークを張り、技術革新を含めて走っていくべきだと思います。

午後には余市町へ移動し、「蒸留所活用による誘客促進・地方創生のとりくみ」「ドラマ放映効果を生かした地域活性化のとりくみ」について、町当局の説明を聞きました。

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嶋保町長、中井寿夫町議会議長からもあいさつを受けました。

人口2万1,000人余りの町ですが、「マッサン」放映前の2013年の観光客数は約85万人だったのが、放映された昨年2014年は約125万人と、40万人の増。

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観光ボランティアガイド養成、滞在型観光の定着化、観光を通した町民主役の地域創生など、多くの課題がありそうです。

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「マッサン」の舞台ともなった「ニッカウヰスキー余市蒸留所」にも寄り、施設内を工場長から案内していただきました。

 

県議会常任委員会調査/北海道・当別町/コミュニティバス/公共交通機関

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朝7時半前に自家用車で家を出発し、1時間余りで福島空港へ行き、県議会企画環境常任委員会の県外調査のために北海道・新千歳空港へ。

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昼食後、当別町で「官民共同コミュニティバス運行のとりくみ」について調査です。

当別町は人口1万7,000人余りで高齢化率は約30%。2005年時点で、町による路線バス・福祉バス、医療系大学を含めた医療機関などの患者・学生の送迎バス、「スウェーデンヒルズ」住民限定の送迎バスが、同じ時間帯に同じ路線を運行していることから、これらを一元化して、06年からコミュニティバスとして運行開始しました。

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やはり紆余曲折があり、昨年(2014年)には、市街地循環線に変わる予約型バスの試行運転をするなど、今も試行錯誤のようです。

ともかく、全国の市町村によって、「交通弱者」の「生活の足」をめぐる問題は千差万別で、その条件に応じて、行政の役割をどう位置づけ発揮するか、知恵が必要だとは思います。

ただやはり、「公共交通機関」の重要性は、どれだけ強調してもしすぎることはない、と感じます。

小名浜での定時定点/母親の救急搬送から7週間/あしたから県外調査と自治体学校と6日間

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火曜日のけさは、小名浜での定時定点。きょうもまた、職場・地域から6人のみなさんが馳せ参じてくれました。心強い限りです。

そしてまた、車で通勤されるみなさんが手を振っていってくれたり、ニコッと微笑んで会釈していってくれたり。

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すぐ近くが母親が入院している小名浜生協病院。ちょうど朝食を終えた時間で、介助してくれていた看護師が、「誰が来たの? 目を開けて顔を見て紹介してください」の声に応え、目を開けると「私の長男」と。名前までは言ってもらえませんでした。

6月2日の晩に実家で入浴後に脳梗塞で倒れ、実家の甥が気づいて救急搬送されてから7週間。少しずつ、いい方向に向かっているように感じます。

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あしたから県議会・企画環境常任委員会の再生可能エネルギー・地域創生などをテーマに2泊3日(7月22~24日)の北海道での調査、翌25日からは石川県金沢市での第57回自治体学校の分科会レポート報告者(26日)としてこれまた2泊3日、出かける予定です。6日間、自宅をあけます。その準備。

マルクスと友達に/埋もれていた理論の全面的な復活の仕事

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『マルクスと友達になろう』(不破哲三著、日本民主青年同盟中央委員会パンフレット)を読みました。

これは今年5月、民青中央が主催した「科学的社会主義セミナー」での、不破さんの講演の記録です。

休憩をはさんだとは思いますが、3時間のセミナーでの話に、「時間の都合で省略した部分を補うなど整理・加筆」し、「注をくわえ」ているので、かなり充実したパンフレットです。

85歳の不破さんが、「この変革の時代をもっとも全面的に満喫できる世代であり、自分たちで切り開く日本の未来に、自身の未来を生かすことができる世代」に向けて語った記録です。

マルクス(1818年5月4日~1883年3月14日)に、「その時代を力をつくして生き、後世の私たちにすばらしい理論と思想を残してくれた先輩として、親しい気持ちで」ふれてほしいという思いで不破さんは準備したそうです。

「なぜ、今、マルクスか?」「マルクスの理論は世界の常識になりつつある」「経済学。『利潤第一主義』が資本主義経済の推進力だ」「マルクスの眼で、現代の日本と世界の現実問題を見てみよう」「社会変革。生産活動を人間と社会のための活動という本来の姿に取り戻す」「マルクスの革命論。多数者革命と民主共和制」「日本共産党の革命理論の基本」「二十一世紀は、日本でも世界でも、歴史的な大激動の時代となる」の章立てです。

「世界の他の党のあいだでは、ほとんどおこなわれなかった」「埋もれていたマルクスの理論の全面的な復活の仕事」の成果であり、とにもかくにも一読の価値あり以上の価値ありと思います。

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地元街宣8か所/平日にできない小学校近く/たたかいはこれから/「かけはし」など4点セット配布

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午前中、私が住む地元の郷ヶ丘(さとがおか)・中央台党支部・後援会の6人のみなさんと街宣です。

平日はなかなかできない学校の近くに行こうと、郷ヶ丘小、中央台北小、中央台東小、中央台南小近くのそれぞれ2か所、計8か所で訴えました。

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民意無視の姿勢を露骨に示す政権は、独裁・専制政治以外のなにものでもありません。安倍内閣を包囲し、立ち往生させ、戦争立法を廃案に追い込む国民的たたかいはまさにこれからです。

話し始めると家から出てきて手を振ってくれる人、なかには家族3人がそろって手を振ってくれる姿もありました。出がけの親子が「がんばって」と声をかけてくれる場面も。

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いつも寄るお店に声をかけると、「出られなかったので、孫に聞きに出てもらった」というかた。

150720かけはし配布

午後には、やや不安定な天候のなか、晴れ間があるうちに、きのうのうちに組んでおいた「かけはし」「あしたの風」「県政報告」「しんぶん赤旗6・7月号外」の4点セットをご近所260軒ほどに配布しました。

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午前も午後も、行動後は汗だくで、自宅で直ちに着替え。

 

小川地域で街宣など/「声が聞こえたから」と職人さん/草野地域では「つどい」/めちゃくちゃ政治の転換は共産党に託したい

150719小川郷駅

午前中、いわき北部の小川地域で党支部・後援会の6人のみなさんと5か所の街頭から訴えながら、訪問しての戦争法案反対署名や「しんぶん赤旗」購読の勧めをして歩きました。

来週26日に小川郷駅開業100周年の記念行事案内の看板を前にスタート。ここでは車で前を通っていく人たちがいつも手を振っていってくれる場所でもあります。

きょうも行く先ざきで声援がありました。ある場所では、別な場所で知り合っていた職人さんがこちらに越してきていて、「はせべさんの声なので、出てきました」と。

別なところでは「しんぶん赤旗」日曜版の購読約束もありました。

150719草野・絹谷つどい

午後はやはりいわき北部の草野地域で、党員のお宅を会場に「つどい」。10人のみなさんが参加してくれました。

戦争法、原発再稼働、社会保障と安倍政権の憲法無視の政治を私から告発後、懇談。

戦時のこの地域で機銃掃射体験と戦争法への怒り、米価暴落のもとで価格保証・所得補償が政府の政策として不可欠だと訴える農家のかた、介護も年金も医療も安倍政権のもとでは何もいいことはない、こうしためちゃくちゃ政治転換は共産党に託すしかないし、県議会もそういう姿勢を持ってほしい、と、切実でした。

県議会で、戦争法に反対する意見書が自民・公明によって2月議会・6月議会と続けて否決されたことには、ほんとうにみなさん、怒り心頭です。私もそう思います。

戦争法案撤回を求めるいっせい行動/共産党93年/節さんと寂聴さんのビデオメッセージ/さかえ幼稚園/隣組

150718街宣いわき駅

午前中、平北部地域党後援会の「戦争法案撤回を求める宣伝、署名」いっせい行動があり、49人が参加しました。

9時半からは決起集会。渡辺ひろゆき市議の進行、県議選対責任者の高橋あき子市議のあいさつに続き、私は決意表明。

150718決起集会

その後の行動提起で、炊き出し隊を含めて4つのグループに分かれて、街頭宣伝、戦争法反対署名・訪問行動に繰り出しました。

私は5人のみなさんとともに、いわき駅前、3か所のスーパー前、いわき郵便局前の5か所の街頭から訴え。

どこでも立ち止まって手を振ってくれる人、車から手を振ってくれる人がいます。

150718街宣草野マルト

それにしても、ICレコーダーで私の声で「流す」宣伝カーに手を振ってくれる人が多いこと。「憲法違反、民意無視の戦争立法の強行採決には断固抗議します」「安倍政権は独裁政治・専制政治そのものです」「民主主義を破壊する安倍政権を一日も早く終わらせましょう」とけさ、録音しました。

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午後は日本共産党創立93周年記念講演を家のパソコンでネット視聴。志位和夫委員長が「戦争法案阻止へ 空前の国民的たたかいを」をテーマに講演しました。

その前に、憲法学者の小林節(せつ)さん、作家・僧侶で93歳の瀬戸内寂聴さんのビデオメッセージで、共産党への強い期待が語られ、感動ものでした。

その後、私が卒園した「さかえ幼稚園」をたずね、先日、108歳で大往生された吉田サタさんにお線香。サタさんは103歳まで園長だったのでした。

150718さかえ幼稚園手形

もちろん、私が卒園した50年前も園長で、当時の「手形」をお孫さんの園長さんが取り出してくれました。

さらに夕刻、隣組有志の懇親会に参加。11月の県議選含め、いろんな注文もいただきました。楽しいひと時です。