企画調整部の一般質疑

150316企画

企画調整部の一般的質疑でした。

私は、福島第二原発の廃炉を、首相は「事業者が決めること」と言い、事業者は「国のエネルギー政策の動向を見て」と繰り返していることから、県として「あらゆる機会を捉えて粘り強く求める」にあたり、その論拠をどこにおいているかを問いました。

県としては「原子力に依存しない社会の実現」がいちばんのよりどころですが、さらに丁々発止、迫ってほしいと思います。

また、長期避難者への支援にかかわり、帰還・移住とは別の、「第三の道」の選択肢を明確に示すことと、長期避難先での生活支援策の拡充を求めました。

県が秋ごろをめどに作成する「人口ビジョン」「総合戦略」にかかわって、現在は人口分析の段階というので、今後、県の人口動態予測でも、85歳以上の年齢層が2040年には2010年の2.2倍になり、75~84歳では100、ほかの年齢層は2010年の半分(0~14歳、53%)になるなど、85歳以上が「突出」して増えることへの対応戦略の重要性を指摘しました。

震災後、地域の活性化とかかわり、それぞれの地域の文化資源、伝統芸能、歴史的文化資源の掘り起こしや継承がしばしば話題になっていることもあり、そのデータベース化による利活用を提案しましたが、市町村との密な連携との話で、データベース化は検討課題です。

県産木材を活用しての再生可能エネルギーの現状は、放射能汚染やその風評で、きびしい状況です。

ほかの委員からは、集中復興期間や福島特措法のこと、復興公営住宅、地域創生にかかわる「人口ビジョン」「総合戦略」策定における市町村との連携などで質疑がありました。

150316復興・総合計画 (1)

終えてからは、控室で、復興・総合計画課、自然保護課から、求めていた資料について説明を受けました。

150316自然保護

また、あさって、総括審査会での質問に立つ神山団長の質問原稿について団会議で検討です。

150316総括検討

最終日の討論準備に関しても意見交換しました。

企画調整部当初予算案/地域医療課・無所属議員

150313企画

きょうの企画環境常任委員会は企画調整部の来年度当初予算案に関する説明と質疑でした。

企画調整部長、避難地域復興局長、文化スポーツ局長の各説明後、企画調整課長による予算案の細部、生活拠点課長が遅れている復興公営住宅整備についての当面の対策について説明し、質疑しました。

150313地域医療課

事業名がほんとうに多岐にわたり、いずれもNPOなどへの支援となる「復興へ向けた多様な主体との協働推進事業」「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」、全国の支援者を対象とした「未来をつくるプロジェクト」、4つの部にまたがる「チャレンジふくしま『ロボット産業革命の地』創出事業」、県内各地域への支援となる「地域創生総合支援事業(地域経営分)」、同じく(サポート事業分)、「地域おこし協力隊支援事業」、マイナンバーにもかかわる「総合行政ネットワーク事業」、避難者を対象とする「生活拠点における交流促進事業」、保健福祉部でよさそうな「双葉郡医療提供体制等復活支援事業」、「2020東京オリンピック・パラリンピック関連復興推進事業」、それに避難地域は調査対象とはしないという第20回の「国勢調査費」について、それぞれ内容をただしました。

ほかの委員からは、中高生を対象に舞台芸術などに触れる「チャレンジふくしまパフォーミングアーツプロジェクト」、また、電源地域振興費、電源立地促進費のこと、プロスポーツ支援、「ふくしまから 世界へ!『ふくしま夢アスリート』育成支援事業」に関する質疑がありました。

各常任委員会とも各部の当初予算案の質疑はきょうで終えると思いますが、一人ひとりの県民の心の復興や、生活となりわい再生に資する予算なのかどうか、十分に検討します。

委員会に先立ち、地域医療課からは震災後の県内病院の医師数・看護職員数の推移などについて聞き、委員会後は他会派部屋をたずね、新しく企画環境常任委員となって初めての委員会審議に参加した無所属議員と意見交換してきました。

生環部での一般的質疑

150312生環部

常任委員会2日目のきょうは、生活環境部の一般的事項に関する質疑でした。一般的事項というのは、来年度当初予算案にかかわらず、生活環境部所管の事業全般にかかわることです。

私は、腐食などによる倒壊の危険も指摘されている、高さ120mの福島第一原発1,2号機排気筒に関する県としての対応、雨水を含めた放射能汚染水を海に流さないための県としての対応、雨水だからと「放置」することなく、放射能に汚染された敷地内に降る雨が汚染されて流れることは自明なので、モニタリングの徹底強化・管理が必要なこと、放射能汚染水管理とかかわって地下水位などの厳格管理のため、とくに県の廃炉安全監視協議会の機能強化を含めた県の対応をただしたり、それに、避難が長期化しているなか、避難先での生活再建などの先の見える充実した支援策の展開を求めました。

150312生環部2

ほかの委員からも、放射能汚染雨水流出の問題、放射能汚染水始め、廃炉へ向けたこの4年間の県としての対応の蓄積に基づき、県が主体的に提言するためにもチェックリストの作成をすべきこと、廃炉安全監視協議会のこと、原発事故の体験をさせられた福島県としての防災に関する世界への発信、中間貯蔵施設をめぐる問題、それに猪苗代湖などの水環境改善、ソーシャルネットワーク活用による県としての情報発信などについてただす質疑がありました。

生還部の当初予算案審議/義妹の通夜

150310NHK

けさのNHKニュースの一部。

4年目の3・11のあしたと土日の休会をはさみ、きょうから来週月曜日まで、委員会の当初予算案や事業に関する審議が続きます。

150310常任委・生還

私が所属する企画環境常任委員会では生活環境部の当初予算案審査でした。

除染対策費2,000億円強はじめ、4,245億円弱の予算案です。

自家消費野菜等放射能検査事業、消費者風評対策事業、帰還支援事業、ユースプレイス(ひきこもりなどの若者の居場所)自立支援事業、防災対策強化事業、原子力防災体制整備事業、災害救助法による救助、再生可能エネルギー導入等による防災拠点支援事業、鳥獣被害対策強化事業に関して私からその内容などについてただしました。

ほかの委員からは、防災体制推進、航空消防防災管理、原子力防災と廃炉に向けたとりくみ、男女共同参画推進と女性活躍促進事業、中間貯蔵施設立地町地域振興交付金、それに組織改正に伴う予算の動きなどをただす質疑がありました。

事業名を見るだけでもきわめて幅広く、目配りも大変な委員会だと思います。

150310真理通夜

委員会を終えてからはいわきへもどり、きょう、あすと義妹の通夜式、告別式です。

姪はよくこの写真を選んでくれたと思います。そしてバックミュージックは義妹が好きだったさだまさし。「笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために …」は本人が歌っているようです。

職場の仲間たちから慕われていた彼女。多くの参列者に感謝します。

議員連盟の総会日/本会議で補正関連議案は全会一致

きのうは午後11時半にいわき駅前に妻が迎えに来てくれたものの、待ち合わせ場所のちょっした行き違いがあって、ウロウロしたために、帰宅はきょうになりました。

150309記録づくり

けさはまた福島県庁へ。

きょうは種々の議員連盟などの総会が昼休みにかけていっきに行なわれました。ちなみに「森林・林業活性化推進福島県議会議員連盟」、「福島県議会スポーツ振興議員連盟」、「猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟」、「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る福島県議会議員連盟」、「福島県のJリーグチームを応援する福島県議会議員の会」、「福島県日韓議員連盟」、「福島県日中友好議員連盟」。

これらの間に、「福島県観光産業振興議員協議会」、「福島県議会ふるさと文化芸能推進議員連盟」の2つの設立も確認されました。

私たちが未加入の3つの総会もありました。

きょうは本会議で2月補正予算関連の26議案の採択があり、全会一致で可決されました。

私はこれらを前後し、ここ数日の記録のまとめ。

150309こも巻き外し

庁舎前ではヒマラヤスギのこもまき外し作業が始まっていました。

一般質問2日目/全協開催申入れ/宿泊業の現状と課題

きょうは一般質問の2日目。自民、民主・県民連合、自民、公明、自民の5人が質問しました。

自民党議員からは、県職員への経営管理的意識の浸透、介護給付の適正化推進を問う質問があったり、公明党議員はマイナンバー制度の個人番号の県としての独自利用の検討、首都機能移転に絡めた政府機関の地方移転について聞く質問がありました。

150304全協議長申入れ

本会議を前後し、昼前には県議団として議長申し入れ。

原発事故収束作業中の死亡事故、放射能汚染雨水外洋流出放置、賠償打ち切り問題、中間貯蔵施設搬入など、国や東電の姿勢や考えを、県議会として直接問いただすための全員協議会の早期開催を求めました。

150304菅野豊・花の湯社長

夕刻には、県旅館ホテル生活衛生同業組合の菅野豊さんが控室に寄ってくれ、宿泊業の現状と課題、賠償問題で意見交換しました。

あべさんが一般質問/「素案は撤回でなく見直し」と東電

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きょうから3日間、1日5人ずつの一般質問が続きます。1人の持ち時間は20分間です。

きょうは自民、民主・県民連合、共産、未来ネット、自民の順でした。

共産党はあべ裕美子さんが登壇。核兵器廃絶への県のとりくみ、男女共同参画の推進、あんぽ柿産地の再生、特別支援教育、ひきこもり対策など、あべさんの感性あふれた質問でした。

150303あべさん傍聴

きょうもあべさんの地元からの傍聴のみなさんにもごあいさつです。

150303素案撤回報道

夕刻には、東京電力復興本社職員を呼び、午前中に発表したという、商工業などの営業損害打ち切り方針「素案」の「見直し」について説明を受けました。

見直しの内容はこれからのようで、報道では「素案撤回」としている点を確認すると、「撤回ではなく見直し」と繰り返しました。

150303東電説明

ともかく、加害者が、被害継続中に賠償をやめる、と持ち出すこと自体、論外で、「被害者が従来と同じ又は同等の営業活動を営むことが可能となった日を終期とすること」(中間指針第二次追補)が大前提です。

事故前の暮らしを取り戻せない状態で、被害者に「自立」を強要するなども許しがたいといわなければなりません。

追加代表に宮川さん/緊張感ない答弁/団会議/キックオフ

150302宮川追加

知事による2月議会補正(整理)予算提案も受け、4つの交渉会派による追加代表質問でした。1人30分。

自民、民主・県民連合、共産、ふくしま未来ネットの順です。

共産党は宮川えみ子さんが登壇。

おおよそ質問準備ができてからも、放射能汚染雨水流出放置や、腐食・倒壊の危険が指摘される第一原発1,2号機排気塔の問題が明るみになるなど、あわただしい準備でした。

150302宮川再質

国・原子力規制委員会が「前面」に出ないばかりか、およそ規制する役割を果たす意思すら見えない姿勢を県としてもきびしくただすことを再質問・再々質問と問いましたが、緊張感が感じられない担当部長の繰り返し答弁でした。

150302宮川・傍聴

いわきから傍聴に来ていただいたみなさんに県議団としてごあいさつ。

150302保福整理予算

本会議を前後し、保健福祉部の補正予算案の説明を受けたり、高齢福祉課から認知症施策や「新総合事業」の実施予定を聞いたり。

新総合事業の今年4月実施予定は伊達市・国見町・只見町の3市町であることは聞いていましたが、2016年度予定が12市町村、17年度予定が39市町村、時期未定が5町村です。

また団会議であしたのあべ裕美子さんの一般質問の最終点検。

150302福島U

夕刻には、サッカーJ3の福島ユナイテッドFCのキックオフパーティーに参加しました。実は私は「福島県のJリーグチームを応援する福島県議会議員の会」の役員の一人なのです。

質問追加/意見書議案調整/帰宅後にペロと散歩

150227紅白梅

きのうの本会議で、知事から知事提出議案第119号から149号までのおもに2月補正(整理)にかかわる議案が提案され、きょうは議案調査のための休会です。

週明けの月曜日にこれらの議案も受け、5人以上の会派による4人の追加代表質問があります。その質問準備も最終日ですが、放射能汚染雨水流出問題もあり、きのうまでの質問に追加することにもしました。

150226知事室前廊下から

議員提案の意見書案提出の締め切りでもあり、他会派との調整も迫られました。

これまでも調整を続けていましたが、共同提案による一本化までにはいろいあって難しいのですが、双方の意見書案にお互いに賛成するところまでは到達したのではないかと思います。議会として可決できるかは別です。

この折衝を終えてから、自家用車で県庁から約130km離れた自宅へ帰宅。

150227散歩1

先日、控室へ見えた県職員から、「ペロちゃんは元気になりましたか」などと声をかけられたこともあり、帰るやさっそく散歩に連れ出しました。

きょうは彼のじん帯断裂手術後の、久しぶりの小一時間(50分強)の散歩。

体も洗い、あとは散髪しないと。

150227洗髪

県議会として全会一致の抗議決議/質問原稿検討

150226東電抗議決議

控室に行くと、9時前、議長室へ呼ばれました。

各交渉会派の政調会長による打合せで、代表者会議に先立ち、全会一致での採択をめざす「東京電力福島第一原子力発電所の汚染水流出に断固抗議する」決議案の調整でした。

その後の代表者会議で、各会派の代表者6人を提出者とすることが確認され、議会運営委員会できょうの日程の冒頭に議案として追加することが確認されました。

150226控室・議長

きのうの午前中に各会派をまわったことが、福島県議会としての意思として示されることになりました。

きのうは自民党が会派として夕刻、東電に抗議の申し入れをしていて、議長は「自民と共産の申し出による議案」と、代表者会議で経過を話したようです。

150226民報・民友

きょうの代表質問は未来ネットでした。質問者は会派の「相談役」で、県議として5期目ですが、しばらく別の選挙に出るなど、14年ぶりの登壇ということでした。

控室にもどってからは、来週に追加代表質問を控えている宮川えみ子さん(2日の午後3時ごろ)、一般質問のあべ裕美子さん(3日の午後2時過ぎごろ)の質問原稿の団会議でのほぼ最終検討です。