建設関係新年祝賀/復興への思い/きょうも震度4

いわき地区建設関係団体連絡協議会新年祝賀会に参加しました。

この協議会は、いわき市建設業協同組合、いわき地区電気工事協同組合、いわき管工事協同組合など、15の団体が加盟しています。

地元に密着した建設団体として、大震災時の救命・捜索活動に力を尽くしたことや、これからの復興へ貢献したいという熱い思いを語ってくれた太田和夫理事長の主催者あいさつに感銘を受けました。

それはそうときょうも震度4の地震がありました。自家用車でガソリンスタンドに入ったその瞬間、ガタガタッとした揺れにはまた驚きました。

その後も何度かの余震。あれからきのうでちょうど10か月。なかなかおさまりません。

ヨウ素剤郵送/考えさせられる「公務」/公務への信頼

今年に入り、いわき市から、ヨウ素剤が郵送され、第一原発4号機がまたぞろこうした事態を招きかねないからなのではないか、と相談がありました。

郵送によるこの配布自体は、昨年11月末、「未だ原発事故が収束していない状況にあり、また、配布した安定ヨウ素剤が本年12月に有効期限を迎え、対象となるすべての方に新たに配布する必要がある」との判断で、12月中に順次発送されたものでした。

受け取る側からすれば、政府が、およそ信じがたい「原発事故終息宣言」を発する一方で、事故原発内部は誰もわからない現実です。当然、批判的な専門家はこの現実を直視したコメントを率直に発してくれます。

こうしたなか、県や市は、事故原発の実情を把握したうえでのあらためてのヨウ素剤配布なのか、事故原発が大きな余震でまた事故を起こした場合、34万いわき市民の避難計画を市はつくってくれているのか、私たちはそのときにどうしたら避難できるのか、わかる手立てはあるのか、とりわけ子どもたちをどう守ろうとしているのか、という切羽詰った話です。

いったい、行政の責任とはなんなのか、こうした場合に備えて、住民に安心できる対応策を示し、なおかつ、現実にそうなった場合、住民に寄り添ってその対応を住民といっしょにすることではないか、と思うのです。

「公務」とはそういうものではないのでしょうか?

公務に対するそうした信頼を突き崩した原因を取り除くときではないでしょうか?

それでも公務員は減らしたらいいのでしょうか?

私は「そうじゃない!」と言い続けてきたつもりですが、現実は逆に進んできました。そうした政治家が支持されてきたからです。

どうすればいいのですか?

議員を減らせば済む問題なのですか?

いろんなことが有権者に突きつけられていると思います。

団会議/みなさんの声を受け止めて

新年明けての最初の県議団会議です。

年末年始に住民のみなさんから聞いた声をまじえながら、今年の展望を切り開く話。

12月県議会を終えての「県政報告」の仕上げもしました。

さらには、県外避難者の要望を直接聞く活動予定や、来月15日から始まる予算議会である2月県議会へ向けた課題なども議論。

今年も、みなさんの声をしっかり受け止め、5人そろって全力です!

議会報告会/「廃炉」廃案に怒り/これから

党の平神谷(かべや)地域と草野地域の後援会合同の「議会報告会」があり、渡辺ひろゆき市議と参加しました。

県議会が全会一致で採択し、県知事も明言し、県の「復興計画」(第一次)にも明記されている県内原発全基廃炉を求めることについて、党市議団が提案していた意見書案が、一部会派の賛同が得られず廃案になったことには、怒りの声が寄せられました。

報告会後は、会費による手作り料理の昼食会もあり、「私のところにも、県議選の結果はよかった、と何人からも電話があった」、「よかった、よかった、と会う人会う人に言われ、やっぱりよかった」と、後援会員のみなさん。

ともかくみなさん、「いろんなことはこれからですもんね」と。ほんとうにそうです。原発廃炉も、全面賠償も、徹底除染も、声をいっそう広げないとなりません。

ペロと散歩

たぶん、昨年の県議選告示前日の11月9日以来、ほぼ2か月ぶりにペロと散歩しました。

いまや、ペロと夫婦の「3人」の家族で、この2か月間で言うと、帰省した娘が30分ほどの散歩をお正月にしてくれたぐらい。

家族の一員にたいへん申し訳ない気持ちでいっぱいです。妻は妻で忙しいし…

家の中と野外とでは、ずいぶんと表情が違います。ましてこの間、地震もまた少なくなく、地震のたびにビクッと反応するペロの姿を見ると、「ひとり」でいるときはもっと寂しいだろうなぁ、と感情移入。

家族ですね。

正月の悔い/また前へ

きのうのいわき市消防団第一支団の出初め式のあいさつで、たぶん3分に満たない原稿を用意して、こう話しました。

「私自身も…津波の直撃を受けた被災現場を歩き…消防団のみなさんが救助・捜索活動にあたっている姿が目に焼きついています。

消防活動を優先させることを許す家族への熱い思いもあったでしょう、亡くなられた家族や親族、仲間への鎮魂もあれば怒りもあったと思います。

なにより、その活動の支えとなったのが、消防団への誇りではなかったかと思います。

同時に、昨年の震災が示したことは、地域に根ざす消防団の活動の重要性であり、地域での絆の大切さだと思います。それぞれの地域でのネットワークこそが防災のかなめだ、ということだったと思います。

それだけに、こうした活動をしっかりと支えるしくみ、制度を支える政治のありかたもおおいに問われたと思います。

今年はこうしたことを含め、文字通りの復旧・復興と再生へ踏み出す年です。県としても『応急的復旧、生活再建支援、市町村の復興支援』を位置づけた県復興計画を策定し、市としても、『被災者の生活再建』をとりくみの柱の第一とした復興事業計画を策定しました。

復興の柱は、やはり、一人ひとりの生活再建です。これなしに、復興はありえません」。

私の直前にあいさつしたのは民主党衆院議員で、「税と社会保障の一体改革」をよろしくお願いします、とその中身にいっさい触れずにのうのうと語ったのでした。

「県と市が、一人ひとりの被災者の生活再建を復興の基礎にすえているのに、増税、医療費窓口負担増、介護保険料引き上げ、年金給付引き下げ、保育の自己責任化で、被災者の生活再建をこばむ政府のさかさまな方向は受け入れられません」のひと言を追加できなかったことが、今年の正月で唯一悔やまれるのです(風邪様症状による不調のぞく)。

ひと晩悩まされましたが、忘れて、きょうからまた前へ進むことにしました。

消防出初式/はしご乗り/第一支団/北医療生協

いわき市消防出初め式があり、市消防本部、市消防団関係者など約900人が参加しました。

いわき市の国会議員、県会議員、市会議員も来賓としてほぼ勢ぞろいです。

これに先立ち、市役所玄関前ではラッパ隊のファンファーレのなかで観閲式がありました。冷たい空気と寒風のなか、たいへんでした。

出初式の後は、会場のいわき芸術文化交流館「アリオス」前の平中央公園で、毎年恒例の「はしご乗り」。いつもほんとうに見事です。

 

その後、市消防団第一支団(旧・平市消防団)の出初め式に出席。平地域の県議会議員は3人出席しましたが、自民党ベテラン議員のはからいにより、私が代表してごあいさつをさせていただきました。

次は、愛知県名古屋市から来ている北医療生協のみなさんと浜通り医療生協との懇談会に参加。北医療生協では、成人の日直近の土日を利用して、理事会の研修をかね、こうして全国の医療生協との懇談を重ねているんだそうです。

介護を含めたそれぞれの事業内容、健診活動、地域での支部・班活動、理事会のありかた、原発事故後の対応などなど、活発な質疑応答は時間切れでした。

「鼻風邪」

先月25日の夜に布団に入った直後にちょっとした寒気を感じて以来、きょうに至るまで「鼻風邪」様症状が抜けない日々。

毎晩寝ればなんとかなる、と思って医師にも診断は受けていないので、「風邪」と決めつけるわけにもいきませんが…

とにかく熱はなく、のどの痛みもまったくなく、鼻水とこれに伴う鼻声と少しのだるさのみ。

中途半端に休まず、まる一日しっかり休むことかも。

親子の対話/新春市民のつどい/重くありがたく

帰省していた娘が帰るというので、いわき駅へ送りました。

駅前の「ラトブ」内で二人で昼食をとりながら、親子の対話もでき、私的には大満足でした。

「新春市民のつどい」に参加しました。いわき市長といわき商工会議所会頭が実行委員長を務める新年恒例の行事です。

いわきの経済や地域を支えるみなさん、市役所の幹部のみなさん、国会議員、県議会議員、市議会議員が新年の最初に一堂に会するといってもいい場です。

私もいろんな立場のかたがたから声をかけていただき、ほんとうにありがたかったです。

「毎朝訴える姿を見ていました」、「みんな期待してますからね」と、何人かからかけられたお言葉は重いし、ありがたいです。

エネルギーを選ぶ時代

『エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHKスペシャル「日本新生」取材班、NHK出版新書)を読みました。

こういう時期に、「これが問題だ! こうしてエネルギー問題を解決すべきだ!」という強い主張が感じられないことに多少の不満は感じますが、しかし、十分にそんな思いを汲み取ることはできます。

「できるだけ多くの現場に立ち、ひとりでも多くの関係者から証言を得ること」という立場に徹し、電力の「地産地消」のとりくみ、大規模集中型の電力システムがこうしたとりくみをはばむ壁になっている現状、スペインやスウェーデンまで飛んだ取材など、学ぶところ大です。