『エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHKスペシャル「日本新生」取材班、NHK出版新書)を読みました。
こういう時期に、「これが問題だ! こうしてエネルギー問題を解決すべきだ!」という強い主張が感じられないことに多少の不満は感じますが、しかし、十分にそんな思いを汲み取ることはできます。
「できるだけ多くの現場に立ち、ひとりでも多くの関係者から証言を得ること」という立場に徹し、電力の「地産地消」のとりくみ、大規模集中型の電力システムがこうしたとりくみをはばむ壁になっている現状、スペインやスウェーデンまで飛んだ取材など、学ぶところ大です。