盆の入りと新盆/熟睡のペロ

盆の入りです。

私の出身職場である浜通り医療生協職員で、亡くなられたご親族が新盆を迎えるお宅を、職員でもある妻とたずねました。

職員の職場は、病棟、居宅介護、病院厨房、診療所外来、短期入所介護施設と様ざまでした。ほんとうにいろいろな職種の人たちに支えられ、患者・利用者に寄り添うのが医療生協の職場です。

原発震災後も職場を守った職員に感謝しつつ、自宅にもどった精霊に手をあわせました。

今年は格別の思いで迎えるお盆であり、そしていろいろな人生に触れる機会でもあります。

娘が夕べ、帰省し、興奮して迎えたペロは、熟睡。

かけはし配布/体調管理/のど自慢/墓参り

きのうの午後に配るつもりだった通信「かけはし」・「あしたの風」、そして市議選ビラの3点セットは、天候不順のために、けさ、ご近所250軒ほどに配布しました。

9時から高橋あき子事務所で打合せがあったので、これをはさんで午前中に配ったのですが、2度とも汗だくで、全部着替えです。

夏の選挙はいつもこんな感じ。体調管理も重要です。

昼食を自宅でとっていると、NHKのど自慢がいわき市からの生中継でした。飲食店を営む高校同級生のブログでのど自慢があることはおととい知ったのですが、それがきょうとはテレビを見ていて初めて知りました。

20組の参加者のなかには市内の津波被災者もいて、元気な姿と意気込みを全国に発信したい、の言葉に痛く共感です。

父の墓参りもしてきました。

決起集会といっせい行動/再会

来月9日投票の市議選へ向け、高橋あき子市議地域で決起集会といっせい行動をしました。

決起集会では、あき子さんの地元地域、下荒川、郷ケ丘・中央台、四倉、夏井など各地のとりくみも交流し、おおいに意気があがりました。

その後は郷ケ丘・中央台地域にくり出し、消費税増税中止要請署名、チラシまき行動です。私はその地域で街頭からの訴え。消費税増税法強行に強く抗議し、中止させる意志を広めようと話して歩きました。

津波で家を流されたかたがたが住む仮設住宅では、「きょうはあき子さんは来ないの?」「暑いけどがんばって」と、出てきてくれるみなさん。

またスーパー近くでは、買い物に出てきたかたが立ち止まって拍手。「応援してますよ。きのうの市議会最終日を傍聴したんです。共産党にがんばってほしい」と。

夕刻には、ひょんなことで近くに住んでいることを知った、中学時代に生徒会役員をいっしょにしていた女性と30数年ぶりに再会。4年前にいわきへもどり、朝の街頭で話す姿を見てくれていたんだそうです。

海外調査編集会議/速報版/タイト

海外行政調査報告書作成のための第1回編集会議がありました。

17人の視察団のうち、団長・副団長を含めた9人の編集委員です。2班でそれぞれ録音と写真の記録・報告係2人、あわせて4人も委員で、私はその1人。

私は7月9日から16日までの調査経過の日記と、自分のメモと本田朋議員の暫定報告書をもとに速報版的な記録をまとめていました。

議会事務局で、これらの記録をもとに、速報版案を提案してくれました。

会議後、ドイツ視察の4人でドイツ視察速報版の打ち合わせ。さすがに、話の展開は早いです。

お盆明けの編集会議で、少なくとも速報版はまとめられそうです。

それにしても個人的に言うと、海外調査後、その報告編集会議、特別委員会県外調査、常任委員会県外調査があり、私の目の前のいわき市議選。かなりのタイトです。

利尻の水/廃校校舎が工場/観光と漁業と

企画環境委員会視察3日目は、「地域資源の再生と活力ある島づくりプラン」によって、「利尻の水」と廃校校舎を再生させた利尻富士町をたずねました。

今では、「リシリア」の商品名で売り出されている「利尻の水」。

もともと町では、町の名水「甘露泉水」が1985年に環境省の「日本名水百選」に選定され、これを商品化に結びつけたいと模索。

そんななか、1999年の開校100周年の年に雄忠志内(おちゅうしない)小学校が廃校となり、その近くの会社が「利尻富士の伏流水を商品化したいので廃校校舎を貸してほしい」の相談。

04年にこれを内容とする「地域再生計画」が認定第1号とされ、廃校校舎の転用が許可されました。

町内の3社が(株)利尻名水ファクトリィを設立、町が事業者に校舎を無償貸与し、老朽化で改修が必要な部分の改修をし、事業者が設備などを整備し、05年6月から商品化し、今に至っています。

町では観光と漁業が産業の核であり、これらを結びつける構想も練っているようです。

視察・調査が続き、消化不良に陥りそうですが、がんばります。

礼文島いきものつながり/レブンアツモリソウ

企画環境委員会視察2日目は、昨年度、「礼文島いきものつながりプロジェクト」(礼文町生物多様性地域戦略)を、人口1万人未満の自治体としては初めて策定した礼文町をたずねました。

礼文島には、本州では高山でしか見られないような高山植物が海岸から観察できるそうです。その数300種以上。

こうした植物や、虫や鳥、磯の生き物など、「礼文島らしい自然」を形作っているいきもののつながりの恵み、これを脅かすものに目を向け、つながりを未来に伝えるプロジェクトです。

その後、礼文町高山植物園へ。

プロジェクト策定の象徴のようなレブンアツモリソウ保存のこれまでのとりくみを聞きました。

レブンアツモリソウはその珍しさと美しさのために盗掘が相次ぎ、94年に特定国内希少野生動植物種に指定された、礼文島にしか咲かない固有の植物。

試行錯誤の末に無菌培養によって育てていますが、このままでは自然には帰せないんだそうです。

島内には群生地もあり、盗掘もほとんどなくなっているようです。

環境都市宣言の稚内市/新エネルギーサテライト/次世代エネルギーパーク

県議会の企画環境常任委員会視察のために、夕べのうちに北海道・千歳市入り。

けさは千歳から稚内市へ移動。稚内市は昨年3月、「環境都市宣言」し、風力や太陽光など再生可能エネルギー導入を積極的に推進しています。

まずは「稚内新エネルギー研究会」が運営する稚内公園新エネルギーサテライトを視察。風力発電と連携した燃料電池の実用システムについて、会役員から話を聞きました。

風力発電の電気で水を電気分解し、水素を製造して燃料電池として活用するシステムは興味深いです。

その後、市が維持管理しているメガソーラー発電所へ。ここは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」として導入された施設を、研究終了後に市が無償譲渡されています。

ここを含めて市の「稚内次世代エネルギーパーク構想」を市担当職員から聞きました。

国家としての姿勢を明確にした展開が決定的課題です。

報告書作成作業

海外行政視察団としての調査報告書作成へ向け、自分のメモと、本田議員の暫定版報告書をつき合わせながらの作業です。

ドイツでの記録はこれからまた自分のメモと取っ組み合いです。

今晩からは、議会の企画環境委員会で、稚内市、礼文町、利尻富士町をまわり、再生可能エネルギー、自然環境保護、地域資源の再生について調査します。

チェルノブイリ視察報告会/質疑時間も超過

浜通り医療生協の中央台・郷ケ丘班が主催した「チェルノブイリ視察報告会」がありました。

もともと私が小名浜生協病院の事務長をかつて務め、今も医療生協の理事をしており、地元の医療生協班でもあり、6月には日程を入れていました。

県議会の視察団として文章化する報告のまとめはこれからであり、そのもとになる「記録係」の私自身の文章のまとめも、自分のただちには解読できないメモや、先日の視察団事後打合せで提供された本田朋議員の暫定版の「帰国報告書」を参照させていただきながら、格闘中です。

したがってきょうは、羽田空港を出発する時からの私のデジカメに残した写真を時系列で60枚に限定して順に示しながらの報告でした。文字化したレジュメなどの資料はいっさいなしです。ちょうど1時間かかりました。というか、予定通りでした。

地域の生協班の主催にしては、市内各地から50人が参加され、質疑や意見表明の30分の時間も超過するほどでした。

その場で、この同じ報告をしてほしい、と、2か所での報告会が今後の予定に入ることとなりました。

訪問・つどい・訪問/力づけられます

夕べは県議会の海外視察団慰労会もあり、福島市泊。けさ、いわきへもどり、10時から地元後援会員と訪問行動。

元市職員だったというかたは、「高橋あき子市議の姿を見て、初めて共産党を応援するようになった。まだまだがんばってほしい」と。

ずっと自民党で、震災後には「共産党にがんばってもらうしかないと思っている」とおっしゃっていたかたは、「付き合いがあった会社に顔を出したら、新人の自民党候補をよろしく、と言われたから、オレは共産党だ、と言ってやったんだ」と。なんかほんとうに地殻変動を感じます。

午後は、高橋あき子事務所を会場に、事務所がある地域後援会の「つどい」に参加ました。兵庫県から、元南光町長をしていた山田兼三さんも応援に駆けつけてくれました。

原発立地地域避難者の「町外コミュニティ」のことや、そうした住民のみなさんの行政サービス、医療・介護サービスといわき市民との関係のことなど、様ざまな意見交換ができました。

夕刻はまた私の地元の訪問。私は郷ケ丘(さとがおか)3丁目ですが、ここは2丁目。かつて党市議を送り出していただいた地域です。

「高橋あき子市議の活躍は知り合いからも聞いている」「応援したいと思っていた」「こういう人にこそがんばってほしいんだ」と、なんだか私がものすごく力づけられます。