企画環境委員会視察3日目は、「地域資源の再生と活力ある島づくりプラン」によって、「利尻の水」と廃校校舎を再生させた利尻富士町をたずねました。
今では、「リシリア」の商品名で売り出されている「利尻の水」。
もともと町では、町の名水「甘露泉水」が1985年に環境省の「日本名水百選」に選定され、これを商品化に結びつけたいと模索。
そんななか、1999年の開校100周年の年に雄忠志内(おちゅうしない)小学校が廃校となり、その近くの会社が「利尻富士の伏流水を商品化したいので廃校校舎を貸してほしい」の相談。
04年にこれを内容とする「地域再生計画」が認定第1号とされ、廃校校舎の転用が許可されました。
町内の3社が(株)利尻名水ファクトリィを設立、町が事業者に校舎を無償貸与し、老朽化で改修が必要な部分の改修をし、事業者が設備などを整備し、05年6月から商品化し、今に至っています。
町では観光と漁業が産業の核であり、これらを結びつける構想も練っているようです。
視察・調査が続き、消化不良に陥りそうですが、がんばります。