企画環境委員会視察2日目は、昨年度、「礼文島いきものつながりプロジェクト」(礼文町生物多様性地域戦略)を、人口1万人未満の自治体としては初めて策定した礼文町をたずねました。
礼文島には、本州では高山でしか見られないような高山植物が海岸から観察できるそうです。その数300種以上。
こうした植物や、虫や鳥、磯の生き物など、「礼文島らしい自然」を形作っているいきもののつながりの恵み、これを脅かすものに目を向け、つながりを未来に伝えるプロジェクトです。
その後、礼文町高山植物園へ。
プロジェクト策定の象徴のようなレブンアツモリソウ保存のこれまでのとりくみを聞きました。
レブンアツモリソウはその珍しさと美しさのために盗掘が相次ぎ、94年に特定国内希少野生動植物種に指定された、礼文島にしか咲かない固有の植物。
試行錯誤の末に無菌培養によって育てていますが、このままでは自然には帰せないんだそうです。
島内には群生地もあり、盗掘もほとんどなくなっているようです。