ゲムシタビンの点滴(GCD療法)/ベッドでリハ

先週(2月16日)始めたGCD療法による抗がん剤・ゲムシタビンの点滴投与日でした。先週とのセットでGCD療法というようです。先週も、このゲムシタビンは血管痛を起こすことがあり、その場合には直ちにナースコールで看護師を呼ぶように言われていました。

先週はそうでもありませんでしたが、きょうは点滴が始まるや、ちょっとした血管の痛み。その対処法は、腕(血管部)をホットパックで温めて、血管を広げること。看護師は「原始的方法」と説明していました。痛みは直ちに和らぎました。

きょうは夕刻、理学療法士がベッドサイドへ来てくれて、ベッド上で簡単なリハビリ実施。血球が減っているのと、熱がやや不安定(きのうはリハへ出かけようとした直前に38度近い熱)ということで、配慮してもらいました。

人口減少と公共施設の展望

中山徹『人口減少と公共施設の展望』(自治体研究社)を読みました。「公共」そのもののあり方・考え方が問われていますが、本書では「公共施設等総合管理計画」に絞った検討・提案をしています。

全国的には人口が減少するものの、首都圏には集積度合いを高め、将来的にはスーパーメガリージョンを形成することをもくろんで進められているのがアベノミクス下の国土再編です。実は急速に進もうとしている公共施設の統廃合や民営化が、その再編の中で位置づけられていることにまず注意を喚起。

そのうえで各自治体の「管理計画」の概要を説明し、どこを中心に読めばその計画の本質が理解できるか、問題点を示し、最後に公共施設をどう考え、どう整備し、どう運営するかを提案しています。

公共施設に関して、「利用者の減少→統廃合」「老朽化→建て替え」「市民ニーズに応える→民間活力導入」のそれぞれの誤りも明快にしてくれます。