いわき入りした国会議員7人/楢葉町民との懇談/「帰還を決める人がその証明を」と/原発労働者・訴訟原告団・地元議員団との懇談/地元で盆踊り

150809楢葉町民懇談1

午後には、共産党の国会議員団がいわき入り。

衆議院から高橋ちづ子・塩川鉄也・梅村さえこ・堀内照文・藤野やすふみの5人、参議院から倉林明子・田村智子の2人の計7人の議員団です。そして、いわぶち友・参院比例予定候補です。

最初に、9月5日に国によって避難指示が解除される楢葉町のみなさんとの懇談に同席しました。いわき市内の4か所の仮設住宅から来ていただきました。

150809楢葉町民懇談2

「帰れるというなら、そう決める人自身が子どもたちといっしょに半年でも住み続け、そこで水を飲み、食事をし、帰れる証明をすべきだ」の言葉にみなさんの気持ちが集約されている思いです。

隣近所の人たちと元の暮らしができることが「帰る基準」であって、津波で家が流されたままの人もいれば、家を取り壊してまだ家もない人もいれば、これから取り壊す予定の人もいれば、入居を希望する災害公営住宅もできておらず、まして農業で暮らしていける展望がまったくない、こういう現実と住民の思いを総理大臣に伝えてほしい、と、思いのたけを語ってくれました。

150809国会議員団懇談

その後、場所を移動し、原発労働者、いわき市民訴訟原告団、馬場績(ばば・いさお)浪江町議、畑中ひろ子広野町議、いわき市議団、それに宮川さんと私のいわき選出の県議との懇談です。

それぞれから実情と国・国会議員への要望が出されました。

150809郷ヶ丘盆踊り

家にもどると、地元では「第35回郷ヶ丘新盆供養盆踊り大会」。

いつにもまして子どもたち、小さい子連れの若い夫婦が多かったように感じます。

平和のつどい展示

150809集団的自衛権

午前中、「第12回いわき平和のつどい」の展示コーナーを見ました。

いわき革新懇による「集団的自衛権を考える」。おもにこの間の新聞記事から、元自衛隊員の声、歴代内閣法制局長官、自民党元幹部の意見。「違憲だ」「撤回を」といった声です。

150809東京大空襲写真

新日本婦人の会いわき支部は「戦争遺品から見る戦争と平和」。遺品だけでなく、東京大空襲時の写真も展示しました。

150809戦争遺品

非暴力平和隊・日本からは「真の『積極的平和主義』とは」。今年2月に「朝日新聞」の「声」欄に掲載された投書を題材に、「非武装・非暴力・不服従抵抗による自由と権利の防衛」を訴えています。

150809常磐炭田動員

サークル「平和を語る集い」は「戦時中、常磐炭田に動員された朝鮮人」。2005年から毎年のように韓国を訪問し、戦時動員被害者から聞き取りをしている調査報告です。

いわき原水爆禁止協議会・平和委員会は写真パネル「原爆と人間」の展示。

150809教育再生

県教職員組合いわき支部・県立高校教職員組合いわき支部・いわき子どもを育てる会は合同で「憲法と教科書」。教育再生の名で、「思想統制」「教育統制」「人格統制」「財政統制」「行政統制」の五本の矢の解説が明快です。

150809戦中中学模試答案

戦時中の中学校入学のための模試答案では、「支那人に對してどんな心持」の問いに「僕らは支那人を導びいて正しい道を教へなければならない先生です」と書かせる教育の現実。

150809戦中中学模試答案前

それぞれの団体から、それぞれの展示についての解説がありました。