生環部審査/自民に乗る民主/排除/議案提出

131003福祉条例
【福祉公安委員会で「子育てしやすい福島県づくり条例改正案」説明】

県議会はきょう、あすと常任委員会。私の所属は企画環境常任委員会で、きょうは生活環境部の審査。

生活環境部長と原子力損害対策担当理事、そして生活環境総務課長による補正予算など議案説明後に議案についての質疑応答。

その後は議案以外の一般的事項の質疑で、汚染水問題への対応、除染に質疑が集中しました。

私は、放射性物質の海洋放出の総量規制値と現況、ぜい弱な埋立地の地下トンネル(トレンチ)内の高濃度汚染水の状況と対応、事故原発地下の地層構造や地下水動態把握の現況や課題などを聞きました。

東電は、8月21日に、原発事故後、ストロンチウムは10兆ベクレル、セシウム137は20兆ベクレルが海洋に流出している概算を公表しているのですが、この値は、年間放出管理目標値である2,200億ベクレルをはるかに超える値です。

きょうはテレビカメラが入っていたのですが、自民党と民主党の幹部の委員は、そのことを意識してなのか、県に対して厳しく問いただすかのような姿を示す姿勢にはちょっと驚きました。

執行部との質疑後、委員間で意見書案の審議をしましたが、汚染水対策については共産党議員が提出者になっている案だけを「継続」とする多数の横暴。

131003農林条例
【農林水産委員会で「福島県農業・農村振興条例改正案」説明」】

この件では、自民が「福島県内原子力発電所全基廃炉と汚染水対策の早期実施を求める意見書」、民主が「東京電力福島第一原子力発電所における汚染水問題の早期解決を求める意見書」、共産が「国家的な非常事態になっている東京電力福島第一原子力発電所の放射能汚染水問題について国が全面的に責任を持ち危機打開することを求める意見書」が出されていたのです。

めざす方向と趣旨は同じであるにもかかわらず、共産党が提出者になっている意見書案だけを自民、民主が切り捨てたかっこうです。多数の自民の横暴に民主が乗る姿に私はあ然です。「趣旨はいっはょだ」と私が言っても、委員長は「継続という声が多数なので」。

こちらの委員会終了後は、福祉公安委員会、農林水産委員会へ出向き、それぞれ、「子育てしやすい福島県づくり条例の一部を改正する条例」、「福島県農業・農村振興条例の一部を改正する条例」の提案者側として出席しました。

さらにその後、代表者会議で次期常任委員会構成などの提案がありました。私たちは前半の2年間で出せなかった福祉公安委員会に委員を出す申し出をしていましたが、ものの見事に排除の構成案。

しかるべく対応をせざるを得ません。

保福部/一般質問2日目/決算委員会設置

131002保福部

午前中、私たちが委員を出せていない保健福祉部の議案について、補正予算・条例案など、説明を受けました。

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午後の本会議では、一般質問の2日目。自民、民主・県民連合、自民、民主・県民連合、公明の順に5人が登壇しました。

一般質問になると、代表質問とは違って、それぞれの議員の選挙区の県政課題が取り上げられるのも特徴です。

また今回は、代表質問も含め、7年後のオリンピック開催と福島の復興とをからめる質問もめだちました。

131002決算

本会議後は、きょう設置を決めた決算特別委員会の設置委員会。21人の委員で、会期外の今月の本庁審査と来月の出先審査、3つの班構成を決めました。共産党からはあべ裕美子さんと私が委員になり、あべさんが理事。

一般質問に登壇/社会保障の課題/「自助」

131001一般質問登壇

県議会はきょうとあしたが一般質問です。

わたしはきょう、4番目に登壇です。

看護需給計画、国保の広域化、介護保険、地域包括ケアなど社会保障の課題に県としてどうとりくむかを問いました。

知事には、こうした社会保障の施策が「社会保障制度改革推進法」「社会保障制度改革国民会議最終報告書」、「プログラム法案」骨子のもとで行なわれようとしており、昨年12月議会での私の質問に対し、「県民福祉の基盤が災害前よりもより充実した体制」をどう図るのかをただしました。

これまで社会保障「構造改革」は、「自助、共助、公助」の組み合わせだと主張してきましたが、推進法・プログラム法案骨子は「自助・自立が基本」と、「自助」をいっそう前面に押し出し、国・行政の責任を放棄するに等しいものです。これへの認識・姿勢を知事に聞いたのですが、これに答えることはありませんでした。

131001一般質問と知事

また、あの原発震災直後、県の災害対策本部による報道発表文を契機に、著しく傷つけられた双葉病院の名誉回復のために、県の誠実な姿勢を求めましたが、「病院側から調停の申し立てがあり、調停の場で適切に対応する」との答弁でした。

20分間の質問時間、5分ずつの再質問・再々質問も有効に使わせてもらいました。

この質疑応答については、県議団ホームページ、県議会ホームページにも掲載されます。

また何人かから、「県議会のインターネット中継で見てたよ」と電話がありました。その動画も間もなく掲載されると思います。

131001傍聴