投票用紙/沈黙の質問とり/疲弊・劣化

けさ、県庁へ行くと、控え室の近くの委員会室からたくさんのダンボール箱を台車で運び出す職員たち。県選挙管理委員会から市町村へ送り出す総選挙用の投票用紙でした。

きょうも一日、来週6日予定の代表質問へ向けた「質問とり」。

順調に始まったかと思うと、簡潔明瞭と私が自覚する質問が複数の部や課にまたがると、沈黙が続く場面が時どき。

答弁書を準備するのをどちらが責任を持つかが問題になるわけです。質問者の責任ではまったくないと思います。

今回の質問では、「県職員はその業務の実施だけでなく、住民要求を把握し、その要求を反映させる政策形成も期待されてい」るし、大震災からの教訓を県職員の人材育成へ生かすべきことを提起しますが、「タテ割り」行政に加えて、「行革」の名による職員削減で、県行政現場を疲弊・劣化させている弊害が浮き彫りだと私は思わざるを得ません。

政党乱立/政党選択/日本が進む全体像

来週の12月4日に公示される総選挙では、政党が乱立するなかで、どういう政党なのかを見きわめないと政党選択ができない状況にもなっています。

政党を選択する場合、政党として、①日本の前途を見すえた綱領をもっているのか、②憲法、平和、民主主義を守りぬく姿勢を貫いているのか、③浮草のように議席ねらいだけで動くのか、草の根で住民と結びついているのか、④歴史で試され、歴史に責任を負うのか、は、きわめて重要なことと思います。

94年に8党連立で「非自民」政権ができたものの行き詰まり、97年には旧民主党を含めて15党が乱立しました。

3年前に誕生した民主党政権が行き詰まり、再び分裂・離党を繰り返して今回を迎えています。

日本維新の会はもともと自民党の地方議員らがつくった「大阪維新の会」が母体だし、未来の党も民主党から分裂・離党した「国民の生活が第一」が中心です。そのおおもとは自民党。

自民党型政治の枠内での離合集散が多党林立の姿です。

そしてなかには「卒原発」以外は白紙委任してちょうだい、みたいな政党もあります。

日本の進むべき道の全体像を示す政党をはどこなのか、見きわめてほしいと思います。