いわき市発行の「広報 いわき」11月号に、昨年の震災時の避難状況などの市民アンケートの調査結果が掲載されています。
対象件数3,120で40.4%の回収率です。
これによると、震災で避難した人の割合はなんと55.0%、市外へ避難した人が47.3%です。
あの当時は、いわき市民の避難者数は5万人とも10万人とも言われ、いまだに把握された数字はありません。
人口は33万人ぐらいですから、親子や家族で避難したことを考えると、10万人をはるかに超えたのかもしれません。
避難した日は、3月13~15日の3日間で47.5%。15日が23.2%でいちばん多くなっています。
12日午後3時36分に第一原発1号機、14日午前11時1分に3号機で建屋爆発がありました。
情報入手手段はほぼ9割のかたがテレビでした。
昨年3月中には半数近い人がもどってきています。その時期に私は、避難先からもどったかたがたと出会っていたのです。