県庁前にいわぶち友さん/一般質問2日目/議案検討

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けさは朝8時から、東北比例候補のいわぶち友さんが県庁前できょうの第一声でした。

県議会は一般質問2日目でした。

自民、民主・県民連合、自民、公明党、福島・みどりの風の5人。

20分間に7問で、大半の時間を「演説」に充てる議員もいれば、これまでも福島空港の愛称を決めたら、といった質問がありましたが、あらためて聞く議員もいました。

東北電力による再生可能エネルギーにおける電力系統への接続保留問題の早期解決は、複数の議員が求めました。これについては前議会で、全会一致で意見書を提出していました。

141212県庁前朝

ある議員が、避難が長期化している高齢者への支援について再質問した際、保健福祉部長が「先日も、長谷部議員の代表質問でもお答えしましたが」と話を始めるので、「えっ?」と思いましたが、原発避難者が多く住む市町村における地域包括ケアシステム構築を県としてどう進めるのか、の質問に対する答弁のことでした。

たとえばいわき市で、県の相双保健福祉事務所いわき出張所が中心となって、来月から、避難4町との連携による健康サロンなどの介護予防事業を実施することを例に挙げたのでした。

本会議前には、きのうに続き、団として、追加議案について執行部から説明を求めたり、議案全体の検討です。

なお、県議団ホームページに9日の代表質問・答弁全文をアップしました。再質問・再々質問とそれらへの答弁を含めて19ページです。ぜひご覧ください。

県議会ホームページには、代表質問動画もアップされました。

3年9か月/一般質問に宮本さん/住まいの再建

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きょうで東日本大震災・原発事故からちょうど3年9か月です。

きょう、あすと一般質問です。20分の持ち時間(+再質問5分、+再々質問5分)で5人ずつ。

きょうは自民、民主・県民連合、未来ネット、共産、自民の順でした。

共産党は宮本しづえさんが登壇。

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被災者の生活再建支援、除染、賠償、子どもの支援、医療・介護職員不足対策、土砂災害防止・雪害対策について全部で26問でした。

生活再建の土台となる住まいの再建への支援策が不十分なことから、独自の支援策の創設・拡充を求めましたが、土木部長は現在の支援策を周知する答弁にとどまりました。

復興に関しては、「一人ひとりの人間としての復興」が土台になりますが、知事も繰り返している“一人ひとりに寄り添う”ことを、県政の施策の隅ずみにどう具体化するか、ほんとうに試されます。

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本会議の前後には、保健福祉部の議案について、補正予算、条例案の概要を聞きました。

141211子育て

地方自治の本旨

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きのうの代表質問・答弁は、全文をまもなく県議団ホームページにアップする予定です。

それに先立ち、知事の地方自治にかかわる憲法認識について記しておきます。

「質問要旨」は「現行憲法に対する知事の認識を尋ねたい」というきわめて簡潔なものです。

ただ私は、質問の中で「憲法は、地方自治を独立した第8章として設け、団体自治と住民自治が含まれる地方自治の本旨を発展させる条件をさし示しています。道州制はこれを破壊するものです」と言っていました。

答弁で知事は、憲法が「地方制度は、地方自治の本旨に基づくべきことを明確に規定しており、地方分権や住民主体の地域づくりが一層求められている中、今なお揺るぎない存在意義を有しております」としました。

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実は私は、知事が答弁で地方自治に触れなかった場合、「人口や産業が縮小する時代にあって、県民が暮らす地域と日常生活において憲法原理に基づき生活の質を向上させるためには…現在の規模の都道府県の役割は、地方自治の本旨からしても、今後いっそう重要だと思いますが、知事の考えをお聞かせください」と再質問で聞くつもりでした。

時間の問題もあったとはいえ、この再質問は日の目を見ませんでした。

民主・ネットの代表質問/各派/団会議

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きょうとあすと代表質問です。

交渉会派4会派による順番は、議会ごとに動いて、今回は民主・県民連合、ふくしま未来ネットワークでした。

新知事のもとでの最初の質問であり、政治戦まっただ中の質問なのですが、私には、そうした緊迫感は感じられませんでした。

本会議前には各派交渉会があり、「県議会の議員の議員報酬等に関する一部改正について」、職員の一時金を年間0.15月分引き上げに合わせて引き上げるための条例改定の承認です。

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知事から議会の意見を求められていて、代表者会議を通し、私たちは議員を職員と同じ扱いにしなくてよい、と意見表明をしていましたが、条例改定そのものに反対することはしませんでした。

夕刻には県議団会議。それぞれの地域での総選挙のとりくみ、有権者との対話の状況などを意見交換。あしたの私の質問に関しても。

12月議会開会/「教育署名」/質問とり終了

141204質問とり終了

12月定例会の開会日。

午前中に私の来週9日の代表質問の残る5問の質問要旨を確認し終えました。夕刻にはその全体をあらためて確認し、「質問とり」終了です。

141204教育署名議長提出

141204教育署名集会

昼前には、「ゆきとどいた教育を求める全国署名」運動福島県実行委員会による署名提出集会と、議長との懇談があり、県議団として同席しました。署名数は2万3,470筆です。

141204神山議員15年在職

午後1時には、12月定例県議会開会。冒頭に全国都道府県議会議長会による永年勤続功労者としての表彰伝達があり、神山団長が在職15年以上の表彰を受けました。

141204内堀知事所信

内堀雅雄新知事による最初の議会です。知事の所信表明が開会日のメインです。

知事は3つの基本姿勢「継往開来」「現場主義」「進取果敢」、5つの運営方針「県内原発の全基廃炉と事故の収束」「現場の実情を見聞きし県政を創る」「避難地域を復興させ県全体を元気にする」「あらゆる場面でのトップセールス」「住んで良かった・来て良かったと思える『豊かな』ふくしまの創造」を表明、就任3週間の状況に触れ、「負託を受けたこの4年間に全身全霊を捧げて」とりくむ決意を語る所信でした。

ソツのない話といった印象です。

「原発事故収束への見通しは依然として不透明であり…被災地域における復興への期待や帰還に向けた意欲が高まる状況には至っていない」「新たに解決しなければならない課題が次々と立ち現れてきているのが実情」との認識はまったくそのとおりです。

「原子力災害の被災県として、現在進行形で苦しんでいること、廃炉・汚染水対策など今後の課題や原発のリスクなど、本県の現状や原子力災害の過酷さを国内外にしっかりと発信し続けるとともに、『原子力に依存しない社会づくり』を推進」するとも述べました。

県議会諸会議/質問検討/安倍政治全体を問う選挙

141126ハタ・安倍審判jpg12月議会開会を1週間後にひかえ、県議会のいろいろな会議が開かれました。

県議会政務活動費検討会(神山県議)、代表者会議(同)、各派交渉会(長谷部)、議会運営委員会(宮川県議)、広報委員会(宮本県議)。

また、午前、午後と、県母親連絡会、県生活と健康を守る会が県と交渉・懇談し、県議団から宮本・神山県議・あべ県議が同席しました。

午後は県党での総選挙へ向けた会議にも参加。

控室にもどってからは、団会議できょうの議会にかかわる諸会議の報告を受けてから、代表質問・一般質問の内容検討です。

141125ハタ・政治家とカネ

それにしても総選挙。企業・団体献金と政党助成金が原資になり、何の労もなくお金が手に入るために「政治とカネ」問題にまみれ、マヒしているために、疑惑へのまともな説明もせず、立候補表明はする、自民党は公認する。こんな政党や人たちに票を入れることはやめましょう。

そして争点は、「政治とカネ」帳消しを許さないことを含め、この2年間の安倍政権による政治全体です。

本人は05年の小泉純一郎首相時代の「郵政選挙」にあやかりたいのか、「アベノミクス」一本を争点にして、負けなければ、集団的自衛権行使容認法体制整備や改憲、よりいっそうの医療・介護・福祉切り詰め政治で、「大企業が世界で一番活躍できる国」へ突き進むねらいです。そんなことはさせない選挙にしましょう。

特別委/知事申入れ準備

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午前中、県議会の「子どもの未来創造対策特別委員会」がありました。

第9回の今回は、「たくましく生き抜く力を育む人づくり」の調査事項で、今年度の新規事業の内容と進捗を中心に各部署から説明を受けての質疑です。

説明したのは教育庁義務教育課、高校教育課、社会教育課、健康教育課、保健福祉部健康増進課、社会福祉課、農林水産部環境保全農業課、商工労働部産業人材育成課。

委員からは、再エネや医療関連・福祉人材の育成、食育、自然体験・交流活動支援などについて質疑。

141117紅葉山の柿

私からも、各地域での「学びのプラン」作成や、地域に根ざした防災教育に「学校、家庭、地域の連携」がどう生かされているか、読書活動推進事業の第二次計画における成果と課題、子どもの食に関する県内各地域での健康課題の内容、食育推進一声運動での家庭訪問について質疑。

最後に特別委としての提言に盛り込むべき内容の委員間意見交換もしました。

午後は、12月議会へ向け、県議団としての知事申入れ、来年度予算編成への第一次申入れ準備のため、その内容と分担。

あしたまた、文案に基づき検討です。

新知事あいさつ/申入れ第一弾/政調会/警官自殺

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内堀雅雄新知事が、各会派に就任のあいさつをして回りました。就任はおとといの12日でしたが、議員が政調会でそろうきょうにしたようです。

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私たちとしては、知事申入れ第一弾として、「九州電力川内原発の再稼働を認めないよう国に求めることについての申し入れ」を手渡しました。

知事選挙では、原発再稼働・輸出推進の自民党本部が推す内堀候補を、県議会会派としては私たち共産党だけが推しませんでした。彼自身も、選挙期間中は「県外原発の再稼働については言う権限はない」との姿勢でしたが、当選が決まってからは、「“原発に依存しない社会をつくろう”とのメッセージを国内外に明確に発信していく」と記者会見で答えていました。

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きょうはそんなわけで、12月議会へ向けて執行部が準備する補正予算・条例案や、事業の現況について聞く政調会でした。

10時半から昼休みをはさみ、午後5時まで、保健福祉部・子育て支援担当、総務部、商工労働部・観光交流局、土木部、企画調整部・避難地域復興局・文化スポーツ局、生活環境部・原子力損害対策担当、教育庁、農林水産部の順に質疑応答です。

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補正予算総額は約300億円の増額で調整中とのことで、条例も数多く提案予定です。

昼休みには、日韓議員連盟役員会に出席、また、12月議会の日程説明が執行部からあり、夕刻には財政部から来年度予算編成の考え方の説明もありました。

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けさの知事あいさつのあと、政調会開始の前に、県警から捜査二課職員自殺についての経過説明も受けました。今年に入ってから、捜査二課での自殺者が3人となり、異常な事態です。

9月議会閉会/議長・知事から/保健福祉部長

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9月定例県議会の最終日でした。

採択に付された知事提出議案58件のうち、補正予算・条例・工事請負など53件には賛成し、県が行なう事業に対して市町村の負担を求める議案、県営住宅の明け渡しなどの訴えの提起の議案4件には反対です。ほかの会派はすべてに賛成でした。

きのう、私が所属する企画環境常任委員会で本会議に委員長提案することを全員で決めた「再生可能エネルギーにおける系統接続等に関する意見書」も全会一致で採択されました。

閉会後は、議長・副議長、知事ら執行部役員、教育委員会、県警本部役員それぞれが、各会派控室をまわっての恒例のあいさつ。

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議長からは「きのうはいい質問でよかった」と声をかけられ、今議会が最後となった知事からは「いつも拍手したくなる演説をありがとう」などと言われ、私からも「お疲れさまでした」と。

きのう質疑のやりとりをした保健福祉部長が、国の政策動向もあるが、できる限り地方と地域の実情に即し、関係者の意見をよく聞いた政策実現のために努力したい、とわざわざ控室をたずねてきてくれました。

総括審査会/福祉と防災/知事の最後の答弁/常任委員会

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9月議会での執行部への質問としては最後になる、総括審査会でした。

質問時間は議席数を基本に割り振られるので、自民党37分、民主・県民連合24分、ふくしま未来ネットワーク15分、共産党15分、公明党8分、福島・みどりの風7分です。自民は2人で20分と17分に会派内で分けました。

私は4番目に質問、県民の福祉基盤の整備、土砂災害防止策の2つにしぼりました。

福祉基盤では、医療・介護総合法に基づいて県が策定しなければならなくなる地域医療構想、国の国保基盤強化協議会で議論が進められている「国保広域化」の問題を柱にしました。

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知事には、私へのかつての答弁「県民福祉の基盤が震災前よりもより充実した体制となるよう…県がその先頭に立」つとした約束を果たすべく、新しいリーダーにどのような思いを託すか聞きました。知事の県議会での最後の答弁となりました。

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土砂災害では、土砂災害防止法が施行された2001年度から今年度までに砂防事業費が4分の1にまで減らされ、また、県内砂防関係施設の今年度予算では、施設1か所あたりの維持・管理業務委託予算が平均10万円でしかないことを明らかにし、砂防事業に積極的に財源を振り向ける土木行政を求めました。

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審査会終了後は常任委員会。委員会では、東北電力が再生可能エネルギーの電力を買い取る契約の受け付けをあしたから管内全域で中断することに対し、国への意見書を提出することを全会一致で決めました。