12月定例会の開会日。
午前中に私の来週9日の代表質問の残る5問の質問要旨を確認し終えました。夕刻にはその全体をあらためて確認し、「質問とり」終了です。
昼前には、「ゆきとどいた教育を求める全国署名」運動福島県実行委員会による署名提出集会と、議長との懇談があり、県議団として同席しました。署名数は2万3,470筆です。
午後1時には、12月定例県議会開会。冒頭に全国都道府県議会議長会による永年勤続功労者としての表彰伝達があり、神山団長が在職15年以上の表彰を受けました。
内堀雅雄新知事による最初の議会です。知事の所信表明が開会日のメインです。
知事は3つの基本姿勢「継往開来」「現場主義」「進取果敢」、5つの運営方針「県内原発の全基廃炉と事故の収束」「現場の実情を見聞きし県政を創る」「避難地域を復興させ県全体を元気にする」「あらゆる場面でのトップセールス」「住んで良かった・来て良かったと思える『豊かな』ふくしまの創造」を表明、就任3週間の状況に触れ、「負託を受けたこの4年間に全身全霊を捧げて」とりくむ決意を語る所信でした。
ソツのない話といった印象です。
「原発事故収束への見通しは依然として不透明であり…被災地域における復興への期待や帰還に向けた意欲が高まる状況には至っていない」「新たに解決しなければならない課題が次々と立ち現れてきているのが実情」との認識はまったくそのとおりです。
「原子力災害の被災県として、現在進行形で苦しんでいること、廃炉・汚染水対策など今後の課題や原発のリスクなど、本県の現状や原子力災害の過酷さを国内外にしっかりと発信し続けるとともに、『原子力に依存しない社会づくり』を推進」するとも述べました。