「道の駅よつくら港」・「蟹洗温泉」の震災直後ときょう

150810道の駅よつくら駅

いわきから楢葉町役場へ行く途中、いわき市内の四倉(よつくら)地域で震災直後に寄った場に立ってみました。

110312四倉道の駅

2011年3月11日の翌12日、「道の駅よつくら港」の前にたどり着いた時はショックでした。

建物に船が流されてぶつかった状態で、手前の橋の手すりもひしゃげていました。

150810蟹洗温泉

110314四倉・蟹洗温泉

すぐ北側にある太平洋健康センター「いわき蟹洗(かにあらい)温泉」前にはその2日後の3月14日。国道6号線上に船が乗り上げられていて、およそ信じがたい光景でした。

150810蟹洗温泉前

110314四倉・蟹洗温泉2

道路も砂まみれ。

当時はたぶん、車が通らない道路上から写真に記録したところもあるんだろうと思います。

いわき入りした国会議員7人/楢葉町民との懇談/「帰還を決める人がその証明を」と/原発労働者・訴訟原告団・地元議員団との懇談/地元で盆踊り

150809楢葉町民懇談1

午後には、共産党の国会議員団がいわき入り。

衆議院から高橋ちづ子・塩川鉄也・梅村さえこ・堀内照文・藤野やすふみの5人、参議院から倉林明子・田村智子の2人の計7人の議員団です。そして、いわぶち友・参院比例予定候補です。

最初に、9月5日に国によって避難指示が解除される楢葉町のみなさんとの懇談に同席しました。いわき市内の4か所の仮設住宅から来ていただきました。

150809楢葉町民懇談2

「帰れるというなら、そう決める人自身が子どもたちといっしょに半年でも住み続け、そこで水を飲み、食事をし、帰れる証明をすべきだ」の言葉にみなさんの気持ちが集約されている思いです。

隣近所の人たちと元の暮らしができることが「帰る基準」であって、津波で家が流されたままの人もいれば、家を取り壊してまだ家もない人もいれば、これから取り壊す予定の人もいれば、入居を希望する災害公営住宅もできておらず、まして農業で暮らしていける展望がまったくない、こういう現実と住民の思いを総理大臣に伝えてほしい、と、思いのたけを語ってくれました。

150809国会議員団懇談

その後、場所を移動し、原発労働者、いわき市民訴訟原告団、馬場績(ばば・いさお)浪江町議、畑中ひろ子広野町議、いわき市議団、それに宮川さんと私のいわき選出の県議との懇談です。

それぞれから実情と国・国会議員への要望が出されました。

150809郷ヶ丘盆踊り

家にもどると、地元では「第35回郷ヶ丘新盆供養盆踊り大会」。

いつにもまして子どもたち、小さい子連れの若い夫婦が多かったように感じます。

平和のつどい展示

150809集団的自衛権

午前中、「第12回いわき平和のつどい」の展示コーナーを見ました。

いわき革新懇による「集団的自衛権を考える」。おもにこの間の新聞記事から、元自衛隊員の声、歴代内閣法制局長官、自民党元幹部の意見。「違憲だ」「撤回を」といった声です。

150809東京大空襲写真

新日本婦人の会いわき支部は「戦争遺品から見る戦争と平和」。遺品だけでなく、東京大空襲時の写真も展示しました。

150809戦争遺品

非暴力平和隊・日本からは「真の『積極的平和主義』とは」。今年2月に「朝日新聞」の「声」欄に掲載された投書を題材に、「非武装・非暴力・不服従抵抗による自由と権利の防衛」を訴えています。

150809常磐炭田動員

サークル「平和を語る集い」は「戦時中、常磐炭田に動員された朝鮮人」。2005年から毎年のように韓国を訪問し、戦時動員被害者から聞き取りをしている調査報告です。

いわき原水爆禁止協議会・平和委員会は写真パネル「原爆と人間」の展示。

150809教育再生

県教職員組合いわき支部・県立高校教職員組合いわき支部・いわき子どもを育てる会は合同で「憲法と教科書」。教育再生の名で、「思想統制」「教育統制」「人格統制」「財政統制」「行政統制」の五本の矢の解説が明快です。

150809戦中中学模試答案

戦時中の中学校入学のための模試答案では、「支那人に對してどんな心持」の問いに「僕らは支那人を導びいて正しい道を教へなければならない先生です」と書かせる教育の現実。

150809戦中中学模試答案前

それぞれの団体から、それぞれの展示についての解説がありました。

憲法共同センター宣伝/憲法違反が明々白々の戦争法案を告発/いわき平和のつどい/86歳の小島美子さん/怒っていることが長命の秘けつ

150808憲法小名浜2

「日本国憲法を守るいわき市共同センター」による、戦争法案の廃案をめざす小名浜での宣伝行動に参加しました。

小名浜地域と職場から、手作りプラスターや横断幕を持って参加するみなさんといっしょでした。

150808憲法小名浜

戦争法案が参議院で審議が始まり、対テロ戦争では政府が「後方支援」という言葉でごまかそうとする「兵たん」が戦争そのものであること、集団的自衛権の海外での自衛隊による武力行使に歯止めがなくなり、自衛隊の「合憲」根拠すら破たんすること、兵たんの大幅な拡大で、核兵器・クラスター爆弾・劣化ウラン弾の輸送もできることなど、憲法違反が明々白々となるばかりです。

私はこれらを告発し、戦争法案廃案へ、みなさんとともに安倍政権による採択はできない状況へ追い込むことを心から訴えました。

スーパー前でしたが、参加していたみなさんがびっくりするぐらい、通りかかる車から手を振ってくれたり、クラクションを鳴らしてくれる人が多かったです。

150808平和つどい・小島とみこ

午後からは、きょう・あすと開催される「第12回いわき平和のつどい」初日の講演会がありました。

「ふたたびの戦前・戦後を70年で終わらせてはならない~研究者の視点から~」をテーマに小島美子(こじま・とみこ)さん。

小島さんは1929(昭和4)年生まれで86歳。福島県出身で、日本民俗音楽学会会長や国立歴史民俗博物館教授を歴任され、今は地元紙の「福島民報」日曜論壇の執筆でかっ達な発言を続けています。

12歳の太平洋戦争勃発時、「さあ、がんばろう、大東亜戦が終わるまで」と作文に書くほど「完全な愛国少女」にされていたことから話が始まりました。

150808平和つどい敗戦後、これまで教え込まれていたことは全部ウソだった、だまされていた、と気づき、「これからはぜったいにだまされない」の思いで政府やマスコミの言い分を聞くようになった、と。

今回の「安保関連法案」についても、「安保環境が変わったから」「切れ目なく対応したいから」の政府弁明には裏があり、一人ひとりがそのことに目を向けるべき、と強調されました。

講演後の質疑で、長命の秘けつはこうして怒っていることだ、とのこと。

唯一、JR線北側の定時定点/病院・施設の送迎バス運転手さんたち/平七夕/「100年を目指し」

150807清翔苑1

中2日を置いていわきへもどり、けさは「朝の定時定点」では唯一のJR常磐線北側へ行っての訴えです。先月17日に再開しました。

渡辺ひろゆき市議はじめ、地元・近隣の3つの党支部・後援会からの6人といっしょです。

病院や障がい者施設の送迎バスの運転手さんたち、それに通勤するみなさんからの声援にきょうも励まされます。

150807七夕

さていわきでは、きのう(6日)からあした(8日)まで、平一町目から五町目を東西に貫くバス通りを通行止めにし、加えて南北のレンガ通り、銀座通り・平和通りなど平(たいら)市街地一帯で「平七夕まつり」です。

150807七夕・特賞2

「100年を目指し大切に引き継いできた、平の夏一番の風物詩です」。たぶん(?)、今回で96回目だと思います。震災の年には、つめあとが通りや建物に残るなか、「92回」と私の記録にはあります。

150807七夕・浪江

「今年も健康まつりでお世話になるよ」と言う出店のだんなさん。10月4日に予定している浜通り医療生協のまつりのことです。ほか2店からも「はせべさん」と声をかけられました。

2人のお孫さんを連れた知りあいともばったり。

小名浜の定時定点/県庁控室へ/全協へ向けた団会議

150804小名浜朝2

けさは小名浜での定時定点。地域・職場から7人のみなさんが出てきてくれました。

多くのみなさんが手を振って行ってくれます。

150804小名浜朝1

朝から日照りも強く、きょうも暑くなりそうです。

自宅からここまで宣伝カーを運転して約20分、20分強の街頭からの訴え、また自宅にもどり、約1時間。汗ばみました。

その後、約2時間かけて自家用車で県庁控室へ。

150804団会議

あす、あさってと県議会の全員協議会があり、原発事故対応などについて東京電力、政府機関を呼び、質疑します。その最終詰めのための団会議をしました。

私はあした、共産党を代表し、東電に対し片道9分間の質疑です。

150804本庁舎中庭

県庁本庁舎耐震工事が続き、私たちの控室は今月ほぼいっぱいは仮設庁舎内。本庁舎に行って、副知事室前の廊下から見た中庭。

戦争法案の憲法違反は浮き彫り/他国軍隊の武力行使と一体/自衛隊合憲論も破たん

戦争法案が参院で審議入りし、3日間の特別委での審議だけでも、この法案の違憲・危険性は浮き彫りです。

150730小池質問・兵たん

たとえば7月29日、小池晃議員は、海上自衛隊が戦争法案を説明した内部資料に、敵潜水艦を攻撃するアメリカ軍の対潜哨戒ヘリに、海自のヘリ空母が燃料を補給する図が描かれていることを示しました。

150730小池質問・兵たん死傷者

自衛隊がアメリカ軍と一体となった武力行使です。「後方支援」が「他国軍隊との武力行使と一体化しない」の説明はまるっきりのウソです。

150802井上質問・存立危機

また7月30日、井上哲士議員は、集団的自衛権行使により、他国領域での武力行使の例外を拡大しない法規定は困難という首相答弁を引き出し、時の多数派の政府の判断次第でいくらでも拡大できることが明らかになりました。

なにせ、「新3要件」のもと、「存立危機事態」の「速やかな終結を図らなければならない」ので、他国に対する武力攻撃を排除するには、他国の領土、領海、領空がその排除のための場所に含まれることは明らかです。

「必要最小限度の武力行使」は意味をなさないことになり、これまで、日本に対する武力攻撃の発生を前提に、「必要最小限度」の実力を行使するだけだから「自衛隊は合憲」としてきた理屈すら破たんです。

150803正華前

けさの地元2か所での定時定点で、そんなことを怒りを込めて訴えました。

東電旧経営陣強制起訴/暑い!/四倉でつどい/「知らないことは怖い」

150801検察審査会起訴議決

東電旧経営陣3人が強制起訴されることになり、けさの地元紙には東京第五検察審査会のその議決全文が掲載されました。新聞紙1面全面とちょっとの分量です。

この全文とあわせ、以前に自分でまとめた年表、それに東京電力が2013年3月29日づけで公表した「福島原子力事故の総括および原子力安全改革プラン」なる文書に目を通していました。

150801わが家36℃

150731暑い

それにしてもきょうは暑く、わが家の2階室内は網戸脇で昼前に36度。1階で27度でクーラーをかけていても、ペロは板の間にべったり。

150801四倉つどい2

午後、四倉(よつくら)地域での党後援会による「つどい」に高橋あき子市議と参加しました。

懇談が中心のつどいで、安倍政権の戦争法案のこと、福島県民無視の原発再稼働のこと、社会保障の相次ぐ後退のこと、税金のとり方・使い方のいびつなこと、などなど、実体験に基づく話も次つぎ出され、「みなさんの話を聞かせてもらって勉強になる」「知らなかった、ということがいかに怖いかということを知る機会になった」と、私にとってもはなはだ有意義な時間でした。

150801四倉つどい1

隣りの住宅街での定時定点/歯止めのない海外武力行使/訪問/“備え”が必要では/中選挙区なら共産党は半分とれる

150731中山1

金曜日のけさは、私が住む住宅街の隣りの住宅街を中心に担当する地域党支部・後援会のみなさんと定時定点。

地元のみなさんとする月曜日の最初の場所よりも近いバイパス道路の出入り口で、わが家から車で5分もかからない場所です。

150731中山2

運転席の窓を開け、クラクションを鳴らし、手を振ってくれる人、ライトをパッシングして合図してくれるのはきょうも高校同級生。

手を振っていってくれる人は少なくありません。

150731ハタ

きょうは、きのうの参院特別委での井上哲士議員が指摘した、新3要件での「必要最小限」の基準もなく、海外での武力行使に歯止めのかけようがない憲法違反の戦争法案の本質を強調しました。

その後、午前中、地元党員とともに、「赤旗」読者、党支持者、医療生協組合員を訪問しました。

「日本でも、中東のような戦乱状態にならないとは言えず、やっぱり“備え”が必要では」というかたと立ち入った会話。

「備えが必要」と確信する連中が権力を握ってその方向を志向している事実、「日本は戦争する構えがある」と発信することによる現実的危険性、戦力を持たないことで国際的に信頼を得ている事実、憲法九条を保持する日本国民がノーベル平和賞にノミネートされる国際的意義、などなどで盛り上がり、「やっぱり共産党にもっと強く大きくなってほしい」と励まされました。

午後にはJA幹部や医療関係者の「赤旗」集金。「国民の多様な意見が切り捨てられる政治になってしまっている。小選挙区が諸悪の根源。中選挙区のままなら共産党が半分ぐらいの議席を得られるはずだ。とにかく共産党にがんばってもらわないと」と。

神谷での定時定点に合流/兵たんは戦争そのもの/憲法違反法に法的安定性はない

150729内郷朝3【これはきのうの内郷の朝】

木曜日のけさは、平北部地域の神谷(かべや)で朝の定時定点の再開です。

もっとも、この地域ではすでに渡辺ひろゆき市議とともに行なっているので、私が合流ということです。

きょうも渡辺市議、地元の4人の女性陣が参加してくれました。証拠写真を撮り損ね、少し後悔。

運転席の窓を開けて手を振ってくれるかた、運転席から手を振ってくれるかた。

150730ハタ・兵たんは戦争

きょう話したのは、きのうの参院安保法制特別委員会で、小池晃議員がこれまでの歯止めをはずして戦闘地域での兵たん(後方支援)が戦争そのものであることを突きつけた質問でした。

とにもかくにも、非現実的で抽象的で、破たんしたこれまでの繰り返しでしかない答弁に終始する安倍首相はじめ、閣僚の答弁は、「国民へのていねいな説明」とはおよそなりえていません。

要するに、磯崎陽輔首相補佐官が26日に言った「法的安定性は関係ない」ことが安倍政権の本音です。

憲法違反は明確なので、何しろ説明しようがないのです。廃案にさせましょう。

150730