「日本国憲法を守るいわき市共同センター」による、戦争法案の廃案をめざす小名浜での宣伝行動に参加しました。
小名浜地域と職場から、手作りプラスターや横断幕を持って参加するみなさんといっしょでした。
戦争法案が参議院で審議が始まり、対テロ戦争では政府が「後方支援」という言葉でごまかそうとする「兵たん」が戦争そのものであること、集団的自衛権の海外での自衛隊による武力行使に歯止めがなくなり、自衛隊の「合憲」根拠すら破たんすること、兵たんの大幅な拡大で、核兵器・クラスター爆弾・劣化ウラン弾の輸送もできることなど、憲法違反が明々白々となるばかりです。
私はこれらを告発し、戦争法案廃案へ、みなさんとともに安倍政権による採択はできない状況へ追い込むことを心から訴えました。
スーパー前でしたが、参加していたみなさんがびっくりするぐらい、通りかかる車から手を振ってくれたり、クラクションを鳴らしてくれる人が多かったです。
午後からは、きょう・あすと開催される「第12回いわき平和のつどい」初日の講演会がありました。
「ふたたびの戦前・戦後を70年で終わらせてはならない~研究者の視点から~」をテーマに小島美子(こじま・とみこ)さん。
小島さんは1929(昭和4)年生まれで86歳。福島県出身で、日本民俗音楽学会会長や国立歴史民俗博物館教授を歴任され、今は地元紙の「福島民報」日曜論壇の執筆でかっ達な発言を続けています。
12歳の太平洋戦争勃発時、「さあ、がんばろう、大東亜戦が終わるまで」と作文に書くほど「完全な愛国少女」にされていたことから話が始まりました。
敗戦後、これまで教え込まれていたことは全部ウソだった、だまされていた、と気づき、「これからはぜったいにだまされない」の思いで政府やマスコミの言い分を聞くようになった、と。
今回の「安保関連法案」についても、「安保環境が変わったから」「切れ目なく対応したいから」の政府弁明には裏があり、一人ひとりがそのことに目を向けるべき、と強調されました。
講演後の質疑で、長命の秘けつはこうして怒っていることだ、とのこと。