地元2か所の定時定点/郡山・須賀川・大玉で全員当選/楢葉町長と懇談/避難解除のモデルへの課題

150810正華前

月曜日の朝は、私の自宅近くの2か所で地元党支部・後援会のみなさんと定時定点の街宣。

150810ゴム前

集団的自衛権行使に基づく武力行使の最小限度を法律に「規定することは困難」(安倍首相)と、現実的に歯止めはないこと、「自衛隊が現実に活動を行う期間について戦闘行為がないと見込まれる場所を実施区域に指定する」兵たん活動について、法案にそんなことは書いておらず、現実には「戦闘地域」にまで行って兵たん活動を行なうこと、その兵たん活動ではクラスター爆弾も劣化ウラン弾も核兵器も輸送することを「法文上は排除していない」ことなど、参院審議で明らかになったことを伝えました。

また、きのうの郡山市議選・須賀川市議選・大玉村議選で党候補者全員が当選したことを報告、安倍暴走政治ストップの審判を来るべき県議選でもくだそう、と心を込めました。

150810楢葉町長懇談国会議員団

きょうは党国会議員団が福島第一原発を視察後、楢葉町の松本幸英町長と懇談する場に神山県議団長、畑中・広野町議とともに同席しました。

150810楢葉町長懇談

9月5日に避難指示解除を設定したのは国ですが、町としても当然、町民のナマの声や、これからの復興の加速化などを勘案したうえでの国の判断として、文字通り苦渋の受け入れです。

指示解除は「復興のスタートラインに立ったに過ぎない」というのが町長の受け止めであり、最低限のインフラは復旧したが、医療も商業施設も災害公営住宅整備もまさにこれからです。

150810楢葉町フレコン

全町避難の指示解除は初めてのことであり、新たな国としてのしくみづくりを含め、住民目線でのモデルとなるよう、課題があることが共有できました。

「道の駅よつくら港」・「蟹洗温泉」の震災直後ときょう

150810道の駅よつくら駅

いわきから楢葉町役場へ行く途中、いわき市内の四倉(よつくら)地域で震災直後に寄った場に立ってみました。

110312四倉道の駅

2011年3月11日の翌12日、「道の駅よつくら港」の前にたどり着いた時はショックでした。

建物に船が流されてぶつかった状態で、手前の橋の手すりもひしゃげていました。

150810蟹洗温泉

110314四倉・蟹洗温泉

すぐ北側にある太平洋健康センター「いわき蟹洗(かにあらい)温泉」前にはその2日後の3月14日。国道6号線上に船が乗り上げられていて、およそ信じがたい光景でした。

150810蟹洗温泉前

110314四倉・蟹洗温泉2

道路も砂まみれ。

当時はたぶん、車が通らない道路上から写真に記録したところもあるんだろうと思います。

いわき入りした国会議員7人/楢葉町民との懇談/「帰還を決める人がその証明を」と/原発労働者・訴訟原告団・地元議員団との懇談/地元で盆踊り

150809楢葉町民懇談1

午後には、共産党の国会議員団がいわき入り。

衆議院から高橋ちづ子・塩川鉄也・梅村さえこ・堀内照文・藤野やすふみの5人、参議院から倉林明子・田村智子の2人の計7人の議員団です。そして、いわぶち友・参院比例予定候補です。

最初に、9月5日に国によって避難指示が解除される楢葉町のみなさんとの懇談に同席しました。いわき市内の4か所の仮設住宅から来ていただきました。

150809楢葉町民懇談2

「帰れるというなら、そう決める人自身が子どもたちといっしょに半年でも住み続け、そこで水を飲み、食事をし、帰れる証明をすべきだ」の言葉にみなさんの気持ちが集約されている思いです。

隣近所の人たちと元の暮らしができることが「帰る基準」であって、津波で家が流されたままの人もいれば、家を取り壊してまだ家もない人もいれば、これから取り壊す予定の人もいれば、入居を希望する災害公営住宅もできておらず、まして農業で暮らしていける展望がまったくない、こういう現実と住民の思いを総理大臣に伝えてほしい、と、思いのたけを語ってくれました。

150809国会議員団懇談

その後、場所を移動し、原発労働者、いわき市民訴訟原告団、馬場績(ばば・いさお)浪江町議、畑中ひろ子広野町議、いわき市議団、それに宮川さんと私のいわき選出の県議との懇談です。

それぞれから実情と国・国会議員への要望が出されました。

150809郷ヶ丘盆踊り

家にもどると、地元では「第35回郷ヶ丘新盆供養盆踊り大会」。

いつにもまして子どもたち、小さい子連れの若い夫婦が多かったように感じます。

平和のつどい展示

150809集団的自衛権

午前中、「第12回いわき平和のつどい」の展示コーナーを見ました。

いわき革新懇による「集団的自衛権を考える」。おもにこの間の新聞記事から、元自衛隊員の声、歴代内閣法制局長官、自民党元幹部の意見。「違憲だ」「撤回を」といった声です。

150809東京大空襲写真

新日本婦人の会いわき支部は「戦争遺品から見る戦争と平和」。遺品だけでなく、東京大空襲時の写真も展示しました。

150809戦争遺品

非暴力平和隊・日本からは「真の『積極的平和主義』とは」。今年2月に「朝日新聞」の「声」欄に掲載された投書を題材に、「非武装・非暴力・不服従抵抗による自由と権利の防衛」を訴えています。

150809常磐炭田動員

サークル「平和を語る集い」は「戦時中、常磐炭田に動員された朝鮮人」。2005年から毎年のように韓国を訪問し、戦時動員被害者から聞き取りをしている調査報告です。

いわき原水爆禁止協議会・平和委員会は写真パネル「原爆と人間」の展示。

150809教育再生

県教職員組合いわき支部・県立高校教職員組合いわき支部・いわき子どもを育てる会は合同で「憲法と教科書」。教育再生の名で、「思想統制」「教育統制」「人格統制」「財政統制」「行政統制」の五本の矢の解説が明快です。

150809戦中中学模試答案

戦時中の中学校入学のための模試答案では、「支那人に對してどんな心持」の問いに「僕らは支那人を導びいて正しい道を教へなければならない先生です」と書かせる教育の現実。

150809戦中中学模試答案前

それぞれの団体から、それぞれの展示についての解説がありました。

憲法共同センター宣伝/憲法違反が明々白々の戦争法案を告発/いわき平和のつどい/86歳の小島美子さん/怒っていることが長命の秘けつ

150808憲法小名浜2

「日本国憲法を守るいわき市共同センター」による、戦争法案の廃案をめざす小名浜での宣伝行動に参加しました。

小名浜地域と職場から、手作りプラスターや横断幕を持って参加するみなさんといっしょでした。

150808憲法小名浜

戦争法案が参議院で審議が始まり、対テロ戦争では政府が「後方支援」という言葉でごまかそうとする「兵たん」が戦争そのものであること、集団的自衛権の海外での自衛隊による武力行使に歯止めがなくなり、自衛隊の「合憲」根拠すら破たんすること、兵たんの大幅な拡大で、核兵器・クラスター爆弾・劣化ウラン弾の輸送もできることなど、憲法違反が明々白々となるばかりです。

私はこれらを告発し、戦争法案廃案へ、みなさんとともに安倍政権による採択はできない状況へ追い込むことを心から訴えました。

スーパー前でしたが、参加していたみなさんがびっくりするぐらい、通りかかる車から手を振ってくれたり、クラクションを鳴らしてくれる人が多かったです。

150808平和つどい・小島とみこ

午後からは、きょう・あすと開催される「第12回いわき平和のつどい」初日の講演会がありました。

「ふたたびの戦前・戦後を70年で終わらせてはならない~研究者の視点から~」をテーマに小島美子(こじま・とみこ)さん。

小島さんは1929(昭和4)年生まれで86歳。福島県出身で、日本民俗音楽学会会長や国立歴史民俗博物館教授を歴任され、今は地元紙の「福島民報」日曜論壇の執筆でかっ達な発言を続けています。

12歳の太平洋戦争勃発時、「さあ、がんばろう、大東亜戦が終わるまで」と作文に書くほど「完全な愛国少女」にされていたことから話が始まりました。

150808平和つどい敗戦後、これまで教え込まれていたことは全部ウソだった、だまされていた、と気づき、「これからはぜったいにだまされない」の思いで政府やマスコミの言い分を聞くようになった、と。

今回の「安保関連法案」についても、「安保環境が変わったから」「切れ目なく対応したいから」の政府弁明には裏があり、一人ひとりがそのことに目を向けるべき、と強調されました。

講演後の質疑で、長命の秘けつはこうして怒っていることだ、とのこと。

唯一、JR線北側の定時定点/病院・施設の送迎バス運転手さんたち/平七夕/「100年を目指し」

150807清翔苑1

中2日を置いていわきへもどり、けさは「朝の定時定点」では唯一のJR常磐線北側へ行っての訴えです。先月17日に再開しました。

渡辺ひろゆき市議はじめ、地元・近隣の3つの党支部・後援会からの6人といっしょです。

病院や障がい者施設の送迎バスの運転手さんたち、それに通勤するみなさんからの声援にきょうも励まされます。

150807七夕

さていわきでは、きのう(6日)からあした(8日)まで、平一町目から五町目を東西に貫くバス通りを通行止めにし、加えて南北のレンガ通り、銀座通り・平和通りなど平(たいら)市街地一帯で「平七夕まつり」です。

150807七夕・特賞2

「100年を目指し大切に引き継いできた、平の夏一番の風物詩です」。たぶん(?)、今回で96回目だと思います。震災の年には、つめあとが通りや建物に残るなか、「92回」と私の記録にはあります。

150807七夕・浪江

「今年も健康まつりでお世話になるよ」と言う出店のだんなさん。10月4日に予定している浜通り医療生協のまつりのことです。ほか2店からも「はせべさん」と声をかけられました。

2人のお孫さんを連れた知りあいともばったり。

政府機関を呼んでの全員協議会/あべさんが第二原発廃炉や汚染水対策など/宮本さんが被災者生活再建支援策と賠償継続など

150806全協・あべ

きのうに続く県議会の全員協議会は、政府機関を呼んでの質疑でした。

前半は原発事故への対応などと除染・中間貯蔵施設について、後半が被災者支援・生活再建と福島復興・再生に関してです。

きのうは60分間を各会派の議席数を基本に割り振りましたが、きょうは前・後半それぞれ45分の割り振りです。

説明者は前半が原子力規制庁、経産省エネルギー庁、環境省、復興庁、後半が復興庁、内閣府、文科省、経産省エネルギー庁です。

共産党からは、前半にあべ裕美子さん、後半に宮本しづえさんが質疑しました。

あべさんは、第二原発廃炉を国として決断すべきこと、放射能で海を汚さないことを基本とした汚染水対策への姿勢などをただしました。

150806全協・宮本

宮本さんは、被災者の不安の国としての受け止めと支援策、避難指示解除へ向けた国として示す3要件の具体的対応、被害・損害が続く限り、生活再建支援策とともに賠償は継続されるべきことなどをただしました。

なお、きのう、きょうの質疑応答の詳細内容については、県議団ホームページにアップする予定ですので、その際はぜひご参照ください。

全員協議会で東電への質疑/「第二原発廃炉」「賠償と加害者責任」「廃炉作業」で20問/「人災か天災かで真剣に考えたことはない」「第二廃炉は未定」と東電社長

150805全協質疑

県議会の全員協議会があり、きょうは東京電力㈱を呼び、原発事故への対応などと、原子力損害賠償について質疑しました。

説明には東電社長、廃炉・汚染水対策最高責任者、福島原子力補償相談室長が立ちました。

自民23分、民主・県民連合14分、未来ネット9分、共産党9分、公明5分、福島・みどり4分の片道時間で6人が質疑に立ちました。

私は福島第二原発廃炉に関して2問、賠償と加害者責任について13問、廃炉作業にかかわって5問、計20問を用意しました。

150805全協・東電説明陣

なにせ9分なので1問あたりにすると30秒以内におさめ、なおかつ答弁に不満なときには突っ込みも必要でしたが、今回は割り切り、再質問したのは2~3秒の2問程度。

ぴったり9分間を使い切りました。

それにしても廣瀬直己社長が、「原発事故は備えが不足した人災だったとの認識で加害者の自覚をしているか」の質問に、「人災か天災かを真剣に考えたことははない」と言い出したことには驚きました。

150805全協・東電社長

要は、“どうであろうとも真剣にとりくむ”ということなのですが、この間の裁判で、原賠法のもと、無過失責任かつ無限責任を負うのだから、過失を問われる筋合いはない、という「理屈」なのかと受け取らざるを得ませんでした。

第二原発廃炉は各議員が求め、私も「この場で廃炉を明言すべき」と迫ったのですが、社長は「未定」と繰り返しました。

聞いていた議員たちから怒りと不満の声が出されました。

小名浜の定時定点/県庁控室へ/全協へ向けた団会議

150804小名浜朝2

けさは小名浜での定時定点。地域・職場から7人のみなさんが出てきてくれました。

多くのみなさんが手を振って行ってくれます。

150804小名浜朝1

朝から日照りも強く、きょうも暑くなりそうです。

自宅からここまで宣伝カーを運転して約20分、20分強の街頭からの訴え、また自宅にもどり、約1時間。汗ばみました。

その後、約2時間かけて自家用車で県庁控室へ。

150804団会議

あす、あさってと県議会の全員協議会があり、原発事故対応などについて東京電力、政府機関を呼び、質疑します。その最終詰めのための団会議をしました。

私はあした、共産党を代表し、東電に対し片道9分間の質疑です。

150804本庁舎中庭

県庁本庁舎耐震工事が続き、私たちの控室は今月ほぼいっぱいは仮設庁舎内。本庁舎に行って、副知事室前の廊下から見た中庭。

戦争法案の憲法違反は浮き彫り/他国軍隊の武力行使と一体/自衛隊合憲論も破たん

戦争法案が参院で審議入りし、3日間の特別委での審議だけでも、この法案の違憲・危険性は浮き彫りです。

150730小池質問・兵たん

たとえば7月29日、小池晃議員は、海上自衛隊が戦争法案を説明した内部資料に、敵潜水艦を攻撃するアメリカ軍の対潜哨戒ヘリに、海自のヘリ空母が燃料を補給する図が描かれていることを示しました。

150730小池質問・兵たん死傷者

自衛隊がアメリカ軍と一体となった武力行使です。「後方支援」が「他国軍隊との武力行使と一体化しない」の説明はまるっきりのウソです。

150802井上質問・存立危機

また7月30日、井上哲士議員は、集団的自衛権行使により、他国領域での武力行使の例外を拡大しない法規定は困難という首相答弁を引き出し、時の多数派の政府の判断次第でいくらでも拡大できることが明らかになりました。

なにせ、「新3要件」のもと、「存立危機事態」の「速やかな終結を図らなければならない」ので、他国に対する武力攻撃を排除するには、他国の領土、領海、領空がその排除のための場所に含まれることは明らかです。

「必要最小限度の武力行使」は意味をなさないことになり、これまで、日本に対する武力攻撃の発生を前提に、「必要最小限度」の実力を行使するだけだから「自衛隊は合憲」としてきた理屈すら破たんです。

150803正華前

けさの地元2か所での定時定点で、そんなことを怒りを込めて訴えました。