県議会の全員協議会があり、きょうは東京電力㈱を呼び、原発事故への対応などと、原子力損害賠償について質疑しました。
説明には東電社長、廃炉・汚染水対策最高責任者、福島原子力補償相談室長が立ちました。
自民23分、民主・県民連合14分、未来ネット9分、共産党9分、公明5分、福島・みどり4分の片道時間で6人が質疑に立ちました。
私は福島第二原発廃炉に関して2問、賠償と加害者責任について13問、廃炉作業にかかわって5問、計20問を用意しました。
なにせ9分なので1問あたりにすると30秒以内におさめ、なおかつ答弁に不満なときには突っ込みも必要でしたが、今回は割り切り、再質問したのは2~3秒の2問程度。
ぴったり9分間を使い切りました。
それにしても廣瀬直己社長が、「原発事故は備えが不足した人災だったとの認識で加害者の自覚をしているか」の質問に、「人災か天災かを真剣に考えたことははない」と言い出したことには驚きました。
要は、“どうであろうとも真剣にとりくむ”ということなのですが、この間の裁判で、原賠法のもと、無過失責任かつ無限責任を負うのだから、過失を問われる筋合いはない、という「理屈」なのかと受け取らざるを得ませんでした。
第二原発廃炉は各議員が求め、私も「この場で廃炉を明言すべき」と迫ったのですが、社長は「未定」と繰り返しました。
聞いていた議員たちから怒りと不満の声が出されました。