外泊後体重は増える/最後のモノクローナル抗体療法/血管確保に難儀/素人考え/『日本の科学者』3月号

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自宅外泊直後には、やはり体重は増えるみたいです。

きょう、あすはいよいよ、予定していた入院治療最後のR-CHOP療法で、きょうはR(リツキサン)療法=モノクローナル抗体療法でした。

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点滴のための左腕からの血管確保がうまくいかず、けっきょく右腕から。

昨年末の4クール目終了後(12月11日)、こちらへ転院前の病院での中心静脈(CV)留置チューブが2か月経過したことから、感染防止のためにとりはずし、以来、通常の点滴として今回4度目。

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【2016.02.18 朝食】

とくにCHOPという化学療法点滴の刺激が強く、点滴を続けてきた左腕の血管にけっこうなダメージが蓄積していることから、点滴のための血管確保にも難儀するようなのです。

素人考えでも、CVのような手段が必要な気がします。

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それはともかく、点滴開始後はいたって順調で、開始から4時間7分後、午後3時27分には終了です。

あすの化学療法を乗り切れるか(!?)

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点滴中、『日本の科学者』3月号特集「福島原発事故6年目を迎える現実」を読みました。

原発事故を原因とする立件可能な案件はすべて提訴し、たたかう広田次男弁護士の「原発事故被害訴訟」、県民の置かれた現実と怒りとたたかい、復興への道を探る元中学教員・菅野偉男(ひでお)氏の「原発事故満5年目の福島」。

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【2016.02.18 昼食】

避難者に対し、「帰還」でも「移住」でもなく、「(超)長期退避・将来帰還」の選択肢を示し、被災者一人ひとりが今いる場所で生活再建できる支援を強調する塩谷弘康・福島大教授の「原発災害被災者住民の苦しみ」、汚染水の現状と実態とともに、対案の立案・実施に不可欠な地下地質・地下水の実態解明が不足していると指摘する柴崎直明・福島大教授の「福島第一原発の汚染水問題」。

また「レビュー」として、国際環境NGO FoE Japan の満田夏花(かんな)氏の「甲状腺がん『多発』の中、強引に進められる帰還促進政策」も掲載されています。

いずれも、原発事故は終わるどころか、ますます深刻化・複雑化し広がっている現実を垣間見ることができます。

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【2016.02.18 夕食】

自宅外泊も最後?/テレビ三昧の合間に/防衛装備庁/「積極的平和主義」の正体とその担い手/別れを惜しみ…/あす、あさってと8クール目R-CHOP療法

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長い入院生活と治療の合間の「自宅外泊」も今回が最後なのでしょうか、それとも…

きょうもテレビ体操から始まり、一日ゆったりと。

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午前も午後も、テレビ三昧です。

と言いつつ、合間に午前中は、『経済』3月号特集「軍学共同と戦争する国づくり」の読み残していた「防衛装備庁の発足」(阿戸知則著)、「軍産複合体について」(西川純子著)の2論考を読みました。

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昨年(2015年)10月1日に新設・発足した防衛装備庁は、装備品の調達、研究・開発を一元化し、装備行政全般を扱います。

それまで防衛省・自衛隊内では、装備政策を担う経理装備局装備グループ、装備品等の調達実務を担う装備施設本部、研究開発実務を担う技術研究本部、陸海空の各自衛隊の装備品取得を担当する各幕僚監部の装備取得部門にそれぞれ、その機能が置かれていたようです。

軍備強化のため財政民主主義を損ない、武器輸出のために軍需産業を国際競争力を勝ち抜く産業として育成強化し、軍事技術のために大学を軍事研究に取り込み、武器を手段にした外交を展開することが正体の「積極的平和主義」を推進させるねらいが見えてきます。

装備庁はまさにその担い手のかなめになるのではないでしょうか。

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お昼には、きのう、使い忘れた実家のネギをいれ、また自家製ラーメン。

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ペロとの別れを惜しみ、夕刻までにはまた病室へもどりました。

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あす、あさってと8クール目の最後の「R-CHOP療法」で、あしたがR(リツキサン)、あさってがCHOP(チョップ)です。

定期処方薬に加え、あしたのリツキサン副作用予防用に、解熱鎮痛剤と抗ヒスタミン剤が今晩の食後からの3食後×2日分。定期処方薬と合わせてその仕分けが戻ってからの最初の仕事でした。

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【2016.02.17 夕食】

気分転換の一日/テレビ体操/古紙処分作業/自家製ラーメン/洗濯物/情報・ニュース・ドラマ

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きょうは自宅で一人でゆったり。文字通りの「気分転換」を目的とした自宅外泊です。

目が覚めたのはずいぶん早かったので、テレビ体操も余裕で。

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午前中は、例によって(?)、古新聞の処分のための作業。新聞だけでもなく、合わせると10〆ぐらいの古紙を麻紐できつく縛る作業となり、汗ばんだりして…

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昼食はまた例によって(?)、自家製ラーメン。冷蔵庫野菜室にある、妻の実家(義父)製野菜中心に、食べてみたい具だくさんラーメン。

午後は、洗濯機が朝のうちは仕事中だった洗濯物干しを妻から言われていたことを思い出して急いで…

その他の時間の大半はテレビ視聴。昼間は情報・ニュース番組、2時間ドラマの再放送番組が半々といった感じ。

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白血球数は戻り、自宅外泊へ/R-CHOP療法8クール後の追加的治療について説明

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月曜日のきょう、体重計にのると57.6kg。1週間たっても増えないのはなぜ?

やっぱりこれは、毎日欠かすことのないテレビ体操とスクワット・ダンベルの効果でしょうか。

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けさは7クール目化学療法後の2度目の血液検査のための採血を午前6時に。

5日前の最初の血液検査では白血球数が減少している状態でしたが、今回は無事、戻っている、とのこと。

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【2016.02.15 朝食】

白血球が減少しないようにするための皮下注射はきのうの11回で一応終えていて、きょうの検査で白血球数が戻っていなければ、再開するところでした。

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というわけで、きょうからまた2泊3日で自宅外泊です。

外泊する前の午前中、きょうは主治医から、今週末に予定している最後のR-CHOP療法後の追加的放射線治療の実施如何に関して妻といっしょに説明を受けました。

治療を始める当初、悪性リンパ腫の原発と目される小腸のリンパ節膨張部(一定の大きさのかたまり)がありました。

R-CHOP療法の2・4・6回目のあとのCT画像では、2回目後は残存がみとめられたものの、その後は少なくとも画像上は消失しています。

その最初にかたまりがあった場所に放射線を当て、残っている悪者を破壊するのが追加的放射線治療です。

治療にあたっての副作用の説明も受けたうえで、追加治療の選択をすることにしました。

その日程については、今週実施する8クール目のR-CHOP療法による治療が最終的に終える3月に入ってから、放射線科医のもとでの検査により、決まることになります。

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そういうわけで今は自宅。

大まじめにゆったりと気分転換ができます。

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タオルを使う体操/テレビをつけながら寝る…?/『経済』3月号

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日曜日のテレビ体操は、例によってタオルを使った体操。

これは先週とまったく同じ瞬間かもしれません。

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【2016.02.14 朝食】

朝はこうして順調にスタートしましたが、どうもここのところ、カレンダー上の休日に眠くなるような気がします。

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とくに午後には、1時5分からNHK再放送のブラタモリ「熱海温泉の秘密に迫る」、1時50分からNHKアーカイブスの、「核なき世界」訴えた湯川秀樹のメッセージ、を全編しっかり見るつもりが、それぞれ半分強ぐらいしか見られなかったかも…

まっ、ともかく、きょうは午前も午後も、テレビ番組を見るのを少し重視。

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こうして眠ったりしていた合間に、きのう届けてもらっていた、雑誌『経済』3月号を読んでいました。

大泉英次「戦後70年 日本の住宅問題」。「健康で文化的な住生活」の保障が住宅政策の根幹です。当面、借家政策における家賃補助制度の整備、公的住宅の供給増加が必要です。

今号の特集は「軍学共同と戦争する国づくり」。「軍学」ということで、防衛省・大学・研究機関だけの問題だとひとごとのようにしておくわけにはいきません。

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いろいろな問題がありますが、例えばJAXA(国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構)と防衛省との研究協力に関して。

もともと日本の宇宙政策は「平和の目的に限る」ことを基本に置いていました。ところが2008年、「国は国際社会の平和及び安全の確保並びに安全保障に資する宇宙開発利用を推進…」とする宇宙基本法が制定されてしまいます。

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【2016.02.14 昼食】

初めて制定されることになった宇宙基本法に、わざわざ宇宙の軍事利用容認を盛り込んだわけです。

これを受け政府は2012年、JAXA法の「機構の目的」条文にあった「平和の目的に限り」を削除しました。

防衛省はさっそく2014年8月の「宇宙開発利用に関する基本方針について」で、「JAXAにおける安全保障目的の研究開発が可能になった」として積極的にJAXAを利用し始めています。

なにせ立憲主義を知らない国家主義政府が、国家目的に科学を従属させようとしていますから、宇宙開発だけに話は限らず科学全般に及びます。

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【2016.02.14 夕食】

面会制限により、ホールで必要なものの受け渡し

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病棟入院患者のインフルエンザ感染者発生により、家族も原則として病室へ入れない面会制限となり、とりあえず当面、病棟ホールで必要なものの受け渡しをすることにしました。

「駐車場着」のメールが妻から届いたら、3分後には私が病室を出てホールへ行く、といった段取りです。

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【2016.02.12 朝食】

なにせ入院以来これまで、妻が泊まりの研修で朝、自宅にいない特別な日を除き、毎日来てもらっています。

自宅に毎日届く日刊新聞の3紙、着替え、替えタオルを持ってきてもらい、読み終わった新聞、洗濯用着替え・タオルなどを持ち帰ってもらう、というわけです。

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【2016.02.12 昼食】

その際、着替え・タオルなどが足りなくなっていないかの点検もしてもらっています。「着替え」は病室・病院内のことなので、パジャマと下着類だけ。

出勤前のことなので、8時の「朝ドラ」が始まる前には駐車場の車に戻るぐらいのせわしさ。

まぁ、最初の2か月強は、点滴台と24時間いっしょに移動しなければならない生活だったので、なにかと頼らざるを得ませんでした。そして丸4か月が経過し、あと2週間もすれば5か月。

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要するに、妻には病室まで来てもらうことが至極当たり前の「生活」だったものが、外的要因によってその生活に変更を加えるというエネルギー費消を要するため、こうして今、屁理屈をこねているところです。

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【2016.02.12 夕食】

きょうは7回目の化学療法後、白血球を減少させない10回目の皮下注射。今回の予定はあしたまでの11回だったと思いますが、翌15日の血液検査で血球数に問題がなければ、自宅外泊のつもりです。そして来週には8クール目、予定した最後のR-CHOP療法の実施のはずです。

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生活保護/貧困を加速させる悪循環/日本全体にとっての福祉の提案

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『生活保護』(今野晴貴著、ちくま新書)を読みました。

4年前(2012年)4月、「年収5000万円 超人気芸人『母に生活保護』の行天の言い分」というタイトルの記事が雑誌に掲載され、生活保護制度への「バッシング」が異様に高まりました。

この事件をきっかけに、翌2013年の国会に、保護給付の削減、申請の厳格化、罰則の強化などの生活保護法改定案が提案され、その審議の真っただ中に本書は書かれています。(改定案は通されてしまいます)

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「バッシング」が高じるあまり、冷静に「社会保障制度」としての生活保護の機能が議論されず、「思考停止状態」の中で、制度改革論が先行しているように見える事態に強い危機感を持つ、と著者。

著者は大学在学中の2006年、若者の雇用問題に取り組むNPO法人「POSSE」を立ち上げ、09年からは生活保護の相談も受けていました。

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相談の実態から浮き彫りとなって見えてきことは、生活保護行政にかかる遠大な労力が、貧困の削減や自立の促進ではなく、「救済すべき貧困者かどうか」を審判するために用いられ、貧困をますます加速させていく悪循環。

この悪循環が違法行政とともにどのように成立しているかに迫り、なぜバッシングが生じるかを考察し、これらの実態から、日本全体にとっての福祉をどう構築するか、新しい問題提起の書です。

重力波検出/略語や横文字検索/気になる体温

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きょうの大きなニュースは、全米科学財団と国際研究チームが、重力波を世界で初めて検出することに成功したと発表したことでしょう。

重力波望遠鏡LIGO(ライゴ)を使って、2つのブラックホールの合体によって発せられた重力波を検出した、とのこと。

「LIGO」とは、レーザー干渉計重力波検出器(Laser Interferometer Gravitational Wave Observatory)。

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重力波の存在は100年前にアルバート・アインシュタインによって予言されていたものです。

日本でも、KAGRA(かぐら)によって重力波初検出をめざしていましたが、先を越された格好になりました。

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ちなみにKAGRAは公募で決まった愛称で、 「KAMIOKA GRAVITATIONAL TELESCOPE(神岡重力望遠鏡)」の略だそう。命名者によると、この名前には、「神楽(かぐら)は神に奉納される歌舞。天体が踊って作る重力波にぴったり」「”神”岡で素晴らしい成果を挙げることを”楽”しみに待ちたい」 といった思いをこめた、とのこと。

その望遠鏡の正式名は大型低温重力波望遠鏡 (LCGT =Large-scale Cryogenic Gravitational wave Telescope)というんだそうです。

略語や横文字が多いので、なんだかきょうは、これらのネット検索に時間を費やしていました。

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【2016.02.12 朝食】

それにしても各局とも、朝から晩まで、女性タレントとのスキャンダル報道があった自民党の宮崎謙介衆院議員(京都3区)の、議員辞職会見を含めて費やす時間が驚くほど長い! (と感じる!)

番組によっては、会見内容を想定し、コメンテイターも決め、番組時間配分などもそれぞれあらかじめ決めるのでしょうが、それにしてもあまりの内容のなさにはあきれます。

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【2016.02.12 昼食】

ちょっと気になるのは私の検温時の体温。

午前中9時過ぎが36度8分。

午後2時過ぎに37度1分。

そして夜になって8時過ぎに37度2分。

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こうして徐々に数字が上がることはあまり気持ちのいいものではありません。

けさ読み始めた新書、まもなく終えそうです。

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【2016.02.12 夕食】

「地方消滅」・「地方創生」/憲法を輝かせる

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『地方消滅論・地方創生政策を問う』(岡田知弘・榊原秀訓・永山利和編著、自治体研究社)を読みました。

「地域と自治体第37集」ということです。

本書の生い立ちなどについて、著者たちの言葉から勝手に抜き出すと、次のようなことです。

国交労連、自治労連、行財政総合研究所、地方自治問題研究機構の4者に所属する著者たちは継続した調査、研究に携わっていますが、2010年ごろから合同研究会を立ち上げ。

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一昨年の2014年ごろからは、安倍政権の改憲活動と地方分権、道州制移行とが深くつながり、そこに「地方創生」が合流し、2020年ごろをめどに新自由主義的改革が日本の将来に重大な偏向をもたらす可能性を強く意識せざるを得なくなりました。

こうした事態の進行は、市民・住民主体の地方自治自体を危機に陥らせることから、その根本を解明し、憲法を現実に活かせる国と地方の行財政のあり方を論議する課題の解明作業が不可欠です。(以上、「あとがき」から)

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安倍政権の「地方創生」とは、「金融・開発・知識集約化産業の司令塔である首都圏を頂点とした新たな国土再編成の下で全国の地方経済をグローバル化にふさわしい形での役割分担に編成替えする荒療治であり、歴史的に積み重ねられてきたローカルな特色と多様性を一掃することが本音」です。

豊かさと幸せが実感できる国づくりの基本政策の理念は、「地方創生(記憶を消し去る地域づくり)ではなく、地域再生(記憶を重ねる地域づくり)」でなければなりません。

ドイツ、イタリアなど中部ヨーロッパの先進諸国では、地域資源と技能熟練を重視した地域内循環型の文化型産業も重視した産業振興政策を実施しているため、小零細企業の比重は21世紀に入ってからも低下していない、とのこと。(以上、「第10章」から)

いずれにせよ、憲法を輝かせる日本社会構築へ向けて正念場です。

朝日に照らされ/小泉元首相が「原発ゼロ」訴え/面会制限

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けさの日の出の時間、病室の窓外の正面に見える雇用促進住宅の最上階が朝日に照らされる景色に初めて気づきました。

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【2016.02.11 朝食】

目に見えた輝きはもっとピカピカしていました。

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きのうは、「福島県内の全原発の廃炉を求める会」主催の企画に小泉純一郎・元総理がいわきへやってきて講演しました。

「首相時代に原発推進論者の主張をうのみにしていた」「信じていた自分が悔しくてたまらなかった」「原発をゼロにしても自然エネルギーで代替できる」と訴えた、とのこと。

現役首相が決断すれば、原発ゼロは直ちに実現可能です。

左側が「朝日新聞」福島浜通り版、右側が地元紙の「福島民友」。

講演会に参加した宮川えみこ吉田英策両県議、伊藤浩之・いわき市議の報告も参照。

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1週間の入院定期処方薬がきょうの夕方分で切れるため、あす朝からの1週間分の薬がまた届けられました。

とりあえずまた、あす朝と昼分の仕分け。

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【2016.02.11 昼食】

病棟では、入院患者へのインフルエンザ感染者が増えていることで、家族も含めて面会制限が原則とされています。

私の場合は、主治医からもきのう言われましたが、白血球が減り、何らかの感染があると大変なことになりかねない、というのがここ数日の事態。

来週15日の検査で白血球数が戻っていれば、「自宅外泊」をするつもりではいるのですが…

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【2016.02.11 夕食】