4人に1人は年収200万円以下/記者の努力は?

国税庁が9月28日に公表した「民間給与実態統計調査」で明らかになったことがきょうの「しんぶん赤旗」1面トップ(A版)で報じられています。

99年から09年に年収300万円超2000万円以下が激減し、300万円以下の低所得者層が急増、とくに200万円以下は296万人の増加で1099万人、民間企業の給与所得者の24.4%です。

99年は派遣労働が共産党以外の自民、公明、民主、自由、社民の各党の賛成で原則自由化された年です。共産党は「派遣労働者保護法」案を提出していました。04年には自民、公明、保守の各党が製造業にまで派遣労働を解禁する法律を通し、ワーキングプアの増大に拍車をかけました。

正規社員として働く場をなくすことに、政治がどれだけ加担してきたか。

こういう事実を大企業マスコミは有権者に知らせるどれだけの努力をしているのか、はなはだ疑問です。末端の記者の努力は活かされないのでしょうか?

市民体育祭/楽寿荘30周年/住民の願い

これ以上ないような秋晴れのもと、「第20回郷ヶ丘地区市民体育祭」がありました。私も50代のプログラムに出ないとならない、と自覚はしていますが今回は(も?)出場はパス。

開会式後の準備体操後、役員のみなさんにごあいさつしました。けさはテレビ体操が終わる6時35分起床の寝坊だったので、ちょうどよかった。体操するとなにかすっきりします。

午後は私も役員を務めている社会福祉法人・楽寿会の「特別養護老人ホーム楽寿荘創立30周年記念祝賀会」。

施設がある地域でお世話になっているかたがたや、市内の特別養護老人ホーム施設長のみなさん、職員など100人ほどの祝宴でした。

木村守和理事長が「社会保障支出が増えると行政の財政がパンクする、という話をする人もいるが、医療や介護が必要になったときに安心して受けられる体制を整えることこそ住民の願い。その整備は雇用の創出にもつながるはず。地域の医療・福祉のセイフティネットワークを築きたい」とあいさつされました。

乾杯後の祝宴では参加されたみなさんといろいろなお話をすることができ、有意義な時間でした。

夕刻にはほんとうに久しぶりにペロと小一時間の散歩。稲刈りの様子やあぜ道のヒガンバナなど、暑い夏のあとの季節を感じてきました。

佐藤かつろう知事候補/団体訪問/ご近所

朝の定時定点の街宣後、党公認で県知事立候補予定の佐藤かつろうさんと合流。

吉田英策党地区副委員長といっしょに市内各団体を訪問し、ごあいさつしました。

教育、医療、中小業者、農業、漁業、女性、労働者など9団体。教育現場、開業医や救急現場、農家の現場などの実情と政治や行政への切実な要望を聞くことができました。

午後は高橋あき子市議とかつろうさんと引き続き9か所を訪問。林業、建設業、障害者施設、商業関係など。どこでも有意義な懇談ができました。

夕刻は自宅にもどり、地元の住宅街を訪問。通信を配布し続けている地域でもあり、顔をあわせる機会もあるご近所で、いっしょに歩いてくれた後援会員も元気をもらった様子で、ほんとうによかったです。

伊波・イジュ対談/米軍は航空法不適用/懇談会

「民医連新聞」9月20日号で、伊波(いは)洋一さんとイジュ(伊集)唯行さんの対談が掲載されています。

伊波さんは宜野湾市長で、11月28日投票の沖縄県知事選挙に立候補を表明し、イジュさんは沖縄医療生協理事長。お二人は普天間高校の同級生。

伊波さんの話では、普天間飛行場は日本の航空法での飛行場の安全性を備えていないにもかかわらず、日米地位協定によって、米軍機が日本の航空法の適用がないんだそうです。

要するに日本政府は、安保条約の枠の中で、世界一危険な「飛行場」を「施設提供」しているわけです。

宜野湾市として、政府がこんな危険な飛行場を米軍に提供することが許されるのか、と提訴の準備中だそうです。

きょうは夕刻に高橋あき子市議と「議会報告と懇談会」。市議の地元での恒例といっていい集まりになっています。

地上デジダル放送への対応や、沖縄基地問題と日米関係など、それぞれのテーマで時間をかけて話し合いたい疑問や意見が次つぎでした。

街宣/「蟻の兵隊」/実家

福島高専近くの街道沿いでの朝の定時定点の街宣後、きょうは1日、内郷での行動でした。

まずは恒例のスーパー前での街宣を参加者全員で。

駐車場からの声援、通りかかる車からの声援にみなさんが手を振って応える気持ちのいい宣伝でした。

午前中は、歩くのも不自由な80代の「蟻の兵隊」体験者でもある後援会員が、これまで支援してもらっているかたがたをどうしても自分で歩いて案内したい、と。

4軒でしたが、行く先々で歓迎され、私は感動するばかり。あるお宅では、「あんたが生協病院というから言うけど、妹がずっとボランティアをしてたんだよ」と。つい先日、私はそのかたと話を交わしたばかりで、「歩いて話してみないとわかんないもんだねぇ」と。

午後は母親と実家の隣組や近所にごあいさつ。私が高校生まで過ごした地域でもあり、同級生の実家や恩師もおり、激励に次ぐ激励で、力づけられるばかりでした。ほんとうにありがとうございます。

雨中の定時定点/健康まつり協賛広告/訪問

夕刻まではずっと雨模様でした。

そんななか、朝の小名浜での定時定点の街宣には医療生協職員後援会の3人が何事もないかのように出てきて、傘をさして「旗持ち」をしてくれました。感謝するばかりです。

日中の街宣行動予定はキャンセルし、浜通り医療生協が予定している来月の「健康まつり」に協賛広告をお願いしていた開業医や事業所をたずねました。私の組織部長時代に新たに協賛していただいたみなさんです。

行けば必然的に民主党政権の公約反故、県知事の説明なしのプルサーマル導入への怒り、来年の県議選の話です。

雨が上がった夕刻は、予定通りに地元後援会員と私が住む住宅街の訪問。「かけはし」を配り続けている地域なので、みなさんからの暖かい声には励まされ、力づけられます。

インフレーション宇宙

『インフレーション宇宙論』(佐藤勝彦著、講談社ブルーバックス)を読みました。

1981年に著者らが提唱したこの理論は、ビッグバン理論だけでは宇宙創生について説明しきれない困難な問題に、物理学の言葉で答える理論として提案されました。

当初は突拍子もない説という見方もあったようですが、今では標準理論として認知されるまでになっているようです。

本書はこの理論の提唱者が、この理論を中心にまとめた本としては初めてだそうです。しかも、朝日カルチャーセンター教室での講座で話した内容を、語り口調そのままにまとめられているので、「思いきりやさしく書いた一番わかりやすいインフレーション理論入門」の書にもなっていると思います。

訪問/庶民の正論/生協労組

月曜朝の自宅近くでの定時定点の街宣後、午前中は平の赤井地域、午後は神谷(かべや)地域のそれぞれの後援会員と訪問しました。

しんぶん赤旗読者や後援会員のお知り合いなので、「赤旗に入ってるチラシの写真の人だよね」、「長谷部さんだよね」と声をかけていただく場面もしばしばです。

「暮らしの感覚がまったく欠けている。テレビでの言動にもあきれるばかり。私たちの声を届けてほしいし、私もがんばりたい」という高齢者。

「日の当たるところばかりに目がいく政治は政治じゃない。利益の再分配を機能させるのが政治じゃないか。プルサーマルだって、受け入れていいのか。政治がおかしい」と訴えるかた。

庶民の正論を活かす政治にほんとうに近づけたい、とつくづく思います。

夕刻は浜通り医療生協労組の定期大会でごあいさつ。県医労連、市労連、小名浜地区労の代表といっしょでした。

私は来月の県知事選挙にかかわり、県議会のオール与党が大規模事業優先の県政を支えている実態、子どもの医療費無料化年齢が県内市町村でばらばらで、県が県民の暮らしや市町村の施策を応援すべきことを話しました。

散歩/訪問

けさは8時前、久しぶりにペロと散歩。途中、「前はけっこう会っていたなぁ、20日間ばかり歩いてなかったもんだから久しぶりだ」と、ペロに声をかけてくれるかた。

きょうは一日、訪問して歩きました。午前中は私の職場だった病院の職員宅。職員は仕事などで不在がほとんどでしたが、ご家族から頼もしいお言葉をかけられ、ほんとうにありがたいばかりです。

午後は医療生協の党後援会員や職員後援会員と、医療生協でお世話になっているかたがたをたずねました。

ここでもまた、ご本人不在ながら、ご家族から激励と叱咤のお言葉。なかには、「長谷部さんはウチの仕事上のお客さんなんです。それはそれとして、応援してます」と息子さん。

あるかたは、「自民もだめだが民主もだめじゃないか。政党そのものが宗教団体なのも話にならない。共産党を応援してくれ、と言って歩いてるんだ。がんばってくれ」と。

2枚ともわが家の庭。

人とつながり

このところ、ご近所を訪問しています。県議現職時から私の通信を配っている住宅地でもあります。話を交わす機会がそうあるわけでないので、お会いするとさまざまな人とつながりを実感します。

この地域のサークルがなくなってしまい、別の地域の同じサークルに出かけているかたがいて、「あちらでは医療生協のかたが多く、あなたの名前がよく出てくる。だから私は、その人はうちの近所に住んでるんだ、と言ってるんだ」と。

男性のひとり暮らし高齢者で、初めてお会いするかたでした。

別の地域を訪問していたときに、「あなたの近所の甥が、長谷部さんが来たよ、と言ってたよ。卒業した小学校がいっしょだって」と言われたり。

「あなたの姪を妻が担任したんだ」とは教員OB。

何よりうれしいのは、通信を読んでくれていて、その感想と激励を受けること。続けていてほんとうによかったと思います。